犬が真冬に体調を崩してしまう3つの原因と予防策

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犬が真冬に体調を崩してしまう3つの原因と予防策

寒い季節は人間だけでなく犬も体調を崩しやすい季節となります。では、なぜ犬は真冬に体調を崩しやすくなってしまうのでしょうか。今回は真冬に犬が体調を崩す原因と予防策についてご紹介します。

監修:獣医師 加藤桂子

(伊達の街動物病院)

犬が真冬に体調を崩す原因とは?

こたつで眠るチワワ

寒い日々が続いていますが、皆さん、体調を崩さないようお気を付けください。さて、真冬は人間だけでなく、犬も体調を崩しやすい季節と言われていますが、犬が真冬に体調を崩してしまう原因とは何なのでしょう。

1.室内外の温度差

窓の外を見る犬と女の子

まず、原因の1つとして考えられるのは、散歩時の室内外の温度差です。真冬は家の中では暖かくいたいという思いから、暖房器具などを使用してなるべく暖かくするよう努めているご家庭が多いと思います。

その暖かい室温に体が慣れてしまい、散歩時に外へ出た際、外の気温の低さに犬が体温調整を上手くすることができず、結果的に体調を崩してしまうという理由が考えられるのです。

また、「寒い」という考えから、既に部屋は暖かくなっているにも関わらず、「もっと暖かく」とエアコンの温度設定を上げてしまい、必要以上に暖かくしている家も少なくありません。このような状況も体調不良を引き起こしやすい原因となります。

2.乾燥

服を着たチワワ

冬は乾燥の季節と言われるほど、1年間の中で最も乾燥に注意が必要な季節です。しかし、それは人間だけではありません。犬も乾燥により、皮膚が痒くなってしまったり、風邪を引き起こしやすくしてしまう状況が作り出されている可能性があります。

また、乾燥を放置してしまうと、のどにも悪影響を及ぼすこともあります。そうすることで、体内に最近が侵入しやすくなってしまったり、最悪の場合、肺炎などを引き起こす恐れもあります。

実際、加湿器などを使わなければ、室内の湿度は私たちが思っている以上に低くなっており、気付いたら30%以下となっていることも珍しくありません。湿度計をつけることができるのであれば、犬にとって必要とも言われている40%は上回るようにしておきましょう。

3.水分補給頻度が減る

水を飲む犬

冬は寒いため、人間と同様、犬も水分補給を自ら行わなくなってしまうことがあります。「喉が渇いた」よりも「寒いから冷たい物を口にしたくない」という気持ちが勝ってしまい、水分補給不足に陥ってしまいやすい季節でもあります。

先ほどもお話ししたとおり、冬は乾燥に気を付けなければいけません。乾燥しているにもかかわらず、水分補給をしていなければ、余計に乾燥による症状を悪化させることもあります。

また水分を摂取しないことにより、おしっこの回数も減ってしまうため、膀胱炎になってしまう可能性も否定できません。おしっこの回数が少ないと感じたら、すぐに水分補給対応するように心がけましょう。

体調を崩す前に予防策を知っておこう

ブランケットに包まれる犬

このように真冬に体調を崩す理由は大きく3つの原因が挙げられます。これらを未然に予防すべく、私たち飼い主は愛犬のためにどのような予防策を行うことができるのでしょうか。

散歩時の防寒対策

まず、室内外の温度差には犬に防寒させることで体感温度差を少しでも開かないようにする事ができます。例えば、服を着せたり、犬用の靴を履かせることで、外の冷たい空気や冷たいアスファルトから体や肉球を守ることができます。

しかし、散歩の前や後も服を身につけたまま部屋の中で過ごさせるというのはいけません。そうしてしまうと、せっかく体感温度差を感じさせないように対処しても、結局室内でも着用してしまうことにより、体感温度差を縮めることができなくなってしまうからです。

外出時に服を着せるタイミングは、必ず散歩に行く直前です。常に着用しているという状態にならないよう注意しましょう。またお散歩に行く前に、玄関先などで体をならしてから行くのもいい方法だと思います。

暖房器具だけでなく加湿器も使用

加湿器

冬は乾燥が大敵だという話が出ましたが、乾燥を未然に防ぐために最も手軽に使えるアイテムが加湿器です。やはり湿度を上げるという点においては、加湿器が最も効果的です。

また犬自身の保湿対策として、刺激性のない保湿クリームを肉球に軽く塗ってあげたりなどの対策を行ってもいいかもしれません。

こたつを設置しているご家庭の場合、こたつの中に入りっぱなし、なんて状況がよくあると思いますが、これも乾燥の原因となってしまいますので、時々中から出してあげるようにしましょう。

水を飲むよう促す

水分補給を自分でしない場合、飼い主さんが自ら愛犬を水皿まで連れて行き、飲ませてあげることが必要になってきます。お皿から自分で飲まない場合には、飼い主さんが手で水をすくい、手から飲ませるという方法もあります。

他にもささみのゆで汁をすこしお水に混ぜてあげたり、ごはんにお水をかけたり、ウエットにかえてもいいかもしれません。またキャベツなどの水分を多く含んだ野菜を食べさせることによって水分補給することも可能ですので、そのような野菜をおやつ替わりに与えるようにしてもよいでしょう。ただし、キャベツなどの葉物は膀胱結石の原因物質が混ざっているのであげすぎには注意し、気になる場合は獣医さんい相談してからあげましょう。

まとめ

雪の中を歩く犬

いかがでしたでしょうか。このように冬は室内外の温度差や乾燥、水分補給不足などが原因となり、体調を崩しやすい季節となります。なるべく愛犬の様子を観察しつつ、できる範囲で予防策を実行するようにしましょう。

記事の監修

  • 獣医師
  • 加藤桂子
  • (伊達の街動物病院 獣医師)

日本獣医生命科学大学卒業。仙台市の動物病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

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