猫と犬を一緒に飼育したいという方、多いのではないでしょうか。我が家でも犬2匹、猫5匹が同居していますが、猫との同居には向いている犬種というのがいます。
今回はそんな「猫と同居するのに向いている犬種」をご紹介します。
①ゴールデン・レトリバー
フレンドリーな犬、代表の「ゴールデン・レトリバー」。人間や他の動物にフレンドリーだと言われているように、猫にもフレンドリーに接することができます。生き物が大好きな犬種なので、猫の種類に関わらず家族として過ごすことができるといわれています。もし家族に子猫を迎えた場合は、親代わりの役割を果たすこともあるそうです。大きな体ながら、優しい心の持ち主のゴールデン・レトリーバーですが、猫と同居しても乱暴に扱うということもないでしょう。正に猫と同居するのに向いている犬種の代表ともいえます。
②ラブラドール・レトリバー
ゴールデン・レトリバーど同様にフレンドリーな犬といえば「ラブラドール・レトリーバー」。とにかく遊ぶことが大好きなので、猫とも楽しく遊びます。我が家のラブラドール・レトリーバーも5匹の猫と暮らしていますが、子猫であっても成猫であっても、すぐに仲良くなって一緒に遊んでくれました。冬には猫たちとくっついて寝ていることもあります。運動が大好きな犬種でもあるので、普段の散歩や運動は欠かせません。ストレスがない状態だからこそ、穏やかに猫とも接することができるのかもしれませんね。
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③ビション・フリーゼ
コミュニケーション能力が高い犬「ビション・フリーゼ」。フワフワ巻き毛の愛らしい姿が人気の犬種です。その陽気で遊び好きな性格は、他の犬や猫との生活も受け入れることができるといわれています。一緒になって遊びたがるでしょう。その陽気さゆえに猫に構い過ぎて攻撃される可能性があるため、その点は注意が必要です。また、陽気なようでいて気を遣う繊細な性格でもあるため、多頭飼育をする際はストレスをため込んでいないか、注意深く観察するようにしましょう。
④バセット・ハウンド
フランス原産の非常に優れた狩猟犬「バセット・ハウンド」。のんびりとした穏やかな性格をしているため、小さな子どもや他の動物がいる家庭でも安心して飼うことができるといわれています。また家族には愛情深く、飼い主には忠誠心を持って接します。もともと小動物を追いかけていた狩猟犬ではあるため、猫を追いかけまわさないように、接し方や接する距離感は飼い主が教える必要があります。賢い犬種のため、犬がその点を理解すれば、穏やかに一緒に暮らすことができるでしょう。
⑤コッカー・スパニエル
人懐っこく、陽気な性格をしている「コッカー・スパニエル」。彼らは飼い主の期待に応えることが大好きです。人見知りせず、誰にでもフレンドリーに接することができます。しかし、人懐っこい分、1匹で放置されると寂しがるため家族とゆっくり過ごせる時間が必要です。孤独を感じおらず、安定した状態であれば猫との同居もうまくいくでしょう。猫を家族として認識出来たら、犬と猫が飼い主にとっても心強い相棒になってくれるでしょう。
⑥マルチーズ
穏やかな性格で知られる「マルチーズ」。活発で遊び好きな一面も持ち合わせており、家族だと認識出来れば猫とも仲良くなることができます。個体によっては神経質な要素が強く、人見知りの子もいるため、猫を迎える場合は愛犬の性格をよく知ったうえで迎える必要があります。
⑦パグ
「パグ」は穏やかな性格でも知られており、子供や猫とも共存できるといわれています。嫉妬心が強い個体もいるため、まずはパグ自身に愛情をたっぷりと注ぎ、落ち着いて気分が安定した状態にしてあげることが大切です。
注意点
他にも「パピヨン」「コリー」「プードル」「ダックスフント」といった犬種が猫と同居するのに向いている犬種だといわれています。猫と向いている犬種とはいっても、それは個体にも大きく依存します。
これらの犬種が猫と同居に向いていると言われる理由として、もともとの要素として「フレンドリー」であるという点以外にも、「賢い」ため”しつけをすれば”「共存できる」「許容できる」といったケースもあります。
また、新しい猫や他の動物を迎え入れる場合、犬自身が飼い主や家族からの愛情に満たされている状態であることも大切です。愛犬の性格や状態をよく観察したうえで、じっくりと判断を行いましょう。
まとめ
今回は猫と同居するのに向いている犬種をご紹介しました。あくまでも犬種の要素をもとにしたものであり、実際は個体に大きく依存することは忘れないでください。
我が家はラブラドール・レトリバーとダックスフントと共に猫を5匹飼育しています。たまたま陽気でフレンドリーな性格だったためか、とても仲良く生活してくれています。しかし、猫の性格によってもどうしても合わない場合もあります。猫にとっても犬がいることがストレスになる可能性もあります。
飼育を検討する場合は、飼育する犬と猫、両方の様子をよく観察したうえで、慎重に判断してくださいね。