犬と春を過ごすときに気を付けたい5つのポイント

【獣医師監修】犬と春を過ごすときに気を付けたい5つのポイント

春になり暖かくなり始めると、冬とは違う気をつけなければいけないポイントが出てきます。今回は春になって気をつける5つのポイントをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

春に気をつけたい5つのポイント

124673062 花畑を走る犬

1.換毛期のお手入れ

春とともにやってくるのが毛が大量に抜ける換毛期です。
春は冬毛が抜けて、夏毛に生え変わる季節です。
いつもよりもびっくりするぐらい毛が抜けるので、毎日ブラッシングをしてあげてください。
ブラッシングをすることでスムーズな換毛を手助けすることができます。
ブラッシングをしなくても毛は抜け替わりますが、長毛種の犬は抜けた毛がからまって不潔になり皮膚炎になることもあります。
できるだけブラッシングをしてあげてください。

2.ノミ・マダニ対策

子犬についていたマダニアップ

気温が上がってくると、ノミやマダニの活動が活発になります。
寄生されると激しいかゆみが出るので、強くかいてしまい皮膚に傷ができるこもとあります。
また大量に寄生されたり、まだ小さな子犬である場合は血をすわれすぎて貧血になることもあります。
別の病気の原因となる場合もあるのでノミ・マダニ対策はしっかりとしておきましょう。
まず基本的に清潔にしておくことが大切です。定期的なシャンプーや散歩後のブラッシング、室内の清掃やおもちゃの除菌などを行いましょう。
病院で処方されるお薬を飲ませたり、皮膚に塗布することもオススメします。1か月間は効果がありノミやマダニが寄生しても駆除できます。
万が一、ノミやマダニが見つかったら無理やり取ったりせず、病院へ連れて行ってください。

3.フィラリア対策

春になってくると蚊も出てきます。
フィラリアは蚊を媒介して肺動脈や心臓に寄生する寄生虫です。
症状がひどくなると死に至ることもあります。
フィラリアのお薬を定期的に飲ませている場合は蚊に刺されてもほぼ大丈夫です。お薬を飲ませていない場合はまずお医者さんで検査をしてもらってからお薬を処方してもらってください。

4.気温差

温度計と犬

冬から春になる時期は昼と夜の気温差や日々の気温差が大きくなる時期です。
人間だとそういったことから体調を崩す人もいますよね。
実は犬も人間と同じように体調を崩すことがあります。
犬は極端な短毛種でなければ、基本的に暑さよりも寒さに強いのですが、寒暖差が大きい気候や時期は苦手です。
犬は気温の上昇とともに体温が上がっても、人間のように汗をかいて体温を調節することができません。
春先になると夏のように気温が上昇したかと思えば、冬のように寒くなることもあります。
そのため体調を崩しやすいので、カーペットや暖房器具などで温度調節を行ってあげてください。

5.花粉症

春は花粉の季節でもありますね。
実は犬にも花粉症はあります。
犬の場合は、皮膚炎を起こすケースが多くストレスの原因になります。花粉の飛散が多い時期に、目の周り、耳、口の周り、足を痒がる場合は要注意です。

犬も花粉症になる!

131109599 茶色い子犬

人間の花粉症は目や鼻の粘膜に花粉がつくことで、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などの症状が出てきます。
犬の花粉症は人間とは少し違い、花粉が皮膚につくことで耳や手足、おなか、目や口の周りなどに、かゆみ、赤み、腫れが出る「アレルギー性皮膚炎」になることが多いです。
またまれにですが咳やくしゃみなどの呼吸器系の症状が出ることもあります。
時期としてはスギ花粉が飛ぶ2月〜3月頃、ヒノキ花粉が飛ぶ4月〜5月頃、などが主で、場合によってはイネ科植物の花粉が飛ぶ5月〜6月頃であったりブタクサ花粉が飛ぶ8月〜10月頃に症状が出る犬もいます。
散歩から帰宅してかゆがったり、家族が帰宅してからかゆがったりしたら花粉が原因の可能性もあります。

花粉症への対策

30695602 花粉

花粉が多い日や時間帯の散歩は避ける

花粉の飛散は14時から18時頃までが特に多く、早朝や深夜は少ないと言われています。
また空気が乾燥している日、風邪が強い日、雨上がりの翌日なども花粉の量が多くできればそういった日の散歩を控えたほうが良いでしょう。
花粉予報のアプリなどもありますので、花粉が多いと予測される日には散歩を早朝や深夜にする、またはその日だけはさせずに家の中で遊ばせるなどの対策をとってください。
もし外で犬を飼っているのであれば、その日だけは玄関内に入れると良いでしょう。

花粉をなるべく入れない

散歩など外から帰宅した際に飼い主さんの衣服や犬の体に花粉がついています。
家に入る前にタオルで拭いたり、ブラッシングしたりして花粉を落しましょう。
それでも室内には花粉は入ってきます。
そういった場合には空気清浄機を使ったり、こまめに拭き掃除をしたりしてください。それだけでもかなり変わります。

皮膚の乾燥を防ぐ

皮膚が乾燥すると異物の侵入を防ぐバリアが弱くなり、皮膚炎になりやすくなります。
犬用の保湿スプレーを使ったり、シャンプーを敏感肌用のものにしたり、加湿器を使うなどといった対策があります。

これらの対策をしてみても症状がおさまらない場合は病院へ連れて行ってください。
花粉症ではない場合もありますし、花粉症であれば皮膚のかゆみを抑える薬を出してもらったり、愛犬に合うシャンプーを紹介してもらえることもあります。

まとめ

180247272 散歩する犬

冬が過ぎて春がくると嬉しくなりますが、気をつけなければいけないことも出てきますね。
ノミ・ダニや気温差、花粉などわかっていれば対策を取ることができるものばかりなので気になるものは気をつけてみると良いかもしれません。

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