犬同士が遊びでよく見せる6つの行動

犬同士が遊びでよく見せる6つの行動

散歩中やドッグランなどで犬同士が遊んでいる際に見せる行動があります。頻繁に見かける行動だけれど何か意味があるのでしょうか。今回は犬同士の遊びで良く見せる行動と、その意味を紹介いたします。

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犬同士の遊びでよく見せる行動

ボールを咥える犬とそれを見つめる犬

散歩中によく会うわんちゃんと自分の愛犬が遊んでいる時、頻繁に見かける動作をすることはありませんか?仲が良いのはわかるけれど、一体どんな意味があるのか気になりますよね。早速、犬同士の遊びでよく見せる行動と、それに含まれる犬たちの心理をご紹介します!

①相手のお尻の匂いを嗅ぐ

お尻の匂いを嗅ぐ犬

まずは犬を飼っている人ならば一度は必ず見たことのある「相手のお尻の匂いを嗅ぐ」という光景です。この意味をご存じの方は多いかもしれません。

この相手のお尻の匂いを嗅いでいる時は、犬が相手の情報を集めている最中です。そのため、初めて会った犬はもちろん、何度が会ったことがある程度の相手にも行うことがあります。

初めて会った相手には「初めまして。あなたのことを教えて欲しい」という意味を持ち、数回会った相手には「こんにちは。前にも会ったよね?」という確認の意味を持っているとされているのです。

しかしこの行為は、犬が相手に興味を持った時のみ行われる行為ですので、相手に興味をあまり持たない場合には鼻先で相手の顔にチョンとタッチする程度で終わることがあります。

②伏せて鼻と口の周りを舐める

チワワの子犬

こちらも遊ぶ際に犬が行うことのある仕草です。急に伏せをして、相手の方を見つめながら、自分の鼻や口の周りをぺろぺろと舐めている姿を見たことがありませんか?

人間から見ると相手の犬に向かっていかないため、「あまり興味が無いのかな?」と思ってしまいがちですが、実はこれも「遊ぼうよ!」というサインなのです。

伏せをして鼻と口の周りを舐めることで、相手に対して「敵意はないよ。一緒に遊びましょう」と友好的な気持ちをアピールしているのです。

筆者が以前見た光景として大型犬と小型犬が出会った際、大型犬が小型犬に興味を持つと近付いていくのではなく、怖がらせないためにこの仕草を行い、相手から来るのを待っている賢い子がいましたよ!

③少し立って相手とじゃれ合う

立っている犬

隣に並んでじゃれ合うのではなく、前足を上げ、相手に軽く飛びかかるような体勢でじゃれ合う犬を見たことはありませんか?これも遊び方の1つですが、ただ単に遊んでいるのではありません。

飼い主さんの中には既に勘付いている方もいらっしゃると思いますが、上から相手を見下ろすことで、自分の方が優位に立っているということをアピールするために、このような行動をしています。

だからと言って本気で喧嘩しようとしているのではありませんので、大型犬が小型犬に行う場合を除き、強く心配する必要は無いでしょう。

また、特にこの行動を起こす犬は、女の子よりも男の子に多く、やはり「自分の方が強いぞ!」というアピールをしたがっているというのが見て取れます。

④首の辺りを擦り付け合う

擦り付け合う犬

2匹でじゃれ合っている最中に、お互いが自分の首や身体の側面を相手の同じ部分に擦りつけ合っている光景がよく見られます。これは相手に対して「君のこと大好き!」と好意を現しているのです。

したがって、初対面の相手に対して見られることは少なく、散歩中に何度か会った相手に対して行うことが多いです。

もしも初対面の相手に愛犬がこの行為を行った場合、愛犬がとても社交的でフレンドリーな性格であるか、もしくは相手が異性の犬である可能性が高いでしょう。

⑤頭を下げてお尻を上げる

お尻をあげている犬

頭の部分を低くし、お尻を高く上げ、尻尾を左右に大きく振っている…という姿は、あまり見慣れていなければ「もしかして攻撃しようとしている!?」と驚いてしまう方もいるかもしれません。

しかし、この行動は「僕と一緒に遊ぼう!」と遊びに誘っていたり、「もっと遊ぼうよ!」と催促している時に行う行為ですのでご安心ください。

もしもこの時、あまり尻尾を振っておらず、歯を剥き出して唸っているようであれば、警戒態勢にあることを意味していますので落ち着かせましょう。

⑥犬同士で甘噛みし合っている

甘噛し合う子犬

犬同士の遊びで見られる光景として、軽く相手を噛んで遊ぶ光景が見られます。これも犬同士のコミュニケーションの一種で、相手に対して甘えていたり、じゃれついている時に見られます。

しかし、この甘噛みはやり過ぎると相手の犬に「止めろ」と注意されるため、成長して行くにつれて見られなくなっていきます。

また、小型犬同士、中型犬同士、大型犬同士ならば問題ありませんが、大きな体格の犬が小さな体格の犬に対して甘噛みを行った場合、甘噛みであっても小さい犬からすると「噛み」になってしまう可能性がありますので注意が必要です。

まとめ

2匹のビーグル犬

いかがでしたでしょうか。あなたの飼っている愛犬も、散歩中に出会った犬とこのようなじゃれ合い方をしているのではないでしょうか。犬同士で遊ぶことは社会性を身に付けるチャンスでもありますので、周りや相手の犬に怪我をさせないよう、飼い主が注意しながら見守ってあげましょう。

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