犬がご飯を食べなくなるのは?
病気で食べない
まず初めに口の中に異常がないか調べてみましょう。口が腫れていたり、傷があったり、血が出ていたりしませんか?
口に違和感があるためにご飯を食べなくなっているのかもしれません。
他にも足を引きずっていないか、熱はないか、排泄の状態はどうか、元気があるか、などを確認してみましょう。日頃の様子とは違うところがあるかもしれません。
ご飯を食べなくなり、さらにおやつまで食べなくなるようであれば病気の可能性が高くなります。
- フィラリア症
- 肝炎
- 膀胱炎
- 回虫症
- 腸閉塞
などの他にも歯の疾患や他の内臓疾患など様々な原因が考えられますので、症状をメモして獣医さんに相談してみましょう。
水も飲めないようであればすぐに病院へ連れて行ってください。
老化で食べない
若い頃は食欲があったのに歳をとって食べる量が減ってしまってはいませんか?
犬も高齢になると歯や歯茎が歯槽膿漏になったり、噛む力が弱くなってしまい、固いフードを噛めなくなっていきます。
うまく噛めなかったり、上手に飲み込めないといった状態が続くうちに食欲をなくしてしまう可能性もあります。
またご飯を食べる姿勢を保つのが辛かったり、嗅覚が弱くなってしまい匂いがよくわからず食欲がわかないという場合もあります。
噛む力が弱いようであれば固いフードではなく少しやわらかくしたり、姿勢を保つの辛いのであればお皿の位置を変えてみたり、嗅覚が弱くなっているのであれば温めて匂いを強くしたりふりかけをかけてみる、など色々と工夫ができます。
まずはひとつひとつ原因を考えて改善してみましょう。
わがままで食べない
元気があっておやつもモリモリ食べる場合は、飼い主さんに甘えている可能性があります。
ご飯を食べなければおやつがもらえる、美味しいものが出てくるはずだ、と思っているのではないかと思います。
手から食べる行為もこの甘えの中に分類されます。
手からしか食べない原因は?
①飼い主さんに甘えている
食べなければ飼い主さんの手からご飯やおやつが貰えることに気付いているかもしれません。
犬はとても賢い動物なので一度覚えるとその後もそういった行動をとるようになります。
特に生後7ヶ月〜8ヶ月頃は自我が芽生え始め、飼い主さんを試す手段としてご飯を食べないという行動をとる犬もいます。
ご飯を食べなければなにか良いことがある、と思ってしまっているかもしれません。
②慣れないフードに戸惑っている
フードを変えたりした場合、慣れない匂いや味に戸惑ってたべなくなる犬もいます。
そんな時に嗅ぎ慣れた飼い主さんの手からフードをもらうことで、安心して食べれるようになることがあります。
それが癖になってフードに慣れた後も飼い主さんの手からしか食べないという状態になってしまっているのかもしれません。
③皿が苦手
皿が苦手という可能性もあります。
例えばステンレスのお皿の場合、鼻先に当たったときの感覚や音が苦手という犬もいます。
また形も食べにくい形だったり、犬の鼻によくあたるような形だったりすると皿から食べるのを嫌がることがあります。
そういった理由で皿から食べるのを嫌がった時に飼い主さんの手から与えるとお皿よりも手から食べるようになります。
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手から食べるのをやめさせるには
健康上問題がないようであれば手から食べるのはやめさせたほうが良いでしょう。
毎日ずっとその状態であげるというのなら良いかもしれませんが、そうも言っていられません。
飼い主さんの負担にもなりますし、他の場所で食べれなくなってしまうと犬も困ってしまいます。
まずはフードの種類をいつも食べているものか確認してください。もし慣れていないフードなら一度、いつも食べているものに戻してみてください。
次に皿が苦手という場合はお皿の種類を変えてみましょう。素材を変えてみたり、形や大きさを変えてみたり、場所を変えてみるのも良いかもしれませんね。
最後に、甘えている場合です。
甘えている場合はお皿にいれたフードを15〜30分程度たったら没収するようにしてください。
食べないと没収されることを覚えると手からでなくても食べるようになります。
また食欲をそそるように犬用のふりかけをかけたり、肉汁をかけたり、ウェットタイプのフードをまぜたりという工夫もしてみましょう。
ただ厳しくするだけではなく愛情をもって、色々な工夫をしながら徐々に手から食べるのをやめさせていきましょう。
まとめ
手から食べる姿は可愛らしいですが、飼い主さんの負担になりますし犬もお皿から食べれないと飼い主さんが居ない場合などとても困ります。
フードの種類を変えたり、お皿を変えたり、食事のときのルールを決めたり、色々な工夫をして少しずつでも良いので改善していくようにしましょう。
根気強く続けることで改善されていきますので、大変ではありますが飼い主さんも愛犬も諦めずに頑張りましょう!
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
そこで試したのが、私が器を持って食べる振りをしながら、あー美味しい!全部食べちゃおうかな?いい?と声を掛け、〇〇、食べる?と器を差し出すとガツガツ始まりました。少しすると又飼い主さんを見てワンワン!私が美味しい美味しい。食べる?を4回程やって完食!翌日飼い主さんも同じようにやってみると完食したそうです。そんなこんなで4日程続いたそうですが今は元通り自分で食べています。原因は不明ですがたまたまこんな事がありました。我が子同然の子に異変があるとかわいそうで不安ですよね❗️素人ですが誰かのお役に立てれば・・・思い書き込みました。
40代 女性 ブラッキー
うちは手作り以外は手で与えます。
攻撃的な子が一頭いて、トレーナーさんから
手であげる事は、手は良いものだと認識させるためだそうです。
かれこれ10年そうしています。
ご飯の最中に体を触っても、お皿に手を入れても
大丈夫です。
三回食の二頭なので、手であげる作業は結構大変です。ですが、コミュニケーションのひとつになっています。
40代 女性 匿名
なりました。それまでは器に入れたドックフードを自らモリモリ食べていたのですが。。。おやつは手渡しじゃなくても自ら進んで食べます。
手渡しですら気に入らないと中々食べなかったり、仕事に行かねばならない時等は、困る時がありました。
解決方法をネットで調べたり、何人かの獣医さんに相談しましたが、おっしゃることは皆様同じで
「飼い主さんが優しいからそうなる。一度出して30分位食べなければ下げる・おやつはあげない・1日位犬は食べなくても大丈夫・水分はあげてくださいね」と。
それで試してみるとうちの愛犬の場合、意地でも丸1日全く何も食べず、とうとう空腹で黄色い胃液を吐き、失禁し、まともに歩けず朦朧としてしまいました。
その為、やっぱり手で食べさせたり、好みそうなフードを日々探し、手作りご飯をしてみたりの試行錯誤です。
先代犬はこのようなことは一切なかったので、ひとこと「ワンちゃん」といえども色々だと思いました。ただ大変な面はあるけれど、心から愛おしくて大切な存在です。