犬を新しい寝床に慣れさせる3つの方法

犬を新しい寝床に慣れさせる3つの方法

愛犬に新しい犬用ベッドを買ってあげたけれど、なかなか慣れてくれず困っているという方はいませんか?中には新品ベッドを諦めてしまうという方もいるかもしれません。今回は犬を新しい寝床に慣れさせる方法をご紹介しますので、お困りの方は早速実践してみてくださいね!

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そもそもどのような寝床が良いの?

ケージの中からこちらを見るトイプードル

犬には落ち着いて寝ることができる寝床の特徴があります。愛犬を新しい寝床に慣れさせる方法を知る前に、まずは犬がどのような寝床を好むのか、また適しているのかを知る必要があります。

これらを知ることで、飼い主さんが愛犬にとって素敵な寝床を用意するべきであることを理解することが大切です。

1.愛犬のためのスペースを作ってあげる

ケージから身を乗り出す犬

まずは愛犬が「自分だけのスペースだ」と落ち着いて休むことができるよう、愛犬だけのスペースを作ってあげることが大切です。

具体的にどのようにスペースを作るのかといいますと、基本的な形はサークルやゲージの中にベッドを置くという方法です。普段から遊ばせたり散歩をさせる時以外はサークルやゲージの中にいるという場合には問題ありません。

もしも普段から家の中で放し飼いにしてしまっており、なかなかゲージやサークルの中に入ってくれないのであれば、ベッドの4辺のうち、2辺が壁となる場所にベッドを設置すると良いでしょう。つまり部屋の4隅のどこかに置くということになります。

なぜこのような環境を作らなければいけないのでしょうか。実は犬という動物は防衛本能がとても強い動物です。そのため、しっかり自分が安心して休めるスペースを作らなければ、無意識の内に24時間警戒態勢をとってしまうのです。

四六時中警戒態勢をとるということは、一時も休むことができないことを意味しますので、せっかくベッドを与えても休むことができていないことになります。

2.季節に合った快適な温度調整

毛布に包まれている犬

そして季節に合った温度調整ができる場所であるということも重要です。夏はクーラーを点けなければ熱中症になってしまいますし、冬には暖房を点けなければ体が冷えてしまい、体調を崩してしまいます。

そのため、リビングなどに設置し、常に温度管理が行われている場所に設置することが大切です。

もしも飼い主さんが寝ている間、リビングの温度管理をしないというのであれば、ベッドを寝室に持って行き、寝ている間は温度管理が行われる寝室の四隅のどこかに置いておくことで、愛犬にとっても快適に休むことが可能です。

3.静かで落ち着ける場所

犬用ベッド眠る犬

飼い主さんが在宅中、ずっとテレビを点けているのであれば、それも愛犬にとって休みを妨げる原因となっている可能性があります。

犬は聴覚がとても優れていますので、人間の耳に入ってきている音よりも大きく聞こえているのです。そのため、テレビの音量を大きくして見ている場合には、「うるさいな」「騒がしいな」と煩わしく思っているかもしれません。

そのため、リビングにベッドを設置する場合には、なるべくテレビから離れた静かな場所に置いてあげることが基本です。

もちろん、犬にもそれぞれ個体差がありますので、「テレビの音なんて気にならないから、飼い主さんの姿を見ながら休んでいたい」という子も珍しくありません。

普段から飼い主さんが犬の様子を観察し、リビングの中でどの場所が最も落ち着いて休める場所なのかを判断してあげることも重要となります。

新しい寝床に慣れさせるための順序

犬用ベッドで休む犬

では、ここから本題に入っていきます。寝床を換えるのであれば、新しい寝床に慣れてもらう必要があります。すぐに慣れてくれる犬は少ないので、順を追って慣れさせる必要があります。ここではその順序をご紹介します。

寝床をサークルなどで囲う

まずは寝床をサークルで囲ったり、ゲージの中に入れるなどし、犬が自然と寝床の上に乗るような状態を作ってあげます。

この時、スペースを狭く作るのではなく、ベッド以外のスペースで少し歩くことができる程、余裕を持って囲んでおくことがポイントです。

寝床におやつを置いておく

続いて寝床におやつを置いておき、犬を寝床(サークル)の方へと誘導します。寝床まで連れて行くことができれば、寝床にはおやつがあるため、ほとんどの犬がおやつを食べるために寝床に行きます。

寝床に上り、落ち着いておやつを食べたら「ちゃんと乗れたねー!」などと大げさに褒めてあげてください。褒めることで、新しい寝床の上に乗れば良いことが起こると印象づけさせるためです。

自由にサークル内を歩かせよう!

最後に先ほど少し余裕を持って囲んだサークル内を自由に歩かせます。この目的は、サークル内という狭い空間の中で、最終的に寝床に戻り、落ち着かせることです。もしも寝床で落ち着いたら、この場合も褒めてあげましょう。

しかし、サークルの外に出ようとしたり、なかなか寝床に行かない場合には、寝床におやつを置き誘導するところから再度試してください。

これは犬によってすぐに慣れる子とそうでない子がいますので、後者の場合には根気強く続けることが大切です。

まとめ

眠るチワワ

いかがでしたでしょうか。愛犬に新しい素敵ベッドを買ってあげたいというのは飼い主として誰もが思うところでしょう。しかし、犬にとって落ち着いて休める場所を作ってあげることも慣れさせるためには重要な1歩です。

ぜひ新しい寝床を与えてあげる時は、落ち着いた空間作りと今回紹介した順序を正しく踏まえて慣れさせましょう。

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