犬が車の窓から顔を出している!
犬を車に乗せた場合、高確率で窓から顔を出したがります。街を走る車の窓から犬が顔を出しているなんてこともありますよね。犬が楽しそうに顔を出している場合、微笑ましくもあるものの、やはり気になるのは怪我や飛び出しによる事故の発生ではないでしょうか。この危険性も含めて、犬が車の窓から顔を出したがる心理をご紹介します。
犬が車の窓から顔を出す心理
犬が車の窓から顔を出す理由として、次のようなものが考えられます。
1.外の空気や風を感じている
天気が良い日に車に乗った時に窓を全開にして風を感じるのは気持ちがいいですよね。犬にとっても同じく、普段歩いているだけでは感じることのない空気や風を感じるのは心地の良いことです。それが自然の中であれば更に心地良い空気や風を感じることができます。顔を出している犬は外の空気や風を感じているのです。
2.においを感じている
犬の嗅覚が大変優れていることは有名です。そんな犬にとって車から顔を出すと、外のさまざまなにおいを感じることができます。車に乗れば家の中や散歩の時とは違ったにおいを短時間で大量に嗅げるため、犬はそのにおいに夢中になっているのです。人間が気付かないようなにおいを楽しんでいるのかもしれませんね。
3.気分が悪い
単純に車に乗ることで気分が悪くなっている可能性もあります。人間も車酔いをしたら外の空気を吸いたくなりますよね。何度乗ったとしても、スピードがあり、大きな音がする車を怖いと思う犬はいます。そういった犬からしたら、車に乗ることは恐怖の何物でもありません。そのため早く外に出たいという気持ちで窓から顔を出していることも考えられます。
犬が車の窓から顔を出す時に注意したいこと
窓からの飛び出し
犬が車の窓から顔を出している理由は何にしても、車から顔を出す際には注意も必要です。細い道では窓から顔を出して他のものと衝突、怪我を負う危険性があります。また、窓から飛び出してしまい、転落や事故にあうことも十分にあります。
どんなにしつけられていた犬だとしても、窓を開ける場合はその幅を狭くしましょう。また、例え車が停止している時であっても飛び出しの可能性はありますので、犬の体が通れるほどに窓を開けるのはやめましょう。
車内での転落事故
また、注意したいのは車内での転落事故も同様です。事故防止のためにも車の中ではハーネスをシートベルトに固定するなどして、自由に動き回ることがないようにしましょう。車内でもブレーキやカーブの際に犬がシートから転落する危険性があります。犬の足腰に負担をかけることにもなりますので、車内での放し飼いは極力避けることをおすすめします。
なお、窓を開けて犬が顔を出している場合、運転をしている飼い主さんもやはり気がそれてしまいがちです。一人で運転している時に思わぬ事故があったとしても、即座に対策することは難しいため、同乗者がいないような時に窓を開けることはおすすめしません。犬が喜ぶことよりも安全が第一です。
まとめ
犬が外の空気を感じているのは喜ばしいことではありますが、安全には変えられません。また、犬が車に恐怖を感じて気分が悪くなっている場合、パニックで飛び出してしまう可能性も増えます。少しずつ慣れさせて、一回の乗車ができるだけ短時間で済むように調整してあげるといいですね。
しっかりと安全対策を行ったうえで犬を車に乗せるようにしましょう。なお、子どもにも多い事故ですが、たまたま窓開閉のスイッチにあたってしまい、顔が挟まって窒息したりケガをしたりといった事故も増えています。こういった事故を防ぐためにも、窓の開け閉めにはロックをかけておくようにしましょう。
十分な安全対策を行ったうえで、愛犬とのドライブを楽しんでくださいね。