犬が首を掻いているときの心理4つ

犬が首を掻いているときの心理4つ

犬が首を掻いている様子は、犬を飼っている家庭では日常的に見られる光景かもしれません。もちろん、痒いからという理由もありますが、中には違う心理状態を表していることもあります。今回は犬が首を掻いている時の心理をいくつかご紹介します。

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犬が首を掻いている時の心理とは?

首下を掻く犬

犬を飼っている方ならば、愛犬が自らの首を後ろ足や前足で掻いている状況に出くわしたことが1度はあるでしょう。多くの人は「痒いのかな?」と思いがちですが、実は犬が首下を掻いている時、「痒い」という心理状態だけではないかもしれません。では、「痒い」以外にどのような心理状態があるのか、様々な心理を見ていきましょう。

1.「痒い」

まず先ほども紹介したように、犬が首を掻いている時は「痒いなぁ~」という心理からこの行動に移ることが多いです。これは人間も痒みを感じた際、我慢できないと手で掻いてしまう行動と同じ心理が働いていると言えます。

犬が痒みを感じた際、なぜ痒みを感じたのかという原因については様々な理由が挙げられますが、冬場であれば乾燥が、他のシーズンであればダニが体に付着してしまったことによる痒みが考えられます。

あまりにも掻く時間が長かったり、掻く頻度が多い場合には、乾燥していないか、またはダニが付着していないかを病院で診てもらうようにしましょう。

2.「僕のこと見て!」

首各犬の後ろ姿

「痒い」という心理でない場合、何かしらの不満を抱えていることが原因であると考えられます。この場合の理由とは、主に「飼い主さんが構ってくれない」「もしかして僕のこと忘れてる?」といった不満や不安から来ていることが多いです。

そのため、自分の首下を掻くことで気持ちを落ち着かせたり、以前、首下を掻いた際に飼い主さんが止めに入ってくれた場合には、その時のことを覚えており、「こうすれば構ってくれるかも」と学習している可能性が考えられます。

つまり、この時の心理状態としては「僕に注目して!」「僕のことを構って!」という目的を持って、首を掻くという行動を起こしているのです。

3.「満足です」

首を掻く柴犬

首を掻いている時の心理は、不満や不安を抱えている時だけではありません。タイミングによっては、「満足です」「嬉しいな」といったポジティブな気持ちの時に首を軽く何度か掻くという行動を起こすことがあります。

例えば散歩から帰ってきた時やごはんを食べ終わった時などに多く見られます。この場合は、「散歩楽しかったよ!」や「ごはん美味しかったよ」といった満足感や嬉しいという気持ちを表していることになります。

人間からすると「嬉しい時に首を掻くの?」と思ってしまいますが、それが犬なりの愛情表現の1つでもあるのです。「ありがとう」という飼い主さんへの感謝の気持ちが込められていると言っても良いでしょう。

4.「眠いなぁ」

最後に眠い時にも首を掻くことがあることをお話しします。人間の場合、眠い時にはあくびが出ますが、犬の場合はあくびではなく、首を掻くことで「眠いな」という気持ちを表すことがあります。すべての犬に当てはまるわけではありませんが、中には眠い時に首を掻く子もいる、という確率だと思ってください。

特にこの「眠い」という心理状態の場合、両方の前足で首下や頭を掻く仕草をしますので、普段昼寝をする時間や夜眠る時間に近付いてきた時にこの行動をしたら、「眠いのかも?」と捉え、落ち着けるような環境を作ってあげると良いでしょう。

首の掻きすぎは止めるべき!

犬にストップをかける手

このように、犬が首を掻く時は「痒い」という理由以外にも様々な心理が考えられます。しかし、あまりにも首を掻きすぎてしまうと、そこに傷ができてしまい、炎症を起こしてしまう恐れもあるため、掻きすぎには要注意です。

特に最初に紹介した「痒い」という理由と「構って欲しい」という心理の場合には、掻き続ける可能性が考えられますので、対処が必要です。

痒みが原因で掻いている場合には、早めに病院へ連れて行くことで、薬を処方してもらうことができます。しかし、「構って欲しい」という理由から掻き続ける場合には、止めに入ると次も「構ってもらうために」と掻いてしまうという悪循環を作ってしまうことになります。

そのため、もしもこれが理由で掻いていると感じた場合、無視をするだけでなく、違う部屋へ行き、10分ほど様子を見てみましょう。これを2~3回繰り返すことで、「もしかして掻いているから飼い主さんいなくなっちゃうのかも?」と徐々に学習します。

それでも掻き続けるようであれば、獣医さんに相談してみましょう。何か他に原因があるのかもしれません。

まとめ

撫でられる犬

いかがでしたでしょうか。多くの場合、痒みが生じていると考えられますが、それ以外にも心理的要因が影響していることもあります。タイミングや状況、愛犬の生活リズムなどを普段から観察し、飼い主さん自身がどれに当てはまるかを判断しましょう。

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