愛犬の太りすぎ・痩せすぎによるリスク

【獣医師監修】愛犬の太りすぎ・痩せすぎによるリスク

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可愛いおねだりに負けておやつを与えすぎていませんか?適切なフードでしっかり栄養を摂れていますか?犬にも太りすぎによるリスク・痩せすぎによるリスクがあります。発症しやすい病気についてもご紹介しています。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

太りすぎによるリスクについて

体重計に乗る太ったチワワ

運動することが困難になる

私たち人間だけではなく、犬にだって太りすぎによるリスクはたくさんあります。太りすぎてしまうと運動することが困難になることもあり、ダイエットのために運動をさせたいけど全く歩いてくれない、歩くことにも支障が出てしまっている、なんて犬もいます。

とくに肥満に気を付けたい犬種なんて言われることもありますが、全ての犬が注意しなければならないと思います。

カラダに大きな負担がかかってしまう!

太りすぎてしまったことが原因となり、手足や腰に大きな負担をかけてしまい、関節・靭帯・椎間板などを傷めやすくなってしまいます。捻挫・骨折・関節炎・椎間板ヘルニアなどのリスクが高まり、とくに大型犬の場合は肘や膝への負担が大きく、胴長で手足が短い犬の場合は腰への負担が大きく、小型犬であればちょっとした負荷でも骨折しやすくなってしまうでしょう。

心臓に大きな負担がかかってしまう!

太りすぎてしまうと、お散歩などの軽い運動をするためにも、筋肉へ血液を送り出すために働いている心臓への負担がとても大きくなります。カラダ全身に血液を送り出す働きをしてくれている心臓は24時間働きっぱなしです。

太りすぎによる心臓への負担の大きさは想像以上のものだと思います。激しい運動をしたわけでもないのに、呼吸が苦しそうにしている・疲れやすい・咳が止まらないなどの症状が出てしまっている場合はすぐに獣医師の診察を受けましょう。

呼吸器に大きな負担がかかってしまう!

太りすぎによって首周りに脂肪がついてしまうと、気道が圧迫され、呼吸がしづらくなってしまいます。とくに注意が必要な病気は、気管虚脱です。気管が潰れてしまい、呼吸困難を引き起こしてしまう可能性があります。

糖尿病を発症してしまう!

食べ過ぎによって太りすぎてしまった犬の場合、膵臓が疲弊し、血糖値が高くなり、糖尿病を発症するリスクが高くなります。犬の場合、インスリンの分泌に異常が起こる、インスリン依存型であることが多いようです。

糖尿病は、白内障・肝疾患・細菌感染症などの合併症を引き起こす可能性も高いとされています。

痩せすぎによるリスクについて

白い犬

適切な食事を摂り、適切な運動をし、適切な管理を行っているにも関わらず痩せている犬もいますが、問題なのは食欲がなく痩せすぎてしまっている場合です。

栄養失調による免疫力低下の可能性

栄養失調である状態が続くと、免疫力や体力が低下し、病気を誘発しやすくなってしまいます。ケガをしやすくなったり、病気をしやすくなったり、ケガや病気が治りにくくなることもあります。また、感染症にもかかりやすくなりますし、肝機能の低下のリスクも高まります。

犬が痩せすぎになる原因

病気の可能性

食欲があるにも関わらず痩せすぎてしまっている場合も、寄生虫・ストレス・甲状腺機能亢進症・糖尿病・ガンなどが原因である可能性もあるため、獣医さんの診察を受けることをおすすめします。

フードが合わない・量が足りない

フードが合わず、栄養を十分に摂ることができていないことで痩せすぎてしまっている犬もいます。太りすぎてはいけない!飼い主さんのそんな考えから、フードの量を減らしすぎてしまっていたり、栄養が不足してしまっていることで痩せすぎてしまっている犬もいます。

元々やせ形の犬種もいる

イタリアングレートハウンドやサルーキなどの肋骨が浮き出ていることがスタンダードな犬種もいますし、痩せていること全てに病気が関係しているわけではありませんが、注意してあげる必要はあると思います。

筆者の実体験

実は、うちの愛犬の1匹がとても痩せ型です。放浪犬だったため、一時的なものだろうと思ったのですが、どんなに食べても痩せたままでした。いろんな検査を受けさせましたが全くカラダに問題はなく、私たち人間にもあるように、どんなに食べても太ることがない、そんな体質なのだろうということでした。

まとめ

ダックス×ポメ

太りすぎにも痩せすぎにも、食事と運動が深く関係しているのではないかと思います。適切な食事を与え、適切な運動をさせてあげることができているでしょうか。

うちには超小型犬のポメラニアンがいますが、こんなに小さいのに運動をさせすぎたらカラダへの負担が大きすぎるんじゃないか、なんて思い、お散歩が少なすぎたことが原因で、獣医さんからぽっちゃり判定を受けたことがありました。

これ以上太らせてはいけませんよと注意と指導を受け、適切な運動をさせ、適正体重と体型を維持しています。犬の寿命は20年に満たないほどとても短いものです。

少しでも長く一緒にいたいですよね。そして、老犬になっても元気いっぱい幸せでいて欲しいですよね。そのためには、愛犬の健康管理をもっと強化しなければ!と思います。

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