『特定危険犬種』を知っていますか?
危険犬種と規制法
危険犬種という言葉は大型犬が好きな私には心が痛む言葉ですが、残念ながら現在では世界の国々で特定の犬種とそのミックス、または一定以上の大きさの犬を、人に危害を加える恐れのある危険な動物として、取り締まる自治体が増えています。
しかし、特定という定義が世界共通で定められているわけではなく、各国どころか各州ごと、わが日本では各自治体によってまちまちという、かなりあやふやなものです。
取り決め自体が非常にあやふやであるにもかかわらず、危険犬種と似ている雑種犬を、飼い主からとりあげ殺処分してしまったなどというとんでもないニュースも海外では話題になりました。
なぜ犬がこのような分け方をされているのでしょうか?
まず、世界で代表的な危険犬種とされている種類と諸外国や自治体の規制について調べてみました。
特定危険犬種とは
人や他犬、またはほかの動物に危害を加える恐れが強いので法律や条例によって、ペットとして飼うことが禁止、または規制されている犬種を危険犬種といいます。
代表的な犬種
- アメリカンピットブルテリア
- 土佐犬
- ドゴアルヘンティーノ
- フィラブラジレイロ
- アメリカンスタッフォードテリア
- アメリカンブルドッグ
- マスティフ
- ロットワイラー
- 秋田犬
- シェパード
- セントバーナード
- 紀州犬
- ドーベルマン
- グレートデーン
これは国や自治体によって指定している犬種も規制も違い、もっと他の聞いたことがないような名前の犬種もありました。
ここにあげたものはその中の代表的な犬種です。
諸外国と日本の規制
イギリス
1991年危険犬種法により、上記の上から4種類の犬は繁殖、販売を禁じ、例外を除き所有すること自体、禁じられています。
所有するものが犬を表に連れ出す際は口輪を着用し、引き紐をつけることを義務としています。
デンマーク
13種類の犬を危険犬種に指定し、それらの犬種の飼育を完全に禁止し、指定された犬種を連れての入国も禁止されました。
違反にたいしては強制的に殺処分されることもあるほど、厳しい規制を設けています。
ウイーン
11種類の犬を危険犬種に指定し、飼育に際して所有者がしっかり管理できることを証明する、ライセンスを持つことが義務付けられています。
ポルトガル
7種類の犬を危険犬種に指定し、飼育に対するライセンスが必要です。
18歳以上で心身共に健康であるだけでなく、適正検査をパスし、さらに前科のない人間でなければライセンスはとれません。
フランス
闘犬種だけでなく、そもそも国際蓄犬協会に登録されていない種類は入国禁止、つまり血統書のない犬は国内に入れないという厳しさです。
野良犬や危害を及ぼしそうな犬は、飼い主が8日以内に危険回避の証明をしないと、捕獲され処分されてしまうという厳しいものです。
イタリア
イタリアの危険犬種指定はなんと、135種もリストアップされているので、もはや犬は繋いで飼うのが当たり前で、犬同士遊ばせることなど考えにくいそうです。
オランダ
この国で犬種そのものでなく、雑種犬でも闘犬向きとされる犬の外見からチェックリストを作っているそうです。
例えば、筋肉質、幅広の頭、顎、胸、マズルが短い、体高35-50以上などでこれに引っかかると、役所に押収され役所が安楽死させる権限を持つのだそうです。
特定危険犬種のスイスやドイツの対応
動物保護や犬社会の充実した、スイスやドイツではどうなのでしょうか?
スイスでも2002年にヴァレー州でおきたピットブルタイプの犬の殺人事件の1か月後に、闘犬タイプの犬を飼うことが禁止されたそうです。
ただし新規の飼育のみ禁止で、デンマークなどのすでに飼っていて問題を起こしたこともない犬まで処分するというものではありません。
この事件の犬はもともと、飼育のされ方が明らかに不適切でひどいものだったことから、国の動物保護法の中に危険犬種の規制を取り組むまでには至らなかったそうです。
また、犬を愛する人にはあこがれの国、ドイツでも2000年にアメリカンスタフォードシャーテリア2頭の幼児殺害事件を機にメディアが討論を繰り返して、その翌年政府による法律が導入されたそうです。
危険な犬は闘犬の歴史のある種類から指定され、州によっては体高40cm以上、体重20kg以上は犬種を問わず危険とされるなど、思いの外厳しいものでした。
規制としては、口輪着用、オンリード、性質の診断や証明、飼い主の心身の適正、新たに繁殖、輸入も禁止されましたが、その矢先にドイツの危険犬種に入っていなかったロットワイラーが幼児を殺害し、ドイツの犬規制は犬種そのものにかけても意味のないことをうけて振り出しに戻ります。
一方で2002年に動物愛護法の犬に関する条例がでていて、その内容は犬の自然な行動に沿うようにできています。
ドイツではその頃すでに、飼育によるストレスが犬の攻撃性を産むことがわかり、その考えが浸透していたのです。
具体的には6時間ごとに外に連れ出すこととか、室内に自然光が入るようにするとか、檻に入れる場合は檻の広さまで細かく決められていて、犬の自然な行動やリズムを抑制しないように考えられています。(ドイツの犬事情についてはわんちゃん本舗でもいくつか記事が紹介されていますのでご覧ください)
危険な犬になるのは人為的要因のためで、決して生まれつきではないこと、それを押さえつけ犬の本質を無視した管理下に置くのは、動物愛護に背く行為だというドイツ国民の意思が最高裁で認められたのです。
ドイツでは殺処分がないため、危険犬種が収容された場合譲渡対象にはできませんがティアハイムで一生を過ごします。
特定危険犬種の日本の対応
さて、では日本ではどうでしょうか?
日本でも犬によるけがや死亡の事故は耳にしますが、法律としては規制法は存在していないようです。
しかし、飼育の制限をしている県や自治体はいくつかあり、そのなかでも茨城県は県の条例として定めています
犬種は秋田犬、土佐犬、紀州犬、シェパード、ドーベルマン、グレートデーン、セントバーナード、アメリカンスタッフォードシャーテリア、の8種類に加え、体高60cm体長70cm以上のもの、人に危害を加える恐れがあると知事が判断したものだそうです。
- 特定犬のシールを見やすい場所に貼ること
- 檻の中で飼うこと
という規制があります。
茨城県の動物愛護の条例に飼い犬は〝係留しておくこと〟というものがありびっくりしました。
〝係留〟とは飼い犬を逃げるおそれがなく、かつ、人に危害を加えることのないように、柵、檻、その他の囲いの中で飼養、または鎖などでつないでおくことという条例です。
今どき、犬を係留して飼うなんて!!!と驚きましたが、特定犬についてはもっと厳しく、檻の中以外は許されないという、もはや虐待じゃないかと思われるような内容でした。
それなのに、警察犬、補助犬、その他の使役犬をその目的のために使用し、または人畜に危害を加えるおそれのない場所、もしくは方法で訓練させる時にはこの限りではないのだそうです。
警察犬、や保護犬はともかく、狩猟犬の訓練やその目的のための使用中なら係留なしを認めていることにも驚きました。
こんなことだから、狩猟犬の使い捨てや、狩猟犬に向かないと判断された仔犬が捨てられる数が減らないのです。
ちなみに茨城県は殺処分数も全国ワーストクラスです。
そして元狩猟犬で捨てられる犬はポインターやセッターなど背丈も高く、茨城の特定犬のサイズにあてはまってしまいます。
犬種以上に飼い主の問題
犬種による素質や性格とは
危険犬種としてどこの国でも大抵名前があがっているのがピットブル、土佐犬などの闘犬を目的とした犬種です。
そこで日本の闘犬の代表である土佐犬について調べてみました。
土佐犬はもともと、明治時代に闘犬の盛んな四国、土佐藩で四国犬に洋犬のマスティフ、ブルドッグ、グレートデーンブルアンドテリアなどを交配して作られた犬で、マスティフの血が濃く、ジャパニーズマスティフと呼ばれています。
闘犬用に何代もかけて体格や性質を強く、大きく掛け合わせて言った犬種なので、当然体力と気力にあふれ、そのスタミナを満足させるような生活をさせてあげられる飼い主はかなり限定されると思われます。
土佐犬の体格と性質(NPO法人全土佐犬友好連合会参考)
体格
他の日本犬にはないほどど筋肉質、大きな頭、マスティフのマズル、咬まれても大丈夫なように皮膚はたるんでいます。
体重は30-100kgと差があり、60kg以上から大型と呼んでいるそうです。
性質
縄張り意識が高く、オス同士でメスをめぐって争うときには異常なまでに攻撃的になるそうです。
怖いもの知らずで大胆なだけでなく、忍耐力も持っています。
大型犬特有の人懐っこい一面は持っていますが、闘犬用に作られた犬であるため、闘争心や鋭い攻撃性は秘め備えています。
飼い主にはよく慣れて忠実です。
しかし、闘犬用に作られた犬なので興味本位やペットとして飼育するのは難しく、女性や犬の飼育初心者には向きません。
もしペットとして飼うのならば、避妊去勢手術をしないと難しいようです。
無責任な飼い主の犠牲になるのが犬
日本国内で起きた土佐犬の事件はほとんどが、無責任な飼い主による放し飼いの土佐犬によるもので、中にはその場で警察官に射殺されてしまった事件もあります。
飼い犬が事故をおこせば、飼い主の責任であっても、場合によっては犬が処分されるのです。
土佐犬は本来大人しい性格で、物おじしにくいのならばそう簡単に人を襲うとは思えませんが、闘犬に必要な攻撃性や闘争心に火がつくような何か原因があるに違いありません。
いくら闘犬気質といえども愛情深い〝犬〟という動物ですから飼い主の飼育管理に問題があったことが一番の原因といえるでしょう。
それにしても、なぜ自分に見合った犬を家族にせず、見かけや珍しさや流行で犬を飼う人があとをたたないのでしょうか?
海外の事件も国内の事件も必ず、原因があり、犬が人を意識的に殺そうなどと思って行動に出ることなどあり得ないのです。
危険犬種のすべてが闘犬ではなく牧羊犬や狩猟犬、救助犬のグループまで入っていることがその証拠とも言えます。
つまり、闘犬犬種だけを規制しても他の犬種の事故がおこり、その犬種を危険犬種に加えているうちにそうなってしまったのです。
たまたま、大型犬は力も強く、飛びつけば人は倒れることもあるし、恐怖や驚きなどで興奮してしまったら怪我をおわせてしまうでしょう。
犬は本来争いを避けようと努力する性質がほかの動物より強いはずなのです。
だから犬の攻撃性はほとんどが恐怖によるものだといわれています。
土佐犬のように闘争心や攻撃性を重視して作られた犬でも、その部分を使うように訓練されずにかつ、のびのびと愛情深くストレスなく育てば危険犬種ではないのです。
土佐闘犬は高知県桂浜の観光のひとつです。
現在、50年の歴史をもつ闘犬センターを母体とした土佐犬パークは闘犬や、土俵入りなどの見物だけでなく観光客のバスツアーや学校遠足などでパーク内のツアーや、仔犬とのふれあいイベントなどが行われているようです。
土佐犬パークのホームページによれば、闘犬としてしつける場合は必ず土俵の中だけで戦うように教え込むそうです。
空き地や家の庭などで戦わせると、犬はどこでも戦いの場所と勘違いするからです。
そして日常の散歩中もほかの犬に対して神経質になり、その結果目の前に飛び出してきたものに、間違って噛みつく可能性のある犬になってしまうのだそうです。
日ごろから闘うのは土俵の中だけとしつけておくと普段はおっとりとした性格の犬になるそうです。
観光として、または伝統的な催しとして、土佐闘犬を守るという愛好家の方々は確かに愛情をもって、しっかりと育て良い血統の種を絶やさないように管理されているようですが、それは人の仲間としての〝犬〟としての愛し方とは違う気がします。
なぜなら、そもそも戦いたい犬などいないからです。
いくら無理に戦わせない、危険な状態になったら引き離す、常に獣医が見守っている、といってもやはり、土俵にいれたら闘犬モードになるように訓練したのは人間です。
そしてパーク自体を否定はできませんが、土佐闘犬をやめられないならそれを見て自己流で土佐犬を飼い、持て余して事故につながることまで責任を持つべきだと思います。
土佐犬の事件は少なくありませんし、土佐犬の愛護センター持ち込みも問題になっています。
譲渡対象にならない危険犬種
土佐犬やそのた大型の犬種は一度センターに持ち込まれると、ほとんどの場合、殺処分されます。
一般の人に家庭犬として譲渡することができないからです。
中には大型犬飼育経験のあるボランティアが、シェパードや秋田犬、ハスキーなど引き出していますが、多くの自治体で危険犬種と認識されている土佐犬は引き取り手がありません。
どんな犬でも捨てられたことは感じるものです。怖がりながら、苦しみながら殺されます。
だから、そういう犬種は絶対に売っても買ってもいけないのです。
そして愛好家だと名乗る施設なら、愛護センターに土佐犬がもちこまれたら、年老いていようと、病気であろうと、弱かろうと良い血統でなかろうと、すべてパーク内で静かに暮らせるようにするべきです。
観光資源として土佐犬を使い続けるなら、観光協会も県もそういうことに予算を入れるべきだと思います。
そして国として一刻も早く生体販売をやめなければ問題は解決しません。
殺処分の問題も、危険犬種による事故の数も簡単に犬を手に入れられるから解決しないのだと認めてほしいですね。
茨城の条例が厳しいのも、県内で起きた事故のためですから、ただ危険な犬は閉じ込めろというだけで、全く犬の身になって考えられていないのです。
無責任に飼う人が悪いですが・・・。
まとめ
危険犬種という言葉は、人間の犠牲になった犬が何かのきっかけで人間を傷つけ、再び犠牲になったというのが私の感想です。
以前住んでいた都内の住宅街では、公園に純血種の犬があふれていました。
とても十分な広さとは言えないドッグランがあり、大型犬には狭すぎる感じでしたが、公園内では自由運動ができないため、大型犬も利用していました。
その地域で私が知っているだけでも、シェパードは5頭、アラスカンマラミュートは2頭、グレートデーン、イングリッシュセッター、と運動能力の高い大型犬を都会で飼っている人は驚くほど多いです。
ラブラドールやゴールデンレトリバーとなると名前を覚えきれないほどいました。環境と犬の種類がずれていても、人は自分の好みで犬を求めてしまう傾向があるのかもしれません。
犬の自由度を尊重せず、危険犬種の犬に口輪や檻に閉じ込めるなどの押さえつけた規制をかけても何の意味も持たないということです。
危険だから抑えつけるのではなく、抑えつけるから危険になるのに、脱走するから繋ぎ飼いするのではなく、自由に動けないから脱走するのに、自分が犬だったらと考えられる人だけが犬と暮らせば危険犬種なんていなくなると思いませんか?
土佐犬とピットブルの繁殖、販売はネットでもあります。
「土佐犬は秋田犬とならぶ日本を代表する犬で大きな体格とむやみに吠えないどっしりとした性格、適切な飼育によって人間には大人しいので闘犬、護衛犬、愛玩犬、観賞用として飼育愛好する人がいっぱいいます。仔犬1年中生まれています。」
観賞用ってなんですか?!
こうして一般の人に売ってしまっていいはずがありません。
闘犬用に繁殖させている人の中には、
「生まれた仔犬の中から一番よさそうな1頭を選んであとはすべて生き埋めにしてしまう」
というほど、闘犬になる素質のみを愛している人もいるということです。
まずは犬を鑑賞用とか、ショードッグとかにしないでただただ、愛する家族の一員として、本当の意味での共生を社会全体が望むようになってほしいものです。
ユーザーのコメント
10代 女性 のりこ
40代 女性 まみ
でも、一覧に載っていた犬種も、しっかりとしつけを行い飼い主が責任を持って飼えば、賢く育つのではないでしょうか。悲しい事故がこれ以上増えないよう、飼うからには犬の性質を理解した上で飼ってほしいです。
20代 女性 しずえ
しかし、特定危険犬種は世界各国で条例はまちまちで日本国内も自治体によりバラバラで統一がないということで不公平というか、どこかで合わせなければ飼い主のみなさんは困ると思います。
特定危険犬種をめぐっては、心が痛むとんでもない話もあってわんちゃんは飼っている人からしたら大切な家族の一員です。
しっかりとした制度を決めた上で飼い主はその条件をしっかりとクリアし、お互いがそれぞれ良い形で生活できることを望みます。
20代 女性 maimai
まず、「特定危険犬種」という括りで、こんなにも多くの大型犬種が分類されていることに正直驚きました。私の住んでいる地域(都心です)でも、大型犬をたくさん見かけます。
犬が恐怖心やストレスから攻撃的になってしまったりするのを、いかに家族であり人生のパートナーである飼い主がコントロールし和らげてあげられるかが大事なはずです。
小型犬でも、攻撃的な性格の子はたくさんいます。犬種や身体の大きさで分類してしまうのはどうなのでしょうか。同じ犬種でも、生まれつきの性格や、生活環境やきちんとした躾の有無で全く異なりますよね。
まず、飼い主にこそ本当に犬を飼っていく責任を全うできる資質があるかどうかが問われるべきだと思いました。
30代 女性 あんず
柴犬って、散歩で避けられたり、ドッグランでうちが入ると出て行かれたり…他の犬種を飼ってる人からけっこう嫌がられたり避けられたりする対象なのですよね^^;
柴犬はキレる、噛み付く、凶暴なイメージが付きやすく、ある意味「特定危険犬種」と呼ばれるような立場なので、今回の記事内容に興味を感じました。
ただ、柴犬でも個体差があり、大人しいコやフレンドリーなコ、ビビリなコなど様々です。
一概に、柴犬=危険犬種と決めつけて欲しくない気持ちは、大型犬を飼っている方も同じだと思います。
大型犬もほとんどは大人しいコばかりですが、どうしても見た目で判断されてしまい行動も目に付きやすいのかもしれませんね。
問題を起こしてしまうコは、檻に入れられ繋がれっぱなしで散歩も満足に行かせて貰えてなかったり、普段から構ってもらえなかったり飼い主さんの愛情をちゃんともらえてないんだと思います。
犬は運動が必要で集団で生活を好む動物だし、そういう生活をずっと続けているとストレスや心の病気にもなりうるかもしれません。
そして日々のストレスの捌け口が見つからなく、ある時に爆発してしまう…可哀想なわんこなんだと思います。
飼う人によってその犬の本質が決まってしまうので責任は大きい。
危険犬種と呼ばれているわんこは、体が大きい分リスクもあるのでキチンと自分で管理できるのか飼う前にもう一度考えて欲しい。
海外では、飼育するのに事前にチェックされたり登録制だったりするようですが日本でも必要だと思います。
飼い殺しする飼い主がいるから、不幸なわんこが減らない。
40代 女性 匿名
ウチの近所でも「特定危険犬種」を飼ってらっしゃるお宅がありますが、どちらも飼い主に問題有りですね…。「力を誇示したい」的な様子が見え見えな飼い主です。ちゃんとしつけられ愛情を持って飼われていれば優しい子に育つはずなのに…。
残念すぎます….。
女性 シゲサトフウコ
50代以上 女性 新&力&福mama
30代 女性 テツ
女性 桜
女性 colo
闘犬や闘争心の高い犬種が特定危険犬種となるのはわかるのですが、セントバーナードやシェパードなど使役犬としても立派に活躍できる犬種が含まれていることに不思議な気持ちです。どちらも賢く人間に懐きやすい犬種です。基本は穏やかな性格の犬種なので、特定危険犬種に指定される理由がわかりかねます。
危害を加える恐れがあるのは動物ならみんな同じです。飼育環境やしつけの方法で十分対処できることだと思います。犬を飼う場合、飼い主側もきちんとしつけられるかどうか、犬にストレスを与えない環境であるかどうか、自分に見合った犬種かどうかを今一度考慮してから選ぶと良いと思います。
特定危険犬種というカテゴリーを作ってしまったのは人間のエゴに他ならないと思います。犬を放し飼いにしていることで起こる事件事故も少なくはありません。犬だけに責任を負わせるのではなく、飼う人間の責任も重く持ってほしいと思います。
女性 匿名
ゴールデンを飼って驚いたのが、シェパードよりも大きいのに『嫌われない』事でした。
シェパードは見ただけで皆さんに逃げられるんですよね。
例外はシェパードをよく知る方だけです。
大型犬の飼い主の中でもシェパード飼いは比較的訓練所などできっちりと躾ている気がします。
土佐犬やドーベルマンの飼い主さんは、きちんとしている方もいらっしゃいますが、やはり『怖そうな(強い)犬を連れている』事に意義を見出す方が多いようです。
吠えたり、唸ったり、人にむかって威嚇行動を取ると喜んでいる飼い主さんを何人も見ました。
非常に残念な事だと思います。
折角、家庭犬に向いている良い犬を、わざわざ問題犬に育てるのですから。
ガード・ドッグにするにしても、きちんとコマンドの入らないような犬だと知らしめているわけで、恥ずかしいと思うのですが。
マスティフ系を飼っている方も何人か知っていますが、皆さんきちんと躾ていらっしゃいます。
やはり、飼い主さんの考え方次第なのだと思います。
犬はアクセサリーではありません。
40代 男性 匿名
女性 コロ
ただやはり大型犬なので、重さと力があることは気を付けるべき点かと思います。乗っかられたり、引っ張られたりするのは危険ですからね。
女性 ゴン吉
特定危険犬種に限らず犬だけに責任を負わせるのではなく、飼う人間にも責任を負わせることで、安易に犬を飼おうとする人が減らせるのではないかと思います。
50代以上 女性 匿名
しっかりとした訓練・躾・適した環境と飼う側の愛情を感じてれば犬は決して飼い主を裏切らない動物だと私は思ってます。
20代 女性 匿名
今は甘噛みなどのしつけを徹底的にやっています…
危険な犬として大型犬が書かれていますが、他の方もおっしゃってる通り小型犬でも凶暴な子もたくさんいると思います。
結果すべての原因が飼い主である人間だと思います。
小さい頃から愛情を注いでしっかりしつける事が一番大事ですよね…。
大型犬は確かに見た目など怖いのが多いかも知れませんが、心の優しい犬は全種類共通です。
自分の犬が他の人に危害をさせないのはもちろんです。
自分の犬が他の方に怪我をさせてしまう凶暴な犬だなんて思われて悲しむのは飼い主はもちろんわんちゃんもだと思います。
50代以上 女性 匿名
動物病院でも、褒められ、愛情と飼いかた次第でいくら大きい子でも、大丈夫です
40代 女性 匿名
ブリーダーさんに何度も確認したのですが、大丈夫ですよ!との返事。その割には、お母さんに触ろうとすると、甘噛みするから!!と何度も言ってたので、甘噛みどころか本気噛みする可能性があったので言ってたのだろうと。とにかくこの犬種は、激怒症、それまで機嫌がよくても、いきなり攻撃してくる気質があるので、絶対にやめた方がいいです。
この子の事があり、獣医さんに犬歯をけずってもらったのですが、他に、秋田犬や、意外とシーズーも飼い主さんをいきなり襲うケースが結構あるというお話を聞きました。参考になれば。
ちなみに、うちは毎月、精神安定剤で約¥14000近くの薬を出してもらっています。
お金はかかるけど、普段は可愛い子なので、仕方がないかなとは思っています。でもいまだに、特定の場所を(うちの場合は口周り)うっかり触ると、いきなり戦闘モードに入り、うなりだします。普段こんなに可愛がってるのになんてアホなんだろうと思いますが、それでも可愛がる私のほうがアホなんですけどね。ハイ。
30代 女性 すみれ
他の方も書いていらしたように、飼い主さんの意識の問題だと思います。
確かに闘犬としての歴史の中で、他の犬種より闘争心に火が着きやすい面も持つのかも知れませんが、そういった面を抑える、そうなりそうな場面を避けるのが飼い主の役目だと思います。
穏やかな大型犬のイメージのピレネー犬だって牧羊犬とはいえ羊を追うより、熊やオオカミを追い払う事に主を置いている犬なだけあって火が着けば手に負えないと言います。ヘラジカに向かっていって飼い主のコマンドも聞こえなくなってる動画を見た事があります。
事故を起こしやすさは、体格の大きい、小さいでなく飼い主の意識の無さによると思います。
ですので、大きいだけで怖がらないで下さーい( ´•̥̥ω•̥̥` )
人通りのある時間にお散歩できている大型犬はちょっかい出さなければスルーできる子だと思いますー!
50代以上 男性 水戸犬
>今どき、犬を係留して飼うなんて!!!と驚きましたが、特定犬についてはもっと厳しく、檻の中以外は許されないという、もはや虐待じゃないかと思われるような内容でした。
以上の点について。
「所有者と居住を同一にすることを常態としている飼い犬を,人畜に危害を加えるおそれのない場所又は方法で飼養するとき」(茨城県動物の愛護及び管理に関する条例施行規則第6条2号)
に該当するのであれば、
「飼い犬をけい留しておくこと。ただし,次のいずれかに該当する場合は,この限りでない。」(茨城県動物の愛護及び管理に関する条例第5条1号)
「ウ その他規則で定めるとき。」(同条例同条同号ウ)
という条項の適用対象になるので、
係留(特定犬種の場合は檻の中で飼養)する義務は課せられない、
と解釈できます。
20代 男性 匿名
50代以上 女性 ハナのおかあさん
見た目から怖がられることが多いし、ドッグラン等に行けば嫌われますが、トレーナーさんのもとに訓練を積んでいて、とても賢く甘えん坊なのに、大型犬ということで、特定危険種というのは、納得できません。
散歩中ハナは、人間や他の犬に気を取られることはないのに、よく小型犬が吠えたりしています。
体の大小で危険かどうかの区別をつけるのではなく、飼い主の意識を問題にして欲しいです。
10代 女性 ゆーり
読んだ直後、怒り、悲しみ、その他の複雑な感情がごちゃごちゃになりました。
こんなにも残酷なことができる人もいるんだなと。
犬は理由もなしに人を襲わない。
原因を解決せずに一方的に犬の責任にするのは、根本的な解決にならないし、
その犬の幸せな生活を奪うことになる。
犬に限らず、飼い主は飼った以上その犬が生を終えるまで責任を持って
その犬と将来を共にするべきで、
ましてや、捨てる、殺す、虐待など、一方的に犬の幸せを奪うことはしてはいけないと思います。
人間が好みの犬を創りだし、時代が変わると危険であるとされるのは、
犬にとっては理不尽極まりないことですね。
私はどっちかといえば大型犬が好きなので、
この記事は心にグサッとささりました。