犬が「好きなもの」
今回は犬が「好きなもの」と「嫌いなもの」をご紹介していきますが、「もの」というのは物はもちろん、音や匂い、環境なども含まれています。それをご理解いただいた上で、まずは犬が好きなものを見ていきましょう。
おやつの袋の音
まずはおやつの袋の音です。おやつの袋の音は、袋を開ける時に「シャカシャカ」という音が鳴りますよね。この音を聞くだけで愛犬が寄ってくる、というご家庭も多いのではないでしょうか。
実際には袋の音が好きなのではなく、その先にある「おやつがもらえるかも!」「美味しい物が食べられるかも!」という期待感にワクワクしているのですが、この気持ちを生み出すおやつの袋の音が犬を幸せにしていることも確かです。
中には自分のおやつの袋の音だけでなく、飼い主さんが食べているお菓子の袋の音などにも反応する食いしん坊な子もいます。
音の出るおもちゃ
次に音の出るおもちゃです。「プー」「ピッピッ」など、音が鳴るおもちゃには様々な音が隠されていますよね。この音が出るという仕組みに興味を持つ犬は非常に多いです。
皆さんのお家の愛犬も普通のおもちゃより、音が出るおもちゃの方が食いつきが良いということはありませんか?また暇があると「プップッ」とおもちゃを鼻で押して遊んでいるという姿を見かけることもあるでしょう。このように「音が出るもの」には犬は反応しやすく、興味を示しやすい傾向が強いです。
お肉
ここで食べ物が登場します!犬は食べられる物は全般的に大好きですが、そんな食べ物の中でも特に好きなものが肉類です。やはり肉食動物ですので、お肉が最も好物であり、食べやすい、消化しやすいという点が挙げられます。
野菜や魚よりもお肉が好きという好みについてはドッグフードで明らかになる事が多いです。ドッグフードには多くのフレーバーが用意されていますが、その中でもキチンなどの肉のフレーバーを好む子が多いです。
またお肉が好きな子が多いため、豚肉やササミなどを茹でて与えているというお家も意外と多いですよね。やはり野性時代の名残が残っており、野菜よりもお肉の方が好きという子が多いようです。
犬が「嫌いなもの」
ここまで3つの犬が好きなものをご照会して参りましたが、続いては犬が嫌いなものをご紹介していきます。きっと皆さんも愛犬に当てはまるものが必ずあるはずです。
突然の大きな音
犬は聴覚が非常に優れているため、音には敏感です。好きな音がある一方で、突然の大きな音や「パンッ」というような破裂音などは嫌いな子が多いです。
よく工事の音や雷の音が苦手という犬がいますが、これも突然の大きな音、あるいは聞き慣れない大きな音に驚いてしまい、恐怖心が高まっていることの表れでしょう。
他にも大好きな飼い主さんの声であっても、突然大声で怒鳴られたりすると恐怖を感じてしまったり、中にはトラウマになるという子もいますので、叱る時は大声で怒鳴りつけるのではなく、低い声で静かに叱るようにしましょう。
きつい匂いがするもの
男性女性に関わらず多くの人が付ける香水も犬は苦手です。正確に言えば、匂いのきついものは嗅覚の優れている犬にとって、非常に不快な存在なのです。
香水はもちろん、タバコやアルコールの匂いなども人工的な匂いのため、嫌いという犬が非常に多いです。中には「タバコを吸った後は愛犬が自分に近寄ってきてくれない」と嘆いている飼い主さんもいるほどです。
人間も普段は嗅ぎ慣れていない強烈な匂いがすれば不快に感じますよね。犬にとって香水やタバコの匂い、中にはヘアスプレーや制汗剤の匂いでさえも不快に感じる事があるのです。
1人ぼっち
最後に犬がとにかく嫌うものが「1人ぼっち」という状況です。主に挙げられる状況がお留守番でしょう。飼い主さんが外出しようとすると後をついて回るという子も多いはずです。
これは犬は元々集団行動をしていた動物であることが関係しています。仲間と群れを作り、常に一緒に行動していた犬だからこそ、1人ぼっちになる事に寂しさや孤独を感じてしまい、ストレスになってしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この他にも犬が好きなもの、あるいは嫌いなものはたくさんあります。皆さんの愛犬はどのようなものが好きで、何が嫌いでしょうか。日頃から愛犬の仕草や行動を観察し、好きなものと嫌いなものを把握しておきましょう。