愛犬が急におとなしくなってしまったら
犬が急に大人しくなったり、または普段よりも元気がないというのはとても心配ですよね。
もしかすると病気や精神的な問題があるかもしれません。
おとなしいだけではなく、遊びに誘ってものってこなかったり、好きなものをあげても食べなかったり、散歩に行くのを嫌がったり……いろいろな行動を取ります。
そういった行動から犬が今どういう状況であるかを確認していきましょう。
体の調子が悪い
おとなしくなっているのは体の調子が悪いからかもしれません。
気づくのは難しいですが何かしらのサインは出しているので、様子を見て対応していくと良いでしょう。
例えば足が痛ければ足を引きずっていたり、ご飯を食べない、触ると嫌がるなど様々な行動がサインとなります。
チェックポイントとしては以下のようなものがあります。
- 食欲がない
- 発熱している
- 下痢をしている
- 吐き気がある
- 嘔吐している
- 歩き方がおかしい
- 体が震えている
- おしっこやウンチの色がおかしい
この中でなにかひとつでも当てはまれば病気の可能性があります。
様子を見て続くようであれば病院へ連れて行ってあげてください。
何事もなければ良いのですが、万が一ということもあります。
また急におとなしくなってしまった、急に元気がなくなってしまったことを状況を説明しながら少し相談してみても良いかもしれません。
ストレスを抱えている
犬も人間と同じように日々色んなストレスにさらされています。
ストレスが蓄積すると心が疲れてしまい無気力や問題行動を引き起こします。
ストレスのサイン
ストレスを抱えているときに出るサインとして以下のようなものがあげられます。
- 元気がない、無気力
- イタズラが増える
- 物を壊す
- 頻繁に同じ場所で回る
- たくさん吠える
犬によって出るサインは違いますが、1番上の「元気がない・無気力」という状態になると「最近急におとなしくなった」というような感覚を覚えると思います。
遊びに誘ってものってこなかったり、散歩を嫌がったり、そういった行動をとります。
ストレスの原因と対処法
ストレスの原因には様々なものがありますが、主に「運動不足」「コミュニケーション不足」「環境の変化」などがあります。
運動不足
飼い主さんが忙しくゆっくりと散歩の時間をとれない、または何らかの事情で散歩できない場合もあると思います。そういう状態が続き運動不足になると犬はストレスが溜まっていきます。
散歩をさせることができない場合は、室内で散歩に代わる遊びでリフレッシュさせてあげましょう。
愛犬が好きなおもちゃで遊んだり、芸をしたら褒めてあげたり、室内でもできることはいろいろあります。
しかしやはり1番良いのは散歩をさせることなので、できるだけ散歩はさせるようにして下さい。
コミュニケーション不足
家事や仕事が忙しくてついつい犬とのコミュニケーションをおろそかにしていませんか?
毎日話しかけたり撫でるだけでも、飼い主さんに興味を持ってもらえてることが嬉しいのです。優しく声をかけてあげるだけでも違います。
愛犬がしずかにおとなしくしていたら声をかけて撫でてあげましょう。
また、「まて」「おすわり」などのしつけも大事なコミュニケーションのひとつです。
少しずつでも良いので、愛犬に声をかけ撫でてあげる習慣をつけると良いですね。
環境の変化
人間でも環境が変わるとそれだけでもストレスが溜まります。
犬も同じで環境の変化には敏感です。平気な子もいますが、多かれ少なかれなんらかのストレスを感じているかと思います。
例えば、引っ越しをした、新しい家族が増えた、などの環境の変化についていけないことがあります。
そういう場合は犬用のベッドやクレートを用意していつでも使えるようにしてあげましょう。犬は不安になると暗くて狭い場所に入りたがるので、少し暗くしてあげると良いですね。
犬が安心できる場所や落ち着ける場所を用意してあげることが大切です。
まとめ
犬が急におとなしくなってしまったら困惑したり、心配になってしまいますよね。
まずは慌てずに犬の様子をよく見て下さい。震えていないか、嘔吐や下痢をしていないかなど観察してみて下さい。
もしそういったことがない場合は次に体を触ってみましょう。避けたり痛そうにしていたりしないかを確認して下さい。
これらに当てはまらなかった場合は、今の生活を見直してみましょう。
環境は変わっていないか、散歩はしているか、コミュニケーションをとっているか、などを考えてみて下さい。
当てはまる点があるなら改善するようにしてみると良いでしょう。
病気やストレスの可能性をひとつひとつ確認していくことでおとなしくなる原因が見えてきます。
愛犬の体の健康や精神的な安定のためにも日頃から「普段の愛犬の行動や姿」を見ておくことが大切です。
毎日接することで確認できると思いますので、少しずつでも良いので愛犬と接する時間をとってあげてください。