なぜ犬は撫でられるのが好きなの?
テレビを観ている時、家の用事をしている時、愛犬が隣にやって来たと思ったら、撫でて欲しそうに前足をちょんちょんと腕に持ってくるという行動を見たことはありませんか?なぜ犬は飼い主に撫でられることが好きなのでしょうか。そこには様々な理由がありました!
1.マッサージのように気持ち良いから
当たり前ですが、犬は人間とは違う四足歩行です。そのため、体のいろいろな場所がこっていると言われています。しかし、人間のようにしてもらいたい時にマッサージをしてもらいに行くということはできません。
実は撫でるという行為によって、犬の血行を促進するマッサージ効果が生まれることがあります。この「気持ち良い」という感覚を味わうために、わざわざ飼い主の元へ行き、マッサージしてもらうことがあるのです。
そのため、撫でる時は犬のツボを意識しながら撫でてあげると、より愛犬を喜ばすことができますよ!ちなみに筆者の愛犬は耳の後ろを軽く撫でてあげると気持ちよさそうにしています。
2.痒いところを掻いてほしい
マッサージと少々似たような理由ですが、マッサージではなく、自分の足では届かない痒い部分を掻いて欲しいという理由から、撫でてもらおうとする犬もいます。
普段は器用に後ろ足を使い、痒いと感じた部分を掻いている犬ですが、足の長さには限界があるため、掻きたくても掻けない場所があるのです。そんな時、「飼い主さんに掻いてもらおう!」と思いつき、飼い主さんに撫でてもらうことがあります。
「痒い場所があるから掻いてほしいな」と寄ってきている時は、その部分を飼い主さんに押し付けてくるなど、わかりやすく教えてくれています。ぜひそのサインを汲み取り、その場所を撫でてあげてくださいね!
3.構って欲しいという気持ちの現れ
次に飼い主さんに構って欲しいという甘えん坊な犬によくありがちな理由です。飼い主さんに構って欲しいために、飼い主さんに撫でてもらうという方法で構ってもらおうと寄ってくることがあります。
前足でちょんちょんと腕を触ったり、飼い主さんにくっつくようにゴロンと横になった時は、「構って欲しいな、撫でて欲しいな」という欲求の現れです。
もちろん、撫でてあげても良いのですが、毎回応えてしまうと「こうすれば飼い主さんは必ず構ってくれる」と勘違いしてしまい、構ってあげられなかった時のストレスが大きくなってしまいますので注意が必要です。
4.飼い主さんの安心感を得たい
また飼い主さんに構って欲しいという心理とは別に、飼い主さんに撫でられることによって安心感を得たい、リラックスしたいという時にも撫でてもらおうとすることがあります。
何か不安なことがあったり、長時間の外出から飼い主さんが帰ってきた時などに見られることがあります。「やっと帰ってきた!よかった」というホッとした感情と、不安を埋めて欲しいという感情が合わさり、このような行動に出るのです。
「撫でられることが好き」とは違う?
実は撫でられることが好きということを前提で話を進めてきましたが、犬は撫でられることが好きなのではなく、どちらかというと撫でられることを受け入れているという感覚に近いのです。
もちろん、撫でられることが好きな理由でもお話ししたとおり、マッサージ代わりや足が届かないところを掻いて欲しい、飼い主さんに構って欲しいから撫でられるという戦法をとるというように、自ら撫でられに来る子もいます。
しかし、中には撫でられることを嫌う子もいます。特に飼い主さん以外の人間には警戒心を抱いているため、基本的には嫌がります。受け入れているのであれば、とても穏やかな性格であったり、何度も会っているために心を許しているのでしょう。
したがって、人間側からしつこく撫で回しに行くという行動をしてしまうと、ストレスを与えてしまう恐れがあります。愛犬の方から来た時のみ、または程度を考えて撫でてあげるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように犬は撫でられること自体が好きなのではなく、何か目的があって撫でられに来ていることが多いです。「なぜ撫でてほしいのか」という欲求をくみ取り、愛犬に合った撫で方をしてあげましょう。
ユーザーのコメント
女性 Momoko
とても参考になりました。うちの愛犬も撫でられるのが大好きなので、しょっちゅう
近寄ってきてはスリスリしてきます。撫でてあげると満足気な顔をしているので、
そんなところも可愛いくてたまりません。また、犬を撫でてあげると人間にも良い
影響があると思います。気持ちが落ち着きますよね。
50代以上 男性 まさくん