犬は腐ったものを食べてもちょっとくらいなら大丈夫
- 実は犬は腐った食べ物に強い子もいる
- 犬の唾液と胃酸は強い殺菌作用がある
愛犬がいけないものを食べてしまったとき、とても不安になりますよね。
すぐに病院にかけつけることができれば良いのですが、休診日だったり時間外だったりすることもあると思います。愛犬が腐った食べ物やいけないものを食べてしまったとき、どのように対処したら良いのでしょうか。
犬に与えてはいけない食べ物はみなさんもよくご存知だと思うのですが、少し食べたくらいで何か悪い症状が起きるわけではなく、食べ過ぎるとよくない、与えない方が良い、というものですよね。
だけど、腐ったものなら少しの量もダメなのでは?と思ってしまいますが、実は腐った食べ物に強い犬が多いんです。
なぜなら、犬の唾液と胃酸には菌などを撃退するとても強い殺菌作用があり、ちょっとやそっとじゃお腹を壊したりしません。狩りをして獲物を捕っていたオオカミの頃の名残りなのではないでしょうか。
かと言って、わざわざ賞味期限や消費期限の切れた食べ物を愛犬に与える飼い主さんはいらっしゃらないと思いますし、腐った食べ物を食べても安心というわけではありません。
下痢をしてしまったり、吐いてしまったり、体調を崩してしまう犬もいますので、もし腐った食べ物を食べてしまった場合には様子をみて、何かおかしな症状がある場合には獣医さんに相談してみると良いと思います。
腐った食べ物を食べてしまった場合に起きる可能性の高い症状
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲不振
- 痙攣
- 泡をふく
- 貧血
- 皮膚の炎症
- 虚脱
などがありますが、とくに多いのは下痢・嘔吐・皮膚の炎症なのではないでしょうか。このような症状があらわれてしまった場合、すぐに獣医さんの診察を受けるようにしましょう。
無理に吐かせてはいけない
いけない食べ物を食べてしまったとき、無理に嘔吐させようとする方もいらっしゃるようですが、まだ口の中に入っている場合には吐き出すようにしても良いと思うのですが、飲み込んでしまったものを無理に吐き出させるのは危険です。
喉や気管に詰まらせて呼吸ができなくなってしまうこともあります。嘔吐させる必要があるかどうかは獣医さんが診断してくれますし、獣医さんのもとで安全に吐き出させるようにしましょう。
もし、自然と嘔吐した場合、そのまま様子をみても良いと思いますし、あまりにも体調が悪そうである場合には獣医さんに診てもらいましょう。
腐った食べ物を食べてしまわないように
自宅での対策は
- 犬の手の届く範囲に食べ物を置かないこと!
- 犬の手の届く範囲にゴミ箱を置かないこと!
- 残飯や腐ったものはすぐに処分すること!
など、とにかく犬が食べてしまわないように、そばに食べ物を置かないことです。扉を開けてしまうことができる場合には、開かないような対策も必要ですね。
うちの愛犬はおやつが入っている棚の扉を、鼻を器用に使って開けることができるため、絶対に開けることができないようにアイテムを使って対策しています。
リビングのゴミ箱に食べ物を捨てることはありませんが、紙くずも口に入れてしまってはいけないので、カチッ!としっかり蓋を閉めることができるゴミ箱を使って対策しています。キッチンには残飯もありますし、とにかく立ち入り禁止です。
まとめ
犬がキッチンのゴミ箱を漁って捨てていたものを食べてしまったり、お散歩中に落ちているものを拾い食いしてしまったり、愛犬がいけないものを食べてしまったという経験のある飼い主さんはとても多いのではないでしょうか。
近所の野良猫たちに生魚を与えている方がいらっしゃるのですが、私には魚の種類はわかりませんし、どんな状態の魚なのかもわかりませんし、地面に魚が置いてあるなんて思いもせず、お散歩の帰り道に愛犬が食べてしまったことがありました。
真夏だったので腐っていた可能性もあるなと思い、愛犬の様子をよく見ていたのですが、何か症状が起きることもなく、うんちの様子もいつも通りで何事もなく済みました。
犬は、その食べ物が腐っているかどうか判断することができません。お家の中では気を付けていても、お散歩中に拾い食いをしてしまうこともあるかもしれません。
もし腐った食べ物を食べてしまった場合も、胃酸のとても強い殺菌作用によって、そう簡単にお腹を壊してしまったり、食中毒になってしまうようなことはあまりありません。
しかし、下痢や嘔吐の症状があらわれることも多く、症状がひどい場合には獣医さんに相談しましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 アニテク
これが大きな惨劇をうみます
変なものをたべたら必ず病院へまずは連絡だけでも
いいので相談することをオススメします
50代以上 男性 とむ