ナメクジやカタツムリ対策していますか?
雨上がりのお散歩中、たくさんのナメクジやカタツムリがアスファルトの上を歩いているのをよく見かけます。
私も愛犬たちもナメクジやカタツムリを踏んでしまわないように注意して歩くのですが、お散歩から帰って手足を洗っているとき、長毛のポメラニアンの腕にある飾り毛にナメクジが絡みついているのを発見し、ギャア!と叫んだことがありました。
決してキレイなイメージのある生物ではないですし、ヌメヌメしていて気持ちが悪いですが、ただ気持ちが悪いから避けようということではなく、犬にとって危険な生物であるということを理解しておかなければなりません。
寄生虫を媒介する!?
ナメクジやカタツムリに対して、何か被害を及ぼすようなイメージはないのですが、農作物を食べてしまうことから害虫として指定されているようです。
とは言っても、犬を食べてしまうわけではありませんし、犬に寄ってくることもないですよね。
実は、ナメクジやカタツムリは犬に対して寄生虫を媒介する可能性が高い危険な生物なんです。
例えば、蚊はフィラリアという寄生虫を媒介しますが、ナメクジやカタツムリは肺虫という寄生虫を媒介し、犬に寄生した肺虫は、咳・気管支炎・嘔吐・下痢・麻痺・衰弱などの症状を引き起こします。
肺虫とは?
肺虫は豚肺虫属のFilaroides hirthiという線虫の一種なのですが、犬に寄生することはとても稀なことであり、ほとんど報告例はありません。
成虫は、酸素を体内に取り込む肺実質(はいじっしつ)と呼ばれる器官に、渦巻き状に寄生し、虫卵や幼虫を気道中に放出し、うんちの中に紛れ込みます。
多頭飼育である場合、一緒に暮らしている犬のうんちを食べてしまうことで感染するケースがあるようです。
特有の症状があるわけではないため、肺虫に感染していることに気づけないこともありますが、検便によって感染の有無を知ることができますし、定期的に検便することで予防することができ、感染していた場合には駆虫薬による治療が行われます。
ナメクジ&カタツムリ対策
私は、雨上がりのお散歩はナメクジやカタツムリに触れないよう、よーく見ながら歩くようにしています。
芝生に隠れているナメクジやカタツムリもいるので、雨上がりには芝生に行かないようにもしています。
愛犬たちの安全を考え、自宅で行っているナメクジ&カタツムリ対策についてもご紹介します。
塩をかけちゃう!
ナメクジやカタツムリを退治する方法として有名なのが塩をかけるという方法です。
カラダの水分量が多いため、塩をかけることでカラダから水分が抜けだし、退治することができるというわけなんです。
何も危害を加えていないナメクジやカタツムリに塩をかけてしまうのは申し訳ない気持ちもあるのですが、とても効果的な方法ですし、どこの家庭にもあるであろう塩で退治できるので、ついやってしまいますよね。
カフェインが苦手!
まだ実践してことのない方法なのですが、ナメクジやカタツムリはカフェインが苦手だと聞いたことがあります。
カフェインといえばコーヒーをイメージしますが、カフェインの多いお茶でも良いそうです。
本当にカフェインが苦手なので実践してみたいです。
駆除剤を使う!
とにかくナメクジやカタツムリで困ってる!
そんな場合にはホームセンターなどで購入することができる駆除剤はいかがでしょうか。
家庭菜園をしている祖母が実際に使用しているのですが、ナメクジやカタツムリに野菜を食い荒らされることはなくなったそうです。
しかし、駆除剤は犬が舐めてしまってはナメクジやカタツムリ以上に危険なものですので十分に注意しなければなりません。
まとめ
ナメクジやカタツムリを見つけたとき、もっとも効果的で安全な退治方法は「塩をかける!」なのではないでしょうか。
犬が塩を舐めてしまったという話は聞いたことありませんが、つい舐めてしまうクセのある犬ですから、ナメクジやカタツムリを退治した後の塩はしっかり後始末するようにしましょう。