犬が散歩の後に暴れる…
散歩から帰ったら犬が暴れる!とお悩みの飼い主さんはいませんか。例えば家に入った途端に猛ダッシュして駆けまわったり、おもちゃを振り回したり、飛び掛かったり、吠えたり、、、まさに暴走状態というようなこと、結構あるのだそう。
なぜ散歩後に暴れてしまうのでしょうか。今回は「犬が散歩の後に暴れるときの原因と対処法」について、ご紹介します。
犬が散歩の後に暴れる原因
犬が散歩後に暴れまわる…これはほとんどの場合が「興奮している」ためです。見たままの通り、犬は刺激的な散歩から帰って興奮しているのです。犬にとって外に出るというのは良くも悪くも多くの刺激を受ける時間でもあります。人間も大好きなアーティストのライブに行った帰り、もしくは誰かと大喧嘩した帰り、家に帰ってもその興奮状態が続くことがありますよね。犬も同じように(人間で走り回る人は少ないと思いますが…)、興奮状態が覚めずに気持ちが抑えきれない状態であることが考えられます。まさに興奮し、はしゃいでいるのです。
犬が散歩の後に暴れるときの対処法
散歩の後は興奮して暴れていることが分かりましたが、家の中で暴れてしまうのも困りものですよね。マンションであれば近隣が気になるかもしれませんし、何より犬を興奮状態にしておくと犬自身が怪我を負ってしまうリスクもあります。そのためできれば散歩後の興奮は抑えてあげるようにしたいものです。
興奮した犬を落ち着かせるには、何よりも「動きを止める」ことが大事です。まずは基本のしつけでもある「オスワリ」をさせ「マテ」を教えてあげましょう。これらのコマンドは興奮した状態でも聞ける状態にしておくことが大切です。そのためには静かな家の中の環境だけでなく、少しずつにぎやかな場所でも練習する機会を持ちましょう。
静かな場所で出来るようになったら、他の音が聞こえる場所、他の犬がいる場所、散歩をしている途中…などというように、少しずつ誘惑が多い場所で練習を繰り返します。なお、犬の集中力は5分ほどだと言われていますので、これらの練習をする時は長く続けないようにしましょう。根気強く回数を分けて練習することが大切です。何よりもマテのしつけは愛犬を事故に合わせないためにも重要なコマンドのため、いづれにしても場所を選ばずにできるようにしておきたいものですね。
なお、興奮している犬に対して「ダメ!」や「こら!」といったように「叱りつける」のはお勧めしません。犬が興奮している時に飼い主さんも一緒になって大きな声を出したり大きな仕草をすると、犬は一緒に興奮している、一緒に遊んでいる、と勘違いしてしまいます。結果、更に興奮してはしゃがせてしまうのです。根気強く「マテ」のしつけができるようにしていきましょう。もちろんすぐにできることではないため、落ち着くまではケージに入れるなどの環境を用意するのも一つの方法です。
まとめ
今回は散歩の後に興奮してしまう犬についてご紹介しましたが、シャンプーの後も同じように興奮しやすい場面です。我が家の愛犬もシャンプー後は必ず大興奮で家の中を走り回っていました。シャンプー後の興奮は「体を押さえつけられていた」ことからの解放によるものでもあるようです。どちらにしても興奮していることに変わりはないため、落ち着かせるといった方法が大事なようです。
はしゃいで可愛いな!なんて微笑ましくもありますが、怪我の恐れなどを考えたら、興奮状態をコントロールできるようになっておくことは大切です。どんな状況でも「マテ」ができるように、日頃からトレーニングをしておきましょう。