不潔になる事で起こる悪影響とは?
犬も人間と同様に、不潔になってしまうことで様々な悪影響を及ぼします。今回はどのような生活習慣によって犬を不潔にしてしまうのかという話をしていきますが、その前に、まずは不潔になってしまうことでどのような悪影響を及ぼすのかを見ていきましょう。
ノミやダニの繁殖
犬の天敵とも言えるノミやダニが繁殖しやすくなってしまうという悪影響がまず挙げられます。ノミやダニが体に付着し、さらに生活習慣によって不潔になってしまうことにより、繁殖してしまう可能性があるため注意が必要です。
ノミやダニが体に付着してしまうだけでも犬は痒みが発症するため、ストレスの要因となってしまいます。常に体を掻いたり舐めたりする仕草が見られるようになるのです。
しかし、不潔になってしまうことにより、付着したノミやダニが繁殖してしまうと、付着した時以上の痒みが犬を襲います。そのため、余計に掻いたり舐めたりすることによって、皮膚が炎症を起こしてしまう可能性もあります。
病気を患いやすくなる
先ほど不潔になってしまうことによって、ダニやのみが繁殖してしまうという悪影響を紹介しましたが、同時に病気を患いやすくなるという悪影響もあります。
「不潔」が体に悪いことは一目瞭然です。これが犬の免疫力低下に繋がってしまい、風邪にかかりやすくなってしまったり、病気をもらってしまった際に、体内でしっかりウイルスを殺すことができず、そのまま病気に感染してしまうということも考えられます。
特に気温の変動が激しい季節の変わり目には、普通の犬であっても風邪をひきやすくなっていますので、不潔になってしまっている犬の場合はなおさら風邪になりやすいと言えるでしょう。
犬を不潔にしてしまう生活習慣とは?
では、不潔がどのような悪影響を及ぼすかについて理解したところで、犬を不潔にしてしまう生活習慣について見ていきましょう。基本的には「~していない」ということが原因で不潔になっていることが多いですので、飼い主さんがしっかりとケアをしてあげる事が大切です。
1.毛の手入れをしてあげない
皆さんは日頃から愛犬の毛の手入れをしてあげていますか?しっかりブラッシングをしてあげることで、毛が絡みつくのを予防してあげたり、ノミやダニを除去する効果もあるため、ブラッシングは犬にとって重要な日課の1つです。
特に長毛の犬種の場合、犬自身の手入れだけでは行き届かない部分も非常に多いため、飼い主さんがブラッシングをしてあげる事はとても大切です。必ず1日に1回はブラッシングしてあげる必要があるでしょう。
これをしていないと、先ほども言ったようにダニやのみが繁殖してしまったり、汚れが付着したままとなってしまい不潔に繋がります。
2.歯磨きをしていない
犬の歯磨きは非常に難しく、飼い主さんの多くは苦戦を強いられる日課となるでしょう。しかし、歯磨きをまったくしていないと口臭が酷くなり、「不潔だ」と感じるほどの匂いを口から放つようになってしまうため、こまめに歯磨きをしてあげる事が大切です。
また歯磨きをしないことで、口の中が不潔になってしまうと、歯周病や口内の肉が炎症を起こしてしまうことに繋がりかねません。
歯磨きをしないという生活習慣は、様々な悪影響を及ぼすことに繋がりますので、最初は嫌がられて難しいかもしれませんが、しっかり行ってあげる事が大切です。難しいようであれば、定期的に病院へ行き、獣医さんに歯磨きしてもらうのも1つの手段です。
3.定期的にシャンプーをしていない
犬にとってシャンプーも定期的にしてあげる必要があります。シャンプーを1週間に1回、あるいは2週間に1回しなければ、人間と同様、不潔になってしまい、ノミやダニが繁殖してしまったり、汚れが沈着してしまうことがあります。
やはりシャンプーも最初の内は慣れないかもしれませんが、毎日外に散歩へ行くため、汚れはどうしても付いてしまいます。まずはシャワーで水(お湯)に慣らすところから始め、少しずつシャンプーを使えるようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬に対する飼い主さんのケアが滞ってしまうことで、不潔になってしまい、最悪の場合、悪影響を及ぼすこともあります。ブラッシングや歯磨き、シャンプーなどの手入れは、定期的に飼い主さんが行ってあげる事で、愛犬を不潔から清潔へと導いてあげる事ができますよ!