トイプードルの種類を徹底解説!サイズ・毛色・体型の違いがわかる

トイプードルの種類を徹底解説!サイズ・毛色・体型の違いがわかる

トイプードルの種類を完全ガイド。スタンダードからティーカップまでサイズごとの特徴や違いを解説し、ハイオン・ドワーフなど体型タイプの魅力や注意点、レッドやシルバーなど人気毛色の特徴も詳しく紹介。あなたに最適なトイプードル選びができます。

プードルのサイズの種類と違い

お座りをしながら首を傾げるトイプードル

プードルは体高の違いによって複数のサイズに分類されています。日本で一般的に認められているのは「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」の4種類で、それぞれ体高や特徴、飼育環境などが異なります。

また、トイプードルよりも小さなサイズとして知られるタイニープードルやティーカッププードルは、公式に認定された区分ではなく、血統書上ではトイプードルとして登録されています。

スタンダードプードル(大型犬)

スタンダードプードル

スタンダードプードルは体高45cm〜60cm程度とプードルの中で最も大きく、安定した気質と落ち着いた性格が特徴です。

活発で運動能力が高く、十分な運動と広めの飼育スペースが必要ですが、家庭犬として穏やかで愛情深い性質を持っています。大型犬としての魅力を楽しみたい家庭におすすめのサイズです。

ミディアムプードル(中型犬)

ミディアムプードル

ミディアムプードルは体高35cm〜45cm程度で、2003年にJKCで新たに分類された比較的新しいサイズです。

大型犬ほど広いスペースを必要としないものの、小型犬より存在感があるため、適度な大きさの犬を求める家庭に最適です。性格面では活動的かつ落ち着きがあり、扱いやすいサイズ感が魅力です。

ミニチュアプードル(小型犬)

ミニチュアプードル

ミニチュアプードルは体高28cm〜35cm程度で、かつてサーカスでも活躍していたほどの賢さと身体能力を兼ね備えています。

やや活発で遊び好きな傾向があり、小さな身体ながらも運動量が多いため、日常的な散歩や外出を楽しむ飼い主にぴったりです。小型犬の利便性と運動好きな性格を兼ね備えたサイズです。

トイプードル(超小型犬)

走る2匹のトイプードル

トイプードルは体高24cm〜28cm程度で、プードルの中で日本国内で最も広く飼育されているサイズです。

甘えん坊で社交的、かつ賢い性格が特徴で、マンションなど都市部の集合住宅でも飼育しやすいサイズ感が最大の魅力です。骨格が繊細で骨折しやすいため、日常的な健康管理や怪我防止への配慮が欠かせません。

タイニープードル(非公式)

タイニープードル

タイニープードルは体高24cm以下で、体重が1.5kg〜2.5kg程度の非公式の超小型サイズです。

トイプードルとして登録されますが、一般的なトイプードルよりもさらに体が小さくデリケートなため、健康管理には細心の注意が求められます。低血糖症や膝関節脱臼、骨折といったトラブルに注意が必要で、定期的な獣医師のケアを推奨します。

ティーカッププードル(非公式)

ティーカッププードル

ティーカッププードルは体重が2kg以下の超小型で、公式にはトイプードルとして登録されています。

その非常に小さなサイズゆえに、骨格の未発達による骨折、気管虚脱、低血糖症など健康リスクが高く、飼育には専門知識と獣医師との緊密な連携が必要です。初心者には向かず、しっかりとした飼育経験を持つ上級者向けの犬種と考えられています。

トイプードルの体型の種類

並んで横向きに立つ2頭のトイプードル

トイプードルの中には、骨格や体型のバランスによって外見や印象が大きく異なる個体が存在します。特に、足の長さや体の長さの比率でいくつかのタイプに分類され、それぞれに似合うカットスタイルや注意すべき健康面も異なります。

ここでは、代表的な体型の特徴とその魅力、そしてケアのポイントについて解説します。

ハイオン(足長タイプ)

ハイオンは脚が長く、体高が体長と同等かそれ以上のタイプです。すらっとしたモデルのような印象で、華やかなカットスタイルが非常に映えます。

特にコンチネンタルクリップやブーツカット、モヒカンなど、脚の長さを強調したスタイルが似合います。一方で、細身のため体重管理を怠ると関節への負担が増えるリスクがあるため、適正な体重維持を心がけましょう。

ドワーフ(胴長・短足タイプ)

ドワーフは、脚が短く胴が長い、いわゆる胴長短足の体型です。ずんぐりとした丸みのあるフォルムが特徴で、テディベアカットのような全体的に丸みを帯びたスタイルが非常によく似合います。

ただし、胴が長い分、腰や背骨に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアなどのリスクが高まります。健康管理には適度な運動と肥満防止が不可欠です。

スクエア(体高・体長同等タイプ)

スクエアは、体高と体長がほぼ等しいバランスの取れた体型です。この体型は最も理想的とされ、多くのトリミングスタイルに対応可能です。

伝統的なショークリップから、流行のテディベアカットまで自由度が高く、さまざまなスタイルを楽しむことができます。健康面でもバランスがよく、関節や腰への負担も比較的少ないタイプと言えます。

トイプードルの毛色の種類と特徴

毛色が異なる5頭のトイプードル

トイプードルは非常に豊富な毛色が魅力の犬種です。一般的にJKCで認められているソリッドカラー(単色)が主流ですが、最近では2色以上のパーティーカラーなどの多色タイプも人気があります。

毛色によって退色のしやすさや日常のケア方法も異なるため、色ごとの特徴を理解して飼育に役立てましょう。

レッド

レッドは日本国内で最も人気が高い毛色で、温かみのある赤褐色の毛色が魅力です。子犬時は濃い色合いですが、成長につれて徐々に退色し、色が淡くなる傾向があります。美しい毛色を維持するためには、日頃から栄養バランスの取れた食事や紫外線対策が必要です。

アプリコット

アプリコットはレッドよりも淡く、杏(あんず)のような優しい色味が特徴です。温和で柔らかい印象を与えるため特に女性に人気がありますが、レッド同様に退色が進みやすいので、色合いの変化を考慮して飼うことが大切です。

ブラック

ブラックは艶やかな黒色が魅力で、他の毛色に比べ退色が起こりにくい傾向があります。被毛が密で美しいため、様々なトリミングスタイルが映えます。ただし、ホコリやフケが目立ちやすいため、日常的なブラッシングやこまめなシャンプーが必要です。

ホワイト

ホワイトは純白の美しい毛色で、エレガントで気品ある印象を与えます。ただし、目元や口元の涙やけや汚れが目立ちやすく、毎日の丁寧なケアが欠かせません。低刺激のクリーナーを用いて、特に顔周りの清潔を保つことが大切です。

シルバー

シルバーは生後数か月まではブラックに近い色をしていますが、徐々に根元から銀色に変化していきます。およそ2年前後で完全に美しいシルバーに変化しますが、色の変化には個体差があります。色変化を楽しめる一方、毛質が細く絡まりやすいため、日々のブラッシングは丁寧に行いましょう。

ブラウン

ブラウンはチョコレートのような深みのある毛色で、温かみがあり落ち着いた印象です。レッドやアプリコットほど退色が起こりにくいとされていますが、日常的な紫外線対策や栄養管理は行うに越したことはありません。

その他の毛色(パーティーカラー・ファントムカラー)

パーティーカラーやファントムカラーはJKCでは従来非公認の毛色でしたが、最近人気が高まっています。

パーティーカラーは2色以上の混じった模様を持ち、ファントムカラーは眉や胸元など特定の部分にタンのマーキングが入ります。個性的な見た目を好む飼い主から支持されていますが、ドッグショーなど公式な場では制限がありますので注意が必要です。

まとめ

芝生の上で伏せているトイプードル

トイプードルはサイズや体型、毛色などバリエーション豊かな犬種です。公式サイズはスタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4分類ですが、非公式なタイニーやティーカップなどの超小型タイプも存在します。

体型も足長のハイオンや胴長のドワーフなどに分かれ、体型に応じた適切なケアやカットスタイルが必要です。また、レッドやアプリコット、シルバーなど毛色ごとの特徴や退色傾向を理解し、日々のケアに活かすことも重要です。

自分のライフスタイルや環境に最も合ったタイプを選び、丁寧な健康管理を行うことが、長く幸せに暮らすためのポイントになります。

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