犬は嗅覚はどのぐらい?
我が家には11歳のミニチュアダックスフンドの男の子がいます。
とにかく、食べることが大好きで、家族みんなに甘えておやつをもらおうと必死です。
ただ、とても不思議な事があります。
音もたてずに、こっそりと何かを食べようとしていると背後から、いや、下のほうから何か視線を感じるのです。
そうです。こちらを見ているのです。我が家のワンコが。
「それ、一緒に食べようよ。ちょうだいよ」と、瞬きすらせずにわたしを見ています。
この様子だけを見ると、きっとワンコたちの嗅覚はあの言葉通り鋭いものなのなのだろうと思ってしまいます。
しかし、我が家のワンコの実体験だけでは、犬の嗅覚の鋭さを証明することはできませんよね。他のワンコ達はどうなのか調べてみましょう。
犬の嗅覚の性質
犬には得意・不得意な匂いがある
犬は、自分が生きていくために必要とされるものの匂いにはとても敏感だそうです。
例えば、人間の匂いや、動物の匂い、もちろん食べ物の匂いなどにも敏感ですが、一般的に人工的に作られたものの匂いなどには鈍感だと言われています。
(だから、こっそり食べていてもばれちゃうのでしょうか。)
また、犬の嗅覚は生まれたと同時に機能しているそうです。ということは、成長に応じてそれだけ発達していくということですね!
犬は嗅覚は人間の何倍?
犬の鼻には鼻腔に匂いの細胞が多数あり、それが匂いを探知してすぐ脳に届け、脳が匂いの分析を即座に始めるシステムになっているのです。
また、人間の鼻内では退化してしまった”ヤコブソン器官”というものがあり、実質的な匂いを持っていない物質をかぎ分けることもできるようです。
犬の嗅覚は人間の100万倍~1億倍
違います。
犬種によっても異なるようですが、100万倍~1億倍といわれているそうです。
100倍でも驚いていたのですが、実際の数字を見るとさらにびっくり。。。
犬の嗅覚はどのくらいの距離まで把握できる?
そこまで、嗅覚が発達しているとなると、タイトルで定義した通り、一体どのくらい距離が離れていても匂いを感じることができるのか、とても疑問に感じます。
距離にすると結局どのくらい?
実は、距離では表すことができません。
よく、テレビなどでも、警察犬や麻薬犬の特集などを見る機会がありますよね。犯人を追っているシーン。どのくらい先にいる犯人を見つけられるのかと勘違いしてしまうかもしれません。
犬は、その匂いが100万分の1の匂いになってもかぎ分けることができる嗅覚を持っています。人間には感じ取ることができないほどの匂いもかぎ分けられるのだそうです。
このように犬は人間の100万倍の嗅覚をもっていますが、けっして人間より100万倍強く濃く匂いを感じているということではないため、遠くの匂いを感じる事は難しいのです。
鼻の長い犬種と短い犬種で嗅覚に差はあるの?
鼻の長い犬種のほうが、嗅覚は鋭いようです。
というのも、前述の鼻腔の中にある匂いの細胞が長い鼻の鼻腔のほうがスペースが広く多数存在しているからだそうです。シーズーやパグなどの鼻の短い犬種にはそのスペースが少ないため、すこし劣るそうです。
まとめ
わたし自身、この記事を書くまで”犬の嗅覚は優れている”ことは理解していたつもりでした。
そのため、なるべく犬のいる部屋には香水や臭いがきついものを置かないなど、配慮していたつもりでした。
料理を作るときも、なるべく空気の入れ替えにも気を使っていました。
しかし、私が感じている匂いの何百倍も彼らは匂っていたのでしょうね。
どのくらいの距離、嗅覚が働くのかと調べていくと、そもそも距離では測れない、かぎ分けられる匂いとそうでない匂いがあると知って驚きました。
100万倍の意味も違っていました。
一緒に暮らして11年の家族だと思っていても、まだまだ知らないことだらけですね。
今日は、よーくお鼻をみさせてもらおうとおもいます。
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女性 ラッキー