犬のアレルギーの検査とは
あなたは、「犬のアレルギー検査」をどこまでご存知でしょうか。
愛犬に対してアレルギー検査を行うにあたり、それがどのような内容なのか?その費用とは?必要性はあるのか?などの知識を身につけておいて損はありません。
犬のアレルギー検査への理解を深めて、もっともっと愛犬を健康へと近付けていきましょう。
近年、比較的簡単に愛犬のアレルギーを調べられる、さまざまなアレルギーの検査が導入されています。
これを利用すれば、愛犬にあらわれている症状がどんなアレルギーから起こるものなのか、また、アレルギーの可能性があるとしたらどの種類のアレルゲンなのかを検査で調べる事ができるのです。
犬のアレルギー検査前に獣医さんに伝えること
さっそくアレルギー検査を行いたいとお思いのアナタ。
その前に、飼い主さんが自主的に確認しておく事がいくつか有ります。
先ずは、愛犬の健康状態を日頃からノートに記録しておきましょう。
そして、愛犬に不調があらわれた時には、すぐに獣医さんへ「5W1H」という愛犬の状態を分かりやすく説明できる項目を伝えると、よりスムーズに対応して貰えます。
それではさっそく、その「5W1H」を詳しく説明できるように、今から説明する項目をノートに書きだしてみましょう。
Who(誰が)
愛犬の年齢・犬種・病歴・普段食べているものなどのプロフィールを、書き出してみましょう。
What(何が)
愛犬にどのような症状があらわれたのか、書き出してみましょう。
Where(どこが)
愛犬の体のどこに不調があらわれているのか、書き出してみましょう。
When(いつから)
愛犬の不調にあらわれたのはいつからなのか、書き出してみましょう。
Why(どうして)
愛犬が不調を起こした理由がわかる場合は書き出してみましょう。
How(どのように)
獣医さんに診せるまで、あなたがどのように対応したか、書き出してみましょう。
犬のアレルギー検査方法
「5W1H」のメモが出来たら、さっそく病院に行きましょう。
まず、検査に必要なわんちゃんの血液を、獣医さんが採血し、アレルギーの検査を専門に行う機関に送って検査を行います。
すぐに結果が出る訳ではなく、その結果が分かるのに1~2週間ほどかかります。
犬のアレルギー検査でわかる項目って?
検査でわかるのアレルギー原因は主に以下です。
- 食べ物
- ハウスダスト
- 植物…など
なお、上記を中心に約100個ほどの項目に対して検査をします。
結果は、陰性、陽性、疑陽性(陰性とも陽性とも言えず疑わしい)の3つに分けられ判定されます。
環境アレルゲン(生活環境に潜むアレルゲン)と食物アレルゲン(食べ物に含まれるアレルゲン)の両方を調べることができます。
犬のアレルギー検査の費用は?必要性はある?
そして気になるのはお金の問題。
高額すぎると、検査を躊躇する飼い主さんもおられるかと思います。
ここからは、アレルギー検査の費用はどのくらいなのか?
また、アレルギー検査は愛犬にとって本当にやるべき検査なのか、一緒に見て行きましょう。
犬のアレルギー検査の費用
費用は、アレルギー検査の種類と回数、どの検査機関に依頼するかによって大きく変わってきます。
まずは愛犬の状態を獣医さんと相談し、食物アレルゲンか環境アレルゲンかどちらかを受けることを決めます。
例えば、ハウスダストからの症状はでていないが、食餌からの症状が心配であれば、環境アレルゲンの検査を受けず、食物アレルゲンの検査のみ受けることができ、費用を抑える事も可能です。
検査項目を狭め、必要な検査を行う場合、動物病院によって違いはありますが、大体の費用は「約20,000円~30,000円」程度だそうです。
先ずは費用を含め検査の内容などを獣医さんと相談し、検査の計画を立てるようにしましょう。
また、獣医さん側から経験と症例を見て、どの検査を受けたらいいか勧めてくれる場合もあります。
一度相談してみましょう。
※アレルギー検査を行う検査機関は複数あり、内容や費用は異なります。上記内容は一例ですので全ての検査機関で同じ内容ではありません。
アレルギー検査となると費用がとても高くなってしまうので、食物によるアレルギーに心当たりがある場合は餌で対策するのもおすすめです。
食物アレルギーといってもアレルゲンになりやすい原材料には偏りがあります。一番アレルゲンになりやすいのが「牛肉」で、時点で乳製品、鶏肉、小麦でそれ以外は10%以下の確率になっています。
何でもアレルゲンになりえます。しかし可能性が高い「牛肉・乳製品・鶏肉・小麦」が含まれていないフードを試してあげるだけでも十分アレルギー対策になると思います。
一から探すとなると大変だと思うので、「牛肉・乳製品・鶏肉・小麦」が含まれていないおすすめ商品を紹介しますね。
上記の原材料を使用していない定評があるフードです。
気になれば試してみてください!
犬のアレルギー検査の必要性
結論から言えば、「1度は必ず検査を受けた方が良い」でしょう。
最近では、意識の高い飼い主さんは、「犬にも予防医療を」という考えを持ち始めてきました。
高額な検査かもしれませんが、アレルギーは生涯付き合わなければならないものです。
最初の費用は、一時的な出費と考えましょう。
なにより大切なのは、愛犬のアレルゲンを特定しそれを理解し、アレルゲンを避けて生活できるように、環境を整えてあげることなのです。
また、間隔をあけて検査を行うと前回と検査結果が異なる場合があります。一度検査を受けても気になる症状がある場合には再検査してみましょう。
そもそも犬のアレルギーとは?
アレルギーとは、体の中に入ってきたウィルスや細菌などから身を守る免疫反応が特定なものに対して過剰な反応をおこすことです。
皮膚症状の場合、じんましん、かゆみ、赤みが出たり、呼吸器症状では、くしゃみ、せき、酷い場合は呼吸困難などを起こします。その他にも、腹痛や吐き気、嘔吐など、原因によって、広く様々な症状が出るのが特徴です。
また、アレルギーの原因となる「アレルゲン」という物質があり、症状を引き起こすアレルゲンの種類は、動物それぞれで異なってきます。
先ずは、自分の愛犬が何にアレルギー反応を起こすのか調べておくべきでしょう。
さいごに
当然のことながら、犬は言葉で不調を伝えられないので、飼い主さんへ行動で体の不調を訴えています。
私たちは、普段から愛犬の行動を注意深く観察し、どんな小さな異変でも早めに気付くようにすることが大切です。
アレルギー検査でアレルゲンが特定出来れば、アレルギーの症状が抑えることは難しくなく、健康な犬と変わりなく生活を送ることができます。
飼い主の怠慢で、愛犬のアレルゲンの原因を知らずに生活し、アレルギー症状が悪化してから慌てるのではかわいそうです。
また、アレルギーに関しても、かかりつけの獣医さんを決めておくと、愛犬の個別情報を把握してもらえて、いざという時に心強いものです。
普段から、早め早めに獣医さんに相談するように心がけましょう。
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
人間と同じで、食事からアレルギーが出るかもしれないし、ハウスダストでアレルギーが出るかもしれない。
また花粉症もアレルギーの一種ですよね。人間と同じで、検査して前もってわかっていれば気をつけることができますよね。
うちの愛犬も、たまにくしゃみを連発するのが気になっていたので、一度検査してみようと思います。
40代 女性 TIKI
もし、毎日あげている食材がダメだったらと思うと恐ろしいです。
検査費用は確かに高いですが、1度しっかりと調べてアレルゲンを特定して、それを排除した生活を送れば愛犬が救われますね。
40代 女性 デコポン
これまでは、色々な項目があるIgE検査が一般とされていましたが、かなり誤差があるため、アレルギー検査を受ける事自体、獣医師の間でも無駄じゃないか?という意見があるぐらいです。
我が家ではリンパ球検査(主要食物アレルゲン検査・除去食アレルゲン検査の両方)を受けましたが、そんな説明も記事内になくガッカリです、、、
女性 Fish
40代 女性 りんりん
でも、本当によくある雑草のようなものらしく、それだけを避けて歩くというのもむずかしくて対応に困ってしまって。。。一応症状が出やすい梅雨時期や湿気の多い時はあまり草むらに入らないようにして、どの公園だと症状が重いか、軽いか、ということなどをメモして自分なりに把握するようにしていました。
あとは食事を見直したりして、強い皮膚を作るために体質改善にもチャレンジ!劇的な変化はありませんが、なんとかうまく付き合い、コントロールしている感じで、以前に比べて掻きむしることは減ったと思います。
アレルギーは犬でも人でも大変ですね。。。
20代 女性 きらり
女性 あんずママ
皮膚には異常はないのでとりあえず注射をしていただきましたがアレルギーの検査もあるということをかかりつけ動物病院で教えていただきました。
ただ費用がかかること、必ずしもアレルギーが断定できるわけではないことなど詳しく説明していただきました。
フードに問題があるかもと思いアレルギー用のフードやプレミアムフードに変えたりしましたが若干痒みが和らぐ程度だったので思い切って検査しました。
1~2週間かかるとのことで今結果待ちの状態です。
これでフードが原因なら避けて選ぶことができるのでやってみてよかったと思いました。