犬が前足を乗せてくる時の心理
私たちがテレビを見ながら寛いでいる時、あるいは座りながらスマホをいじっている時、ふと隣を見ると愛犬がやって来て前足を膝や腕に乗せてくる、という経験はありませんか?いったい、愛犬は私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。
1.「構って欲しい」
まず最も可能性が高い心理として「飼い主さん、構ってください」という要求が考えられます。飼い主さんが長時間、テレビやスマホにかじりついている状態の場合、愛犬は「いつ構ってくれるのかな」とそわそわしています。
待てども待てども飼い主さんが構ってくれる様子がない場合、痺れを切らして愛犬の方から寄ってきて、前足でちょんちょんと合図をすることで「構ってください」アピールをしているのです。
もしも「さっき一緒に遊んだのに」という状況であれば、「もっと構ってよ!」というわがままな性格が影響している可能性もありますので要注意です。
2.「お腹が空いたよ」
上記で紹介したように、犬が前足を乗せてくる時は要求を意味していることが非常に多いです。続いて考えられる心理も要求の1つで、「お腹が空いたよ」「そろそろごはんの時間じゃない?」という心理です。
家事など自分の用事をせかせか行っていたら、いつの間にか時間が経っていたという経験は誰にもあると思います。もしもそれによって愛犬のごはんの時間が過ぎていたとしたら…愛犬は「あれ?今日のごはんは?」と不思議に思うのも無理はありません。
犬は体内時計が人間よりも正確に機能しているため、毎日同じ時間にごはんを与えている場合には、少しでも遅れると体内時計の感覚でわかってしまうのです。
3.「お散歩に行きましょう」
続いての要求は「お散歩」です。犬の多くは1日の楽しみイベントの1つとして、お散歩をとても楽しみに待っている子が多いです。「お散歩行く?」と言うと体全体で喜びを表現しようとする子さえいます。
そのため、お散歩が日頃から大好きな子の場合、お散歩に行きたいという欲求が我慢の限界に達した時、飼い主さんのもとへやって来て、前足をチョンチョンと乗っけるようにして「連れて行って」とアピールすることがあるのです。
また、ごはんと同様に、散歩に行く時間も毎日ほぼ一緒であれば、散歩に行く時間を体内時計でしっかり感知していることもあります。「そろそろかな、そろそろかな」と飼い主さんの周りをウロウロし始める子もいますが、これもアピールの一種です。
4.「僕のこと忘れてない?」
最初に構ってアピールを紹介しましたが、それと似たような心理に「僕のこと忘れてない?」「僕、ここにいるよ?」といった少し控えめなアピールがあります。
この場合は、最初から前足を飼い主さんの膝の上に乗せるのではなく、徐々に飼い主さんに近付いていき、最終的にちょこんと軽く前足を乗せてくる程度に止めることが多いです。
この心理によって前足を乗せるという行動に移す子の多くは、しっかりとしつけがされており、飼い主さんが自分より上の立場の人だということを認識しています。「リーダーである飼い主さんの邪魔はしちゃいけないけれど、僕のこと忘れていないか心配…」といった心理状態なのです。
5.「もっと撫でて~」
先ほど少し登場しましたが、少し前に一緒に遊び、終わった後、飼い主さんが1人の時間を寛いでいると、再度寄ってきて前足を乗せてくるという場合には、「構って」というアピールが普通以上に激しいことを意味しています。
可能性として、「この家で1番偉いのは私よ!」という少々わがままな性格に育ってしまっている恐れがありますので、甘やかしすぎは禁物です。
もしもこのような状況になった場合、すぐには構わず、一度は放っておきましょう。落ち着いて、尚且つ飼い主さんの手が空いてから構ってあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように犬が前足を乗せてくる理由には、どのような要求が隠されているかという心理やその子の性格も表れてきます。皆さんのお家の愛犬はどのように、どのようなタイミングで前足を乗せてきますか?ぜひ観察してみてくださいね!
ユーザーのコメント
女性 EHA
一緒に暮らしていたので、時々犬がヤキモチを焼きます。娘を幼稚園へ送った後、
ようやく自分が構ってもらえる!といった感じで、前足を私の足に乗せてくるので
いつも抱っこしてあげています。このように甘えてくる姿を見ると、まるで本当の
子どものように感じます。
50代以上 女性 匿名
40代 女性 コロンママ
前足を乗せて 伸びをします。
これもそんなアピールの1つ
なのでしょうか?