反抗的な態度をとる理由1:自分がリーダーだと思っているから
甘やかして育ててしまうと、犬は自分がリーダーだと思って日々過ごします。
そうすると、飼い主さんや他の人に対して「僕(私)の言うことを聞け!」「だまれ!」といったニュアンスで反抗的に見える態度をとります。
犬は自分がリーダーだと思うと、下のものを守ろうと自分がしっかりしなければならないと一生懸命になります。
この心理が、反抗的に見える問題行動の数々に繋がっていくのです。
改善するには、飼い主さんが愛犬のリーダーにならなければいけません。
リーダーになるとは、決して「犬を従わせ、ぞんざいに扱う」ということではありません。
飼い主さんが愛犬にとって頼れる存在になることです。
「もううちは舐められているからダメだ・・・」と諦める必要はありません、愛犬との関係はいつでも修復できます。
反抗的な態度をとる理由2:納得できないことがあったから
犬は自分で考え、自分で行動できる生き物です。ですので、犬にとって納得のいかないことや、理不尽なことが起これば「どうしてなの!?」と反抗的な態度を表すことによって自分のキモチを表現します。
こうした態度を取ったときは、犬が納得できるように分かりやすく説明してあげてください。よくやってしまう犬が混乱する例として、今までは褒めていたことを急に「ダメ」としたりすることです。
反抗的な態度をとる理由3:怖かったから
犬にとって怖いことをされると、恐怖心から反抗的に見えるような態度を取ってしまうことがあります。たとえば、飼い主さんにキツく怒られた場合、「ガルルル・・・」と歯を見せながら威嚇したりします。
もし、しつけとして叱っているときにこのような態度を愛犬が見せているならば、怒り方が少し怖すぎるかもしれません。低い声で「ダメ」や「イケナイ」と真剣な表情で伝えれば十分ですので、是非試してみてくださいね。
反抗的な態度をとる理由4:反抗期だから
犬にも人間と同じように反抗期があります。犬種や個体差はありますが、小型犬では5ヶ月前後、大型犬では10ヶ月前後頃に反抗期はやってくると言われています。
メス犬は初めての発情期が来るころで、オス犬はマーキングが始まるころが目安です。反抗期は、自我が目覚めて成犬になるために必要な時期なので、しつけで改善しようとするのは逆効果です。
反抗期を乗り切るポイントとして、
- 今まで通りに接する
- 毅然とした態度をとる
- ワガママは聞かない
- ダメなことは「ダメ!」分かりやすく教える
ことなどが挙げられます。
愛犬に反抗期が来ても「あ、この子にも来たのね♪」と大きく構えて愛情深く接しましょう。飼い主さんがリーダーだと理解できれば、自然と収まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そうだよね!と思う理由から、え!そうだったの?と意外なものまであったと思います。
犬も自分の意思があるので、犬のキモチを考えると納得できますよね。改善できる理由は改善して、愛犬とより仲良しになれるといいですね!