愛犬に日光浴をさせる3つのメリット

愛犬に日光浴をさせる3つのメリット

日光浴は健康に良いとされています。それは人間だけでなく。動物も同じなのです。したがって、愛犬に日光浴をさせることで得られる効果はたくさんあります。今回は愛犬に日光浴をさせるメリットをご紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

愛犬に日光浴をさせるメリット

ひなたぼっこをする柴犬

日光浴には健康促進の効果があるという話は有名です。これは人間だけでなく犬にも当てはまることですので、愛犬が健康になるのであればぜひ日光浴をさせてあげたいという飼い主さんも多いはずです。では、具体的にどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。

1.皮膚病予防

耳が大きい犬

まず皮膚病予防になるというメリットです。皆さんは犬が日光に当たることでノミやダニを殺菌する効果があることはご存知でしたか?

ノミやダニを放置してしまうと、犬にとっては痒みに繋がるため、非常に不快な思いをさせてしまいます。痒みが発症した部分を掻きむしってしまうことで、その部分が炎症を起こしてしまったり、ストレスを溜め込む原因となってしまいます。

したがって、ノミやダニを寄生しにくくしてくれる日光というのは、犬にとって重要なのです。しかし、後にも紹介しますが、浴びすぎは紫外線が逆効果となる事がありますので、注意が必要です。

2.ビタミンDを作り出す効果

芝生の上で眠る犬

ビタミンDが日光浴によって作り出されるということは非常に有名です。人間も同じ効果を日光浴によって得られるため、様々な場所で情報が与えられているからです。

このビタミンDというのは、カルシウムの吸収を良くする働きがあるため、同時に骨を丈夫にする働きがあります。したがって、愛犬の健康を保つ上では非常に大切な要素なのです。特に人間よりも犬の方が必要なカルシウムを摂取する量が多いため、人間以上にビタミンDを作り出さなければいけないのです。

もちろん、このビタミンDは食べ物からも摂取することは可能ですが、実は食べ物から摂取できるビタミンDと日光浴から出なければ取り入れることができないビタミンDがあるのです。そのため、日光浴をし、ビタミンDを生成することは重要です。

3.幸せホルモンと成長ホルモンが分泌される

芝生で伏せる柴犬

日光を浴びることで幸せホルモンが分泌されるようになるという話は有名です。人間も太陽の光を浴びているか否かによって、気分の上がり下がりが大きく違うということがありますよね。犬も同じなのです。

また幸せホルモンだけでなく、日光浴によってアンチエイジング効果も期待できます。このアンチエイジング効果ですが、単に若返りを促進させるだけではなく、成長促進も兼ね備えている優れたホルモンなのです。

そのため、老犬はもちろんのこと、まだ子どもの犬であっても日光浴をすることによって、健康な体作りを期待することができるのです。

犬を日光浴させる時間の目安は?

太陽の下で寝る柴犬

日光浴がどのような効果を愛犬にもたらすかを確認したところで、疑問が上がります。日光浴をさせる時間はどのくらいが理想的なのでしょうか。答えは1日30分~1時間だとされています。

もちろん、散歩で日光浴の効果を得ることも可能ですので、日中に散歩へ行っているという方は、それで十分効果を得ることができているでしょう。

しかし、小型犬の場合は1日1回が基本です。さらに仕事から帰ってきた飼い主さんは夜に連れて行くという人も多いはずです。その場合、散歩で日光浴の効果を得ることはできません。したがって、昼間に愛犬が室内ですごいている際、自分で日光浴ができるように工夫してあげる必要があります。

またあまりにも日光浴をさせ続けてしまうと、皮膚病予防に繋がるどころか、紫外線により皮膚がんを患ってしまうリスクが高まってしまいます。そのため、日光浴の理想的な時間は30分~1時間が妥当なのです。

「難しい」と思うかもしれませんが、飼い主さんが家に居る日ならば、30分~1時間という目安をしっかり守り、それ以上直接日の光に当たらないよう見ていてあげると良いでしょう。

犬に日光浴をさせる際の工夫とは?

日向で眠る犬

まずカーテンは遮光カーテンを引き暗いままにしておくというのは良くありません。しっかりカーテンを開け、薄いカーテンにを引いておくことで、日光がしっかりと部屋の中に入ってきます。これだけでもずいぶん変わりますよ!

薄いカーテンであれば、犬自身が手でかき分けるようにしてカーテンの隙間に入っていき、自ら日光浴することもできます。サークルなどの中でお留守番をするこの場合には、少し日が当たるような場所にサークルを移動させてあげると良いでしょう。

まとめ

空を見上げるレトリバー犬

いかがでしたでしょう。このように日光には様々なメリットがある一方で、長時間強い直射に功に当たってしまうと発がんのリスクが高まってしまうという懸念もあります。もちろん、犬も「暑くなってきた」と感じたら違う場所に行きクールダウンしますので、基本的に問題はありません。

しかし、老犬の場合には、動く気力がない、気付かないという理由から、直射日光であっても日光浴を続けてしまう危険性があります。老犬の場合には、特に飼い主さんが見ていてあげるようにしましょう。

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