犬が喉を鳴らす理由とは?
喉を鳴らすというと猫のイメージが強いですが、猫が喉をゴロゴロと鳴らす理由は、もともとは“母猫と子猫のコミュニケーション”だとされています。母猫と子猫がコミュニケーションをとる際にゴロゴロと喉を鳴らし、猫と猫のコミュニケーションとしても使われています。
飼い主さんに対してゴロゴロと喉を鳴らすのは、嬉しいときや機嫌の良いとき、コミュニケーションをとりたいとき、子猫の気分のとき、などではないかとされています。では、犬はどうなのでしょうか。
「おやつちょうだい!」
犬の先祖であるオオカミのこどもは、母親にごはんのおねだりをするとき、喉を鳴らしながら母親の口元を舐めて催促するようです。これはオオカミの習性なのですが、犬にもその名残りがあるのではないでしょうか。
飼い主さんの口元を舐めるという犬も多いですが、本能や習性なのであれば、何か食べ物をおねだりしているのかもしれません。そのときに喉を鳴らしていたり、クンクン鳴いていたりする犬も多いですよね。
うちの愛犬たちも私の口元を舐めながらグルルルっと喉を鳴らしてみたり、クンクンと鳴いてみたり、“おやつちょうだい!”というときが多いです。
飼い主さんのことを母親のように思っているから
犬が喉を鳴らすのはオオカミの習性が残っているからなのではないかというお話をしたのですが、飼い主さんに対して喉を鳴らしながら甘えてくるのは、飼い主さんのことを母親のように思っているからなのではないでしょうか。
もしそうなのであれば、とっても嬉しいですよね。私も愛犬たちのママになる!と決めた日からできる限りのことを精一杯行っていますが、母親として頼ってくれているのだとしたら、全てを預けてくれているのだとしたら、とても幸せだなと思います。
その他気持ちを伝えようとしている
犬が喉を鳴らすとき、それは何かのサインなのではないでしょうか。飼い主さんに何かサインを送っているのです。愛犬が喉を鳴らしたとき、愛犬はどんな気持ちなのでしょうか。
それを理解してあげることで、もっと信頼関係も深めることができると思いますし、もっとコミュニケーションをとることができるようになるのではないでしょうか。人間と犬は言葉で会話をすることができませんから、愛犬からのサインは、どんな小さなサインでも逃したくないですよね。
嬉しいとき、楽しいとき、悲しいとき、寂しいとき、イライラしているとき、ストレスが溜まっているとき、犬はいろんな行動・仕草・声・表情などで伝えてくれます。犬って、飼い主さんに自分の気持ちをアピールすることがとても上手ですよね。
愛犬が今どんな気持ちを伝えようとしてくれているのか、それを上手く理解してあげることができると私たちも嬉しいですし、愛犬との暮らしがもっと楽しく幸せなものになると思います。
まとめ
うちには犬と猫がいますが、猫は嬉しいときや機嫌の良いとき、喉をゴロゴロ鳴らして甘えてきます。犬たちも猫ほど上手ではありませんが、喉を鳴らして何かを伝えようとしてくることがあります。喉を鳴らすというよりは、喉から変な声を出すというような感覚なのですが…。
甘えたいときや嬉しいときに「ぐうう」っと喉を鳴らしたり、お腹を撫でてあげると「ぎゅるるる」と喉を鳴らしたり、帰宅して抱っこすると「ぐう~」っと喉を鳴らして甘えたり。
「うちの子も喉を鳴らしますよ!」という飼い主さんも多くいらっしゃるようです。言葉はわからないし話せないけど、私が普段言っていることを真似して何かを伝えようとしているんじゃないかな?と思っています。
みなさんの愛犬は喉を鳴らすことがあるでしょうか。猫が喉をゴロゴロと鳴らすこととは少し違うのですが、犬も喉を鳴らすことがあります。愛犬のことをよーく観察してみてください。
もし、喉を鳴らすことがあれば、何を伝えようとしているのか、よーく聞いてみてください。言葉は交わせないけれど、またひとつ、愛犬とのコミュニケーション手段が増えるかもしれません。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
うちの子も、帰宅するとべったり擦り寄って来て喉から変な声を出します。「んぐぐぐぐ~」というか「んーんーんー」というか。とても文字には出来ない言葉です(笑)ぺろぺろしながら、くるくる回りながら、おててを一生懸命伸ばして抱きつきながら、精一杯の甘えた声でおかえりー!を言ってくれます。愛犬のそんな姿って本当に可愛いですよね。
うちの子と一緒にじゃれて遊んでいる時に、「ぶーぶーぶー」とか「う~~」とか低い声で何か言ってるのですが、それは嬉しくてたまらないよ!と言っている時なのです。でも知らない方から見ると、怒っていると思われてしまうくらい低くて唸っているような声です。本人は楽しくて仕方ないのですけどね。
前にお母さんわんこに会いに行った時のことですが、その子も遊んでいると同じような声を出していました。私はびっくりして「怒っているのですか?」とお聞きしたら、「嬉しくてたまらない時や甘えたい時にも、低い声でう~~って言うんですよ」と教えて下さいました。人間の甘えたい時の表現方法や喜び方がそれぞれ違うように、犬も嬉しいときの声はみんなそれぞれ違うのかもしれませんね。
我が家に猫がいないので、猫のゴロゴロいう声を聞いたことがないのですが、犬も猫も甘えたい時やうれしい時に自然に出る声なんて可愛いですね。この記事を拝見していて、とても幸せな気持ちになりました。なんとなくつけているテレビを消して、時には愛犬と思いっきりじゃれあって、愛おしい可愛い声をちゃんと聴いてあげたいなと思いました。