犬の好きなことと嫌いなこと それぞれの個性を理解する大切さ

犬の好きなことと嫌いなこと それぞれの個性を理解する大切さ

多くの飼い主さんが調べる「犬種の特徴」。多くの飼い主さんが持っている「先入観」。しかしそれ、本当に愛犬は当てはまっているでしょうか?100頭100彩の犬の気持ち。パパママ「ダメ犬」なんて言わないでね。愛すべき「犬?らしからぬ愛犬♡」は世界中でONLYワン!

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犬たちの本音「食べ物の好みだってあるんだよ」

食べ物と犬

産まれてからずーっと、虹の橋へ駆けていくまで毎食同じご飯を美味しそうに、嬉しそうに食べる犬も多くいます。しかし、本当に犬はドッグフードが「好き」なのか?

与えられるご飯を食べ続けてくれるのは、飼い主としては大助かりなことですが、「食」に対してこだわりがないわけではありません。犬にだって「好み」があるのです。

好き嫌いも叱らないでほしいのです

犬の世界は飼い主さんが作り出すとても狭い世界です。好きなお店に行って、自分の好きなものを買ってきて好きな時に食べられる犬は居ないでしょう。言葉を持たない犬の気持ちは、飼い主さんだけが分かる「特別な絆」があるからこそ察してあげることができます。

食べ物も、飼い主さんが与えてあげる食べ物が愛犬が口にできる「全て」です。もしかしたら、普段のご飯は「もらえるものは食べますよ」と満腹感はあっても幸福感は低いかもしれません。

そんな時、おやつでもらった食べ物がビックリするような美味しさだったら?食べ選びもするでしょう。ご飯を食べずに、あの忘れられない「おやつ」を待ち続けることもあります。

健康管理を考えれば、どんなに好きでもバランスのとれたご飯を食べてくれないと頭を悩ませてしまいますが、「味の好み」については叱らないでほしいのです。

私たちよりはるかに短い命、狭い世界で「好き!」を見つけられるなんてとっても幸せな体験だと思うのです。

「どうしてご飯ちゃんと食べないの?」と叱るのではなく、ご飯も大好きなおやつも食べられるような一工夫を考えてみてはいかがでしょうか?

食欲がない日もあるって知ってますか?

「犬がご飯を食べないなんて!?」病気なのか、どこか痛いのか?と心配になってしまいますよね。
でも、中には「自分の食べたい分だけ食べる」という犬も居るのです。

あればあるだけ食べて「もっと!もっと!」と催促する「食いしん坊さん」。こっそりドッグフードの袋を破って食べまくって病院へ救急搬送!なんて冷や冷やしてしまったという経験がある飼い主さんも多くいるようです。

ですが、「腹八分目」「お腹いっぱいだからもういいよ」と、適量だけを食べたい犬もいます。

のんびり、ゆっくり食べる犬もいれば、アッという間に食べ終わってしまう犬もいます。

日々の健康診断をしっかりして、健康体であることが大前提ですが「犬は皆、大食い!食いしん坊!」というわけではないのです。

犬は散歩が好きって誰が言ったの?

散歩を怖がっている犬

犬は外が好き、散歩が好き、ボール遊びが好き、走るのが好きと思い浮かべるだけでも「犬の好きそうなこと」はたくさん挙げられます。ですが、それってもしかして人間の「勝手な思い込み」だったりしませんか?

おうちが大好きなの!お外に出たくない!

まさか、散歩が楽しくないなんてちょっとビックリしてしまいますが「お外嫌い」な犬もたくさん存在します。

犬の図鑑には、

  • 活発な犬種
  • たくさんの運動が必要
  • 走るのが得意
  • ストレス発散は体を動かすこと

などと書いてあると、元気いっぱいいつもお散歩を楽しみにしているイメージを持ちます。でも、実際は「お散歩拒否」する「活発な犬種」の個体が存在します。

太り過ぎでもないし、お外で怖い思いしたわけでもないし、健康だし、家の中だと「とっても元気」、食欲もあるし…。ただ、ただ「歩きたくない」インドア派DOGなだけかもしれません(笑)

コタツが好き!ヒーターが好き!おうちが大好き!

長毛犬種で、寒い地域が原産国の犬種はみんな暑がりとは限らないのです。雪やこんこん♪「犬は喜び庭かけ回り」はもう古いのよ。と言っているかもしれません。

飼い主と一緒にコタツに入り、布団に入り暖を取り、ヒーターの前を占領している「ヌクヌク好き」の犬もいるのです。

雪を見ればきっと喜んで遊ぶだろう!と遠方まで雪を求めて愛犬のために旅行に出かけて、「寒いから早く帰ろう」なんて顔をされた飼い主さんは意外と多いのです。

何より、おうちが大好きでリードをみると隠れてしまう犬も居るほどです。

犬かき、犬泳ぎは「犬の特技」じゃないって

川で泳いでいる柴犬

犬はどの犬も「犬かきで泳げる」と思われがちですが、それは大きな誤解です。

どんなに練習しても、なんど教えても「犬かき」どころか見事に沈んでいってしまう犬もいます。「全ての犬が泳げる」という概念は捨てて「苦手なこと」なんだと理解してあげてください。

水辺で楽しそうに遊ぶ同じ犬種の犬たち

泳ぎが得意な犬種、苦手な犬種というのがありますが、「泳ぎが得意な犬種」であっても実際は泳げない場合もあります。

水に入れば泳ぎ始めると思い込んでいた飼い主さんが、まさか「愛犬が溺れるなんて」と驚いてしまうかもしれません。

同じ犬種の子たちの多くは、上手に泳いで楽しそうに遊んでいるのに「なぜうちの子は?」と不思議に思うかもしれませんが「泳ぎが得意なのはご先祖たちの話で僕は違うの」と言っているかもしれません。

どうしても、泳ぎを習得してほしいのであれば根気強く、楽しみながら励まして練習を重ねてあげてください。

傍に居るだけで良いの、抱っこは好きじゃないんだよ

抱っこを怖がっている犬

飼い主さんに撫でられるのが好き。抱っこされるのが好き。犬は人との触れ合いが大好きだと思われがちですが、そっと寄り添うのが大好きな犬もいます。

犬種の特徴して、体を触られるのが苦手という犬もいます。ですが「自分の意志」で触られたくない。という犬もいるのです。

触らせないのではなく「好きじゃない」だけ

  • 誰に触られても、無反応ではあるけれどどことなく嬉しそうじゃない
  • 抱っこしてもすぐに離れていってしまう
  • でも、気が付くとちょっとだけ触れて寝ている
  • すぐに手が届くところに居てくれる

そんな愛犬の様子に気が付くことはないでしょうか?

いつもべったり、「撫でで」と催促してくる犬もいるので「不愛想」な印象を持たれてしまうかもしれませんが、実は最大限の愛情表現だったりします。べったりはしないけど、いつでも存在を感じられるところに居たい。いつでも声を聞いてる。安心できる距離。そっぽを向いているようで、実は愛犬からの「信頼」の行動であることを誤解しないでほしいのです。

犬は夜行性?規則正しい生活を心がけているんです

暗い場所にいる犬

多くの飼い主さんが感じていることだと思いますが、「犬は夜行性ではありません」。正しくいえば、人間の生活時間に順応しているのが私たちの愛犬です。

夜中、外敵から襲われることもなく一人番犬として「護衛」する必要もなくなった現代を生きる犬たちは「夜行性」ではないのです。

早寝、早起き、規則正しい生活を

夜ご飯を食べて、飼い主さんがリラックスしている雰囲気を感じとれば愛犬も自然とリラックスして深い眠りにつくことができます。

犬は習慣学習する動物ですが、休日を理解しているかのように「休みの日はいつもの時間になっても起きてこない」など、人間の生活に柔軟に対応しているのです。

昼間も寝て、夜も爆睡している。

基本的には犬の眠りは浅く「物音」や「飼い主の動き」でサッと起き上がってきますが、まったく動じることなく寝ている犬や、寝ぼけてなかなかシャキッと行動できない犬もいます。
けして「怠けている」わけではありません。

飼い主さんに合わせて、生活しているだけです(笑)。

「寝てばかり」「いつも寝てる」それが仕事です

三食昼寝、夜も爆睡の愛犬たちに「羨ましい」と感じるお父さんたちも多いかと思いますが、これは立派な仕事です。

夜はしっかり寝て、美味しいご飯を食べて、昼間もおとなしく寝ています。

これは僕たち、私たちが家族として生きていくための「ライフスタイル」なのです。

いつも寝ていても、寝坊してお見送りができない日があっても、早寝してお帰りが言えない日があっても、それが犬たちの家族としての「お仕事」なのです。

まとめ

カーペットに伏せている犬

「犬だから」「この犬種だから」という特徴などは多くの場合、なんとなく当てはまっているなと思うかもしれません。

ですが、「犬」や「犬種」にある「固定概念」にまったく当てはまらない個性的な愛犬もいます。

仔犬のうちは感じられなくても、歳を重ねるごとに「犬らしくない習慣」が現れてくることがたくさんあります。

犬図鑑などを読むと「ぜんぜん違うじゃん!」ということもたくさんあります。

それぞれの家庭で、それぞれのパートナーとして育っていく中で磨かれていく「犬の個性」は他と違っていて良いと思いませんか?

同じ家庭で育つ犬でも、長男長女と末っ子では性格も特徴も大きく変わることもあります。

どの子にも飼い主さんだからこそ愛せる「犬だから」ではなく「うちの子の特徴」は、面白エピソードがつまっていますよね。

それぞれの愛犬の個性はどんなことでも「最高!」なのだと、愛犬自慢してみましょう♪

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