犬が痛みを感じたときに見せる6つの行動

犬が痛みを感じたときに見せる6つの行動【獣医師監修】

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犬が痛みを感じた時、どんな行動を見せるかご存知ですか?キャンと鳴く、びっこをひくなどでしょうか。それ以外にも犬が痛みを感じた時に見せる行動があります。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

今回は犬が痛みを感じた時に見せる6つの行動をご紹介します。犬は痛みを見せない動物です。飼い主さんは痛みを感じている時に見せる行動を知り、早めに察知してあげられたらいいですね。

犬の痛みの感じ方

怪我をしている犬

犬は痛みを感じない?

犬の痛みの感じ方は諸説あります。例えば「犬は痛みを全く感じない」なんて言われていた時代もありました。しかし、犬を飼っている方はわかる通り、犬も痛みを感じていますよね。ただし、人間でも痛みの感じ方がそれぞれ違うように、犬の痛みの感じ方がはっきりとはわからないだけなのです。

また、犬が人間には我慢できないような痛みであっても、普通に行動していることから「痛みを感じるが人間よりは痛みに強い(痛みに鈍感である)」との説もあります。本来、野生動物は病気や怪我で動けなくなってしまうと、それがすぐに死に繋がってしまいます。そのため人間と比較した場合、痛みに鈍感であるという考えです。しかし、それは本当でしょうか。

犬は人間よりも痛みを感じづらい「かも」しれませんが、一つだけ言えるのは「犬も痛みを感じる」ということです。

では、そもそもなぜ犬は痛みを感じないなんて言われていたのでしょうか。

犬は痛みを隠す?

絆創膏を付けた犬

犬は痛みを感じる動物であることはわかりました。それでは、どうして「犬は痛みを感じない」なんて言われていたのでしょうか。

それは「犬が痛みを隠す動物」であることも関係しているそうです。前述したように、野生動物にとって病気や怪我は弱みになります。痛みを感じている姿、傷ついている姿を見せることは、その弱みをさらすことになるのです。そのため痛みを感じても、本能でそれを隠すのだと考えられます。痛みに強いというよりも、「我慢強い」動物なのです。

これらの要素を持つため、家庭で生活している犬も不調や痛みをぎりぎりまで我慢し、隠そうとしてしまうことがあります。結果として、発見が遅れてしまい、手遅れだったということもあります。飼い主さんはこの点を理解して、犬が痛みを感じている時に見せる行動をよく知っておきましょう。

犬が痛みを感じた時の6つの行動

横たわる犬

①震えている

痛みを感じているとき、震えるころがあります。寒い時にも身体を震わせますが、寒くもない環境で身体全体やどこか一部が震えている場合、病気や怪我を抱えている恐れがあります。このように震えがみられる場合は、何か異変がないかを必ず確認しましょう。

②片足を上げてる、引きずっている

犬は緊張や興奮状態にある時にも足を上げたまま動かないということがあります。しかし、頻繁に犬が片足を上げている場合や、引きずっている場合、同時に震えている場合など、痛みを感じている可能性があります。これらの兆候が見られる場合もよく観察して、異常を確認してください。

③「キャン」という鳴き声をあげる

犬が「キャン」と鳴くことはありませんか?犬にはキャンという鳴き声を上げたら攻撃をやめるというルールがあるそうです。そのため、どの犬も攻撃をやめてほしい時や痛みを感じた際には同じように鳴くのだそう。この鳴き声を上げる時は、いずれにしても弱っている可能性が高いため、必ず異常を確認するようにしましょう。

④息が荒くなっている

痛みを感じていると、呼吸が速くなり、息が荒くなります。犬は体温調整のためにパンティングと呼ばれる激しい呼吸をします。また、運動をした時も息は荒くなりますよね。しかし、暑くない環境で運動をしたわけでもないのに息が荒くなっている場合、何かしらの病気を抱えていたり、どこかに痛みを感じている可能性があります。

⑤身体を舐めている

犬は傷口を治す際に自分で舐める習性があります。そのため、痛みを感じていると、その患部を舐めることが考えられます。頻繁に同じ場所を舐めている場合、見た目には変化がなくとも内部に問題がある可能性があります。また、ストレスを感じている場合も、同じ場所を舐め続けることがあります。いずれにしても注意が必要な行動です。

⑥動かなくなる

犬が痛みを感じているときや体調に異変がある時、動かなくなります。呼んでも動きたがらない、散歩にも行きたがらないといった傾向がみられる場合、何かしらの異変が起きていることが考えられます。

まとめ

検査を受ける犬

犬は我慢強い動物であることが分かりました。そのため飼い主さんが異変をいち早く見つけてあげる必要があります。そのためにも普段から愛犬の様子をよく観察しておくことが大切です。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 アニテク

    足をあげる と 引きずる は少し違います。
    足をあげてけんけんすることを跛行といいます。

    跛行の場合は足自体が違和感を感じている場合が多くその原因は骨折から外傷まで様々です。

    一方、引きずるという行動は完全に足を忘れている状態、つまり麻痺が起こっている状態が強く疑われます。
    麻痺には痛みが伴うものと伴わないものがあるので普段からよく動きを観察しておくことをおすすめします。

    要するに跛行の場合(足をあげている)は、痛みを感じている場合が多いですが麻痺の場合(足を引きずる)は痛みを感じているケースと感じていないケースがあるということになります。
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