ポリッシュローランドシープドッグってどんな犬?性格や特徴、価格や飼い方まで

ポリッシュローランドシープドッグってどんな犬?性格や特徴、価格や飼い方まで

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牧羊犬として活躍したポリッシュローランドシープドッグという犬をご存知ですか?ポリッシュローランドシープドッグは、日本での飼育数はまだまだ少ないですが、温厚な性格が好まれてファンは増えてきているようです。ポリッシュローランドシープドッグは一体どのような犬なのか、その歴史や特徴などを紹介していきたいと思います。

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ポリッシュローランドシープドッグってどんな犬?

2頭のポリッシュローランドシープドッグ

ポリッシュローランドシープドッグの歴史

ポーランドのローランド地域が原産であるポリッシュローランドシープドッグは、犬種として認知されるようになったのは19世紀頃になるのですが、実はもっと以前から存在していたのではないかともいわれています。

13世紀頃の古い記録では、オールドイングリッシュシープドッグの基礎である、ビアデットコリーの基礎がポリッシュローランドシープドッグであったと書かれています。

また、16世紀頃にプーリーとチベタン・テリヤを掛け合わせて作出され、牧羊犬として活躍していた犬こそが、ポリッシュローランドシープドッグではないかという説もあります。いずれにしろポリッシュローランドシープドッグは、大変優秀な牧羊犬として活躍をしていました。

ポリッシュローランドシープドッグ絶滅の危機

第二次世界大戦の頃には、ポリッシュローランドシープドッグは一時期絶滅の危機に陥りました。戦火で命を落としたポリッシュローランドシープドッグも多くいましたが、ユダヤ系の人が多く飼育していたことで、ユダヤ人迫害が始まると主人を守ろうと立ちはだかった多くのポリッシュローランドシープドッグも命を落とす結果となりました。

戦争が終わった後には、ポリッシュローランドシープドッグ愛好家が犬種再興を誓い、国中を探し150頭のポリッシュローランドシープドッグを見付け出しました。この150頭の中から犬種基準を満たす犬だけを丁寧に選び、最終的にはオス2頭とメス6頭の計8頭で繁殖を行い、ポリッシュローランドシープドッグ絶滅の危機を逃れることとなりました。

ポリッシュローランドシープドッグの愛称

ポリッシュローランドシープドッグの英語での表記と別名は次の通りです。

  • 英語表記 Polish Lowland Sheepdog
  • 別名   ポーリッシュシープドッグポルスキーオフチャレクニジンニ

ポリッシュローランドシープドッグは、日本国内と海外とで愛称が違います。

  • 日本国内 ポリッシュ
  • 海外   ニジンニポン

日本では、ポリッシュローランドシープドッグを最初に繁殖したブリーダーが、ポリッシュローランドシープドッグを略して「ポリッシュ」と呼んでいたことから、愛好家の中でこの愛称がいつの間にか浸透しました。海外では、ポーランド原産である犬種名の冠に「Polish(ポーリッシュ)」と付けることから、他の犬種と混合してしまいますのでこの愛称は使用しません。

ポリッシュローランドシープドッグの性格

羊を追う犬

  • 温厚
  • 活発で明るい
  • 飼い主に従順
  • 飼い主以外には警戒心が強い

温厚

ポリッシュローランドシープドッグの性格を語る時に、必ず最初に言われるのが「温厚」であるという点です。ポリッシュローランドシープドッグは本当に攻撃的な面がなく、牧羊犬として働く時にも荒々しく羊を追い立てるようなことはせずに、穏やかに丁寧に仕事をこなします。

活発で明るい

ポリッシュローランドシープドッグは、とても明るく活発な性質も持っています。家族に対して常に明るく接し、小さな子どもと一緒に走り回って遊ぶなど良い遊び相手になってくれます。

飼い主に従順

ポリッシュローランドシープドッグは飼い主にはとても従順ですので、指示をきちんと守ることが出来ますし、飼い主の危機には自分が傷付いても飼い主を守ろうとします。いつもは温厚なポリッシュローランドシープドッグも、飼い主の危機には勇敢な犬に豹変するといわれています。

飼い主以外には警戒心が強い

ポリッシュローランドシープドッグは洞察力が優れていますので、見慣れない人に対してや普段と違うことが周囲に起こると、警戒心を強く抱きます。この優れた洞察力で、番犬・牧羊犬として大活躍してきました。

ポリッシュローランドシープドッグの特徴

お座りするポリッシュローランドシープドッグ

大きさ(体重/体高)

  • 体重 14㎏~17㎏
  • 体高 41㎝~51㎝

平均的な数値からみると、ポリッシュローランドシープドッグはやや大きめではありますが中型犬に分類されます。一般的にはオスのほうがメスよりも若干大きいとされています。

被毛(毛色/毛質)

ポリッシュローランドシープドッグのカラーは種類が多いです。

  • ホワイト&ブラック
  • ホワイト&グレー
  • ホワイト&ブラウン

このようにホワイトを基調としたカラーが多く、それ以外にもホワイト・グレー・ブラウンのほぼ単色に近いカラーも存在します。ポリッシュローランドシープドッグは、これら全てのカラーが認定色となっています。厚めに生えている被毛は長毛のダブルコードで、オーバーコートはウエーブがかかって粗いのが特徴です。

体の特徴

ポリッシュローランドシープドッグはがっしりとした筋肉質の体が特徴で、スクエア体型ともいわれます。頭の大きさは、体の大きさに対してとてもバランスが良いとされていて、生まれつき尻尾はかなり短いことが多いです。

以前は尻尾が長い個体が産まれると、子犬のうちに断尾する習慣がありましたが、現在では動物愛護の観点からそのままにしていることの方が多くなりました。耳は少し大きめで、飾り毛が付いています。

ポリッシュローランドシープドッグの子犬の価格

子犬のポリッシュローランドシープドッグ

ポリッシュローランドシープドッグの子犬価格の相場は、15万~20万円ほどです。海外での取引価格も2,000ドル前後のようですので、日本と大きな差はありません。

国内でポリッシュローランドシープドッグの子犬が見付からずに海外から輸入をする場合には、子犬の価格に手数料や輸送料として25万~30万ほど上乗せされます。

ポリッシュローランドシープドッグを飼うには

草原を歩くポリッシュローランドシープドッグ

ペットショップ

いつでも子犬がたくさんいるペットショップですが、残念ながらポリッシュローランドシープドッグが販売されることはほぼありません。

ただし、独自のルートを持っているペットショップでは、相談すれば取り寄せをしてくれる可能性が全くない訳ではないようですので、一度相談してみるといいかもしれません。

ブリーダーから迎える

日本国内でポリッシュローランドシープドッグのブリーダーをしている方は数少ないですが、ゼロではありません。インターネットで検索をすると、大きな犬舎を持たずにブリーディングを行っている方の情報も見つかります。

ブリーダーから購入する時には、必ず事前に見学に出向き親犬を見学させてもらい、よく話を聞いてから決めるようにしてください。

ポリッシュローランドシープドッグの飼い方

森の中を探検するポリッシュローランドシープドッグ

環境

厚い被毛に覆われているポリッシュローランドシープドッグは、寒さには強いですが暑さはあまり得意としていません。特に湿気の多い日本の室外飼育では、体調不良を引き起こす可能性もありますので、空調設備のある室内飼育がおすすめです。

運動

ポリッシュローランドシープドッグは牧羊犬とはいっても、あまり運動量は多くありません。3歳位までは活発に動き回りますが、それ以降は比較的落ち着いてきます。30分~50分程度の散歩を1日に2回程してあげれば十分ですが、若いうちはドッグランなどに連れていきボール遊びなどをしてあげると大変喜びます。

しつけ

ポリッシュローランドシープドッグは、学習能力が大変高くしつけにもきちんと付いてくることができます。飼い主の指示には従順に従いますので、しつけや生活面にかんしてはあまり苦労をすることはありません。

ポリッシュローランドシープドッグのがっしりとした体型や筋肉を維持するためには、タンパク質の摂取が重要となってきます。中型犬のなかでは運動量はあまり多いほうではないので、シニアに差し掛かる年齢になったら高タンパク質でありながら低カロリーの餌に切り替えて、肥満予防をしてください。

お手入れ

日頃の手入れで最も重要なのは、被毛の手入れです。ポリッシュローランドシープドッグは長毛のダブルコート犬種なので、換毛期の抜け毛の量は大変多く驚いてしまうほどです。また、ウエーブのかかったオーバーコートは埃や湿気などで絡まりやすく、ブラッシングは日課とする必要があります。

ポリッシュローランドシープドッグの寿命

海沿いにいるポリッシュローランドシープドッグ

ポリッシュローランドシープドッグの平均寿命は、13歳~14歳です。中型犬としては平均的な寿命となりますが、ポリッシュローランドシープドッグはかかりやすい病気がありますので、その点に気を付ける必要があります。

進行性網膜萎縮・緑内障・白内障

遺伝的要因が大きいので、定期的な健康診断で早期に発見をし、点眼や投薬で進行を遅らせる方法をとるのが一般的です。

股関節形成不全・肘関節形成不全

無理な運動が続くと起こしやすくなります。適度な運動は必要ですが、過度にならないように気を付ける必要があります。

皮膚疾患

ポリッシュローランドシープドッグはアンダーコートが密生していますので、通気性があまりよくなく皮膚疾患を起こしやすいです。こまめなブラッシングを行い、余計な被毛を取り除いて少しでも皮膚の通気性をよくしてあげてください。

まとめ

バンダナをするポリッシュローランドシープドッグ

ポリッシュローランドシープドッグの歴史や特徴について紹介してきました。国内でのポリッシュローランドシープドッグの飼育数はまだ少ないですが、賢く穏やかな性格は好まれる要素が大変強いです。何かきっかけがあれば、あっという間に飼育数が増えるかもしれません。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 Hono

    ポリッシュローランドシープドッグという犬種は記事を読むまで知りませんでした。見た目はなんだかシーズーを大きくしたような犬ですが、瞳や毛並みがとても綺麗で可愛いですね。しかも牧羊犬としても活躍しているようなので、賢そうです。また、小さなお子さんがいる家庭でも飼えるとのことなので、これから犬を飼うという初心者さんでも大丈夫そうな犬ですね。しかし!未だにポリッシュローランドシープドッグらしき犬を都内で見かけたことがありません。入手はかなり困難そうな犬ですね・・・。どうしてもこの犬種を飼ってみたい!という方は、やはり海外からの輸入が一番手っ取り早いのではないでしょうか?しかし、手に入りにくいと聞くと、ぜひ一度飼ってみたくなりますね。
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