犬が背中や肩に乗ってくるときの気持ちとは?

犬が背中や肩に乗ってくるときの気持ちとは?

愛犬が飼い主さんのことをどう思っているのか、具体的に明確に私たちが知る術は、犬達の行動から推し量るしかありません。例えば、飼い主さんの体の上、お腹や背中、肩の上に乗ってくる時は、一体、どんな気持ちでそんな行動をとるのでしょうか?

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犬が飼い主さんの背中や肩に乗る心理

飼い主の肩にまたがる犬

飼い主さんが腹ばいになっている時に、背中に乗って来たり、椅子に腰かけている時に肩によじ登ろうとしたりする時の犬の気持ちを推測してみましょう。

甘えたい時

飼い主さんの側にいたい、体の一部に触れていたい、と思っている場合です。

飼い主より自分の方が立場が上だと主張している時

家族の中で、飼い主さんよりも自分の方が立場が上だと知らしめるために、飼い主さんの体を踏みつける行為です。
この場合は、すぐにその行為を毅然と止めさせなければなりません。

飼い主さんの所有権を主張している時

多頭飼い、多種飼い(犬と猫など)している場合に考えられる心理として、「今、お母さんを独占してるから!」と宣言しているケースです。
我が家では、猫のチーがいて、息子(人間)がいて、めいぷるは、彼らよりも自分の方が順位が上だと思っています。
チーや息子が、私に甘えさせないよう、触れさせないように、「お母さんを独占してるから!」と主張するために膝の上に乗ってくる時があります。

犬が背中や肩に乗ってくるのを許すか、許さないか

人の背中に乗る犬

今は、空前のペットブームで、情報が氾濫しています。
犬の訓練士さん、ドックトレーナーさん、ドックショーのハンドラーさん、動物看護士さんなど、犬の専門家としての知識を持つ人たちもたくさんいて、その意見も様々です。
愛犬が背中や肩に乗ってくるのを許すか、許さないか。
この件をどう判断するかは、誰かに決めて貰うものではありません。
いろいろな情報の中で、ご自分の愛犬ちゃんの性格や、体力などを考慮し、最適な情報を選択しましょう。

信頼関係が築けているか?を考えてみる。

愛犬ちゃんは、「マテ」「おいで」などのあなたの指示に従いますか?
愛犬との信頼関係は、ご飯を与える、トリーツを使ってトレーニングをする、散歩に行く、と
言うこと以外にも、愛犬が遊んでほしい時に、飼い主さん主導で遊ぶ、餌を食べるのは飼い主さんの「許可」が出てから、などの積み重ねで築いていくことが出来ます。

家族の中で順位付けをする犬の心理

ハイタッチをする柴犬

犬の体の大きさや年齢によらず、飼い主さんが犬を心の底から大事に想い、愛していれば、犬は飼い主さんを大好きになります。
その上、犬は、野生で生きていた頃から群れで生活する習性があり、それは家族を構成することでもあります。
その中で、犬は自分の立場を明確にしたいという本能に従い、家族の順位付けをします。
家族の一員としての「大好きな飼い主さん」を、自分より上の立場として認めるか、「守るべき対象」として見下すか。それが犬の心理です。
そして、飼い主の肩や背中に乗る場合には、その順位付けが大きく関係して来ます。

どんな関係になりたいかを考えてみましょう。

飼い主を見る犬

「完全無欠、絶対的なリーダー」として。「絶対安心」「絶対安全」を保証する。

必要以上に甘やかさず、犬を犬として扱い、犬の習性を優先した関係です。
犬が飼い主を「絶対的なリーダー」として認識し、飼い主の指示や命令には絶対に服従する。
猟犬や、警察犬、災害救助犬、牧羊犬など、なんらかの使役を担っている犬には、このような関係が必須です。
家庭犬でも、このような関係を築くのも決して悪いことではありません。
むしろ、絶対的に飼い主さんを信じ抜き、その指示に100%従う愛犬って、
とってもかっこいいですよね。

「親」として。安心、信頼、やすらぎのよりどころ

仔犬の時から、躾、食事、健康管理などに気を配り、心も体も健康に育んで、愛犬との間に
「親子」と言う関係を築いた関係です。
犬にとっての飼い主さんは、愛情と安心、やすらぎのよりどころとなります。
けれども、甘やかすだけではなく、「噛んではいけない」「引っ張らない」「拾い食いをしない」などの躾がしっかりと出来ることが重要です。

まとめ

肩でくつろぐ犬

「愛犬が飼い主であるあなたの背中や肩に乗ってくるなんてとんでもない!」と主張している
トレーニングの本はたくさんあります。けれど、犬の訓練やトレーニングの仕方は日々、進化していて、今は様々な意見があるのも現実です。愛犬ちゃんがあなたを「完全無欠のリーダー」として、あるいは「頼れる親」として認めていると確信出来るのなら、背中に乗ったり、肩に乗ったりすることを不安に感じることはありません。自信を持って、愛犬の甘えや信頼の表れとして温もりを受け止めてあげましょう。

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