犬のビビリションとは?
ビビリションとは犬が何かを怖がったり、不安に思った時にお漏らしをしてしまうことです。
いろんなものをよく怖がる「ビビリ犬」は以下のような特徴があります。
- すぐにお漏らしをする
- 尻尾をよく丸める
- 震える
- 目を合わせようとしない
これらの行動がよくみられる場合、あなたの愛犬はビビリ犬かもしれません。
怖がり癖は生まれ持った性格が大きく関わっています。
怖い体験を継続している場合、例えば虐待などにあっていたりする場合は除きます。
虐待などを受けた犬はいろんなものを怖がることが多く、そういったものは心の傷を癒やしていくと克服することができます。
しかし生まれ持った怖がり癖は克服方法は今の所ありません。
人間の場合でも性格を変えるのは難しいですよね。
ただどうしようもない、と言うわけではありません。
ドッグトレーナーさんの力を借りて怖がり癖を緩和させる方法もあります。
犬の性格を理解して、どういうときに怖がるのかを把握して徐々に慣れさせていくこともできます。
注意が必要なのが、実はビビリ犬ではない場合もあります。
例えばすぐにお漏らしするのは何か病気が隠れているのかもしれません。
そして体の震えは威嚇や咬み付きたい衝動を抑えているから起こることもあります。
普段の犬の行動から、怖がりやすいのかそれともそういった攻撃的な行動を抑えているのか判断すると良いでしょう。
犬がビビリションをしてしまう原因
犬の中には何度しつけをしてもお漏らしをしてしまうケースがあります。
それは犬がいうことを聞いていないというわけではなく、とても臆病であったりストレスを感じているのが原因ということもあります。
飼い主さんが変わったり、住む場所が変わったり、他の犬に出会ったりしたときに怖い過ぎておしっこを漏らしてしまう犬もいます。
ある特定の行動や場所が引き金になっている場合もありますので、どういう場所でどんなときにビビリションをしているのかチェックしてみてください。
解決する糸口になるかもしれません。
また万が一病気だった場合、対処が遅くなってしまってはいけないのであまりにもひどいようであれば病院で一度診てもらうことをオススメします。
犬がビビリションをした時の対処法
なるべく強く叱らずにいてあげることが大切です。
ビビリションをしてしまう犬は恐怖や不安からお漏らしをしてしまうことが多く、強く叱ってしまうと余計に緊張してますますビビリションをしやすくなってしまいます。
もし散歩の途中で犬に出会ってしまってお漏らしをするならコースを変えてみたり、時間帯を変えてみたりしてみてはどうでしょうか。
犬が嫌がることを続けるとさらにストレスがたまり、パニックや問題行動などを起こす可能性があります。
犬種を問わず、元々の性格が臆病な犬はいます。
他の犬がなんともないようなちょっとしたことで恐怖を感じやすいため、何を怖がっているのかわからないことも多く困ってしまうかもしれませんね。
犬の気持ちになって、なぜビビリションをするのか、いつ、どこでするのかを考えてみましょう。
そして焦らず、おおらかな気持ちで見守ってあげてください。
もしも犬のビビリションが治らなかったら……
もし飼い主さんが色々と努力をして、不安を取り除いてあげてもビビリションが治らなかった場合は動物病院の獣医さんに相談してみることをおすすめします。
飼い主さんではわからなかった原因を教えてくれたり、アドバイスしてもらえるかもしれません。
またドッグトレーナーさんにアドバイスを貰ってみるのも良いかと思います。
飼い主さんよりも色々な犬を見てきたプロの方々の意見はとても参考になるので、困ったら相談してみてください。
必要があればドッグトレーナーさんのもとで愛犬と一緒に恐怖を緩和するトレーニングを行うのも良いでしょう。
愛犬が何に不安を感じているかをひとつひとつ知っていくことが大切です。
自分ひとりでどうにかしようと悩まずに、誰かの手をかりることも必要です。
プロはそういった悩みには慣れていますので、バカにしたり、飼い主さんを責めたりはしない方が大半なので、安心して相談してみてください。
愛犬のためにできることはしておきたいですよね。
まとめ
犬のビビリションは恐怖や不安によって引き起こされることが多く、犬が悪いわけではありません。
犬を責めてしまったり、飼い主さん自身を責める必要はありません。
音が苦手な犬、他の犬が苦手な犬、環境が変わると不安で仕方がなくなる犬、色んなタイプの犬がいます。
ビビリションをしても焦らず、すぐに片付けて犬を強く叱らないようにしましょう。
犬も好きでお漏らしをしているわけではないので、叱られると余計に恐怖や不安が強くなりビビリションをする回数が増えてしまうかもしれません。
犬がビビリションをしたら焦ってしまったり、びっくりしたりするかもしれませんがそこは我慢して優しく見守ってあげましょう。