犬が前足で目を隠そうとするのは、なぜ?
犬が前足で目を隠そうとする姿、とっても可愛いですよね。思わず写真を撮ったことがあります。顔を洗っているような、ただ単純に遊んでいるような、痒がっているような…。
とても可愛い姿なのですが、犬が前足で顔を隠そうとする姿の裏には、どんな気持ちが隠されているのでしょうか。
1.目が痒いから
目や目の周りが痒いとき、前足を使って掻こうとすることがあります。猫のようにカラダが柔らかくはありませんし、ちょっと不器用な犬は、目が痒くて掻いている姿が可愛く捉えられてしまうんですね。
注意すること!
涙は出ていませんか?目ヤニは出ていませんか?
目に毛やホコリが入ってしまったことなどによって一時的に目や目の周りに痒みが生じる場合もありますが、アレルギー・皮膚病・ノミ・ダニなどの影響によって痒みが生じている可能性も考えられます。
涙や目ヤニは、目や目の周りの健康にも関わりますので、出やすい犬はこまめに拭き取って清潔を保つようにしましょう。
2.耳が痒いから
耳が痒い場合、後ろ足で掻くことが多いと思うのですが、前足で掻こうとすることもあります。前足で耳を掻こうとしたとき、上手く耳に前足が届く犬もいますが、届かない犬もいます。
そんなとき、目を隠しているような姿に見えてしまうのです。
注意すること!
耳の中は耳垢がたまりやすく湿気も多いため、ダニの温床になりやすい環境です。
とくにゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなどの耳が垂れている犬は、耳の中の通気性が悪いため、耳垢が汚れが溜まりやすくなってしまいます。
こまめに耳の中をキレイにしてあげることで予防することができますが、もしも耳の中にダニが発生してしまっている場合には獣医さんによる治療が必要です。
梅雨などの湿気が多くなる時期には、犬の耳の中も湿気がたまりやすく、耳垢が増えたり、ニオイが強くなったり、強い痒みが生じたりすることがあります。
3.目に異物が入ったから
毛やホコリなどの異物が目に入ってしまっている可能性があります。
トイプードルやヨークシャーテリアなどの目の周りの毛が伸びてしまう犬の場合、毛が目を覆ってしまったり、毛が目に刺さってしまったりなどし、目や目の周りに痒みや痛みが生じてしまっている可能性があります。
注意すること!
目の中の異物を放っておくと、眼球に傷がついてしまったり、目の病気を発症する原因にもなってしまいます。
飼い主さんが取り除いてあげることができない場合や異物の存在を目視で確認できない場合、早めに獣医さんの診察と治療を受けることをおすすめします。
うちの愛犬のポメラニアンは、目の周りの毛は短いものの、抜けた長い毛が目に入ってしまっていることがあります。
とくに痒がる様子も痛がる様子もありませんが、目を傷つけてしまわないように慎重に取り除くようにしています。
その他に考えられる事
- 顔に風が当たっていて不快だから前足で顔を隠そうとしている
- 飼い主さんが「可愛い~!」と喜んでくれるから
- 飼い主さんに構って欲しいから
など、前足で目を隠そうとする理由は様々にあり、犬それぞれに理由があります。もし、目に何等かの異常がある場合にはすぐに獣医さんの診察を受け、適切な治療を受けましょう。
犬の目に異常がある場合
一時的な痒みである可能性もありますし、ただ単純に遊んでいる可能性もありますが、前足で目を隠そうとする仕草があまりにも多い場合には、
- 目に異物は入っていないか
- 目が赤く充血していないか
- 涙は出ていないか
- 目ヤニは出ていないか
- 目の周りは清潔であるか
などを確認してみましょう。
まとめ
犬が前足で目を隠そうとする姿はとっても可愛いですよね。でも、目に何等かの異常がある可能性もあるため、目や目の周りをよく確認してあげてください。
とくにお散歩の後の顔や目の周りには、私たちの目には見えないほどの細かいホコリやゴミがたくさん付いていることがありますので、犬用のウェットティッシュなどを使って拭いてあげると良いと思います。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名