愛犬が緊張しているときに見せる7つの仕草

愛犬が緊張しているときに見せる7つの仕草

言葉が話せない犬達は、仕草や行動、顔の表情などで自分の気持ちを私達に伝えてくれます。仕草などから愛犬の気持ちを読み取ってあげることで、愛犬との絆や信頼関係が深まっていくことでしょう。今回は犬の仕草の中から、緊張しているときに見せる仕草にスポットを当ててご紹介します。意外な仕草が緊張を表しているかも?!愛犬の緊張をほぐす方法も併せてご紹介します。

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犬にも緊張しているときに見せる仕草がある!

何かを見上げている犬

私達人間は緊張すると、髪を触る、頭をかく、まばたきをたくさんするなどといった仕草を無意識に見せています。そして、犬達にも緊張したときに見せる仕草があり、一見そうは見えない仕草が実は緊張を表していたりします。
緊張も度重なるとストレスの原因になることがありますから、犬が緊張しているときに見せる仕草を知っておいて損はありませんね。7つの仕草をご紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
普段見過ごしてしまっているものがあるかもしれませんよ。

1.体をかく・なめる

体を掻く犬

違和感を感じたり、ムズムズしたときに犬は体をかいたりなめたりしますが、知らない人や犬に会ったときなどに自分の体をかいたり、なめたりしたときは緊張しているのかもしれません。犬は不安や緊張を感じると、体をかいたりなめたりすることで気持ちを落ち着かせようとするのです。
数回かいたりなめたりしてやめるのであれば心配は要りませんが、しきりにかいたりなめたりするときは、皮膚炎や心の病気が心配されますので動物病院への受診をおすすめします。

2.あくびをする

あくびをする犬

「愛犬を叱っているときにあくびをされた!」という経験はありませんか?叱っている最中にあくびをされたら「ちょっと!聞いてるの?!」と怒りたくなりますが、実はこれ、犬が緊張しているときに見せる仕草なのです。
私たち人間があくびをするのは眠いときや退屈なとき、疲れたときなどですが、犬は緊張しているときにもあくびをして、自分や相手を落ち着かせようとするのです。
もし叱っているときに愛犬があくびをしたら、愛犬を緊張させてしまうほど厳しく叱りすぎてしまっているのかもしれません。そんなときは飼い主さんが少し冷静になってあげましょう。
もちろん、犬は眠いときにもあくびをします。眠いのか緊張しているのかは、そのときの状況で判断しましょう。

3.自分の鼻をなめる

鼻を舐めているチワワ

よくマンガなどで、動物や人間が美味しそうなのものを目の前にして舌なめずりするシーンが登場しますが、獣医さんに診察されているときなど、美味しそうなものがないときにも犬は自分の鼻をペロッとなめることがあります。これは犬が不安や緊張を感じて、自分や相手を落ち着かせたくてする仕草です。
また、鼻をなめているときは舌を出していて攻撃できる状態にないため、鼻をなめることで自分に敵意はないことを相手に伝えているとも言われています。

4.体を振る

体を振っている犬

お散歩の途中で急な雨に降られたり、シャンプーしたあとなどで体が濡れた状態のとき、犬は体をブルブルッと振って水滴を払いますね。ですが、濡れていなくても他犬とすれ違ったあとなどに体を振ることがあります。これは犬が緊張をほぐすために行う仕草です。緊張しているときは体を振って、水滴ではなく緊張を払おうとしているのですね。

5.地面のニオイをかぐ

地面のニオイを嗅ぐビーグル

愛犬が初めて来た場所などで地面のニオイをクンクンとかいでいたら、不安や緊張を感じていてるのかもしれません。犬は情報収集のために地面のニオイをかぎますが、地面のニオイをかいで気持ちを落ち着かせようとすることもあります。
また、自分に敵意はないことを示して、相手を落ち着かせるためにも地面のニオイをかぎます。

6.くしゃみをする

眉間にしわを寄せている犬

人間からするとくしゃみは、鼻がムズムズしたときや風邪やアレルギーなどが原因で出るものと思ってしまいますが、犬の場合は違います。犬は緊張するとくしゃみが出ることがあり、緊張などの強いストレスを感じることによって自律神経が乱れるためだと言われています。
雷や花火の音を聞いたり、知らない人や犬に会ったときに愛犬がくしゃみをしていたら、緊張しているのかもしれません。因みに、犬は嬉しいときにわざとくしゃみをして興奮を抑えようとします。
もちろん風邪やアレルギーなどでもくしゃみが出ますので、くしゃみが頻回であったり鼻水が出ている場合は動物病院を受診しましょう。

7.片方の前足を上げる

片足を上げているチワワ

知らない人や犬が近づいてきたときや、初めて見るものに遭遇したときなどに、愛犬が片方の前足を上げているのを見たことはありませんか?片方の前足を上げている姿はとても可愛いのですが、これも犬が不安や緊張を感じたときにする仕草のひとつです。犬はこの仕草によって、不安や緊張で落ち着かない気持ちを静めようとします。

犬の緊張をほぐすには?

パピヨンのアップ

愛犬が緊張していることに気づいたら、その緊張をほぐしてあげたいと思うのが飼い主ゴコロですね。でも、どうしたら良いのでしょうか?
まずは、緊張の原因となっているものを愛犬からなるべく遠ざけてあげましょう。それが難しい場合は、愛犬に話しかけたり遊んであげたり、オスワリなどの指示を出したりして気持ちを紛らわせてあげると良いでしょう。そして、ツボマッサージもオススメです。犬の緊張をほぐしたいときに有効なツボを2つご紹介します。

攅竹(さんちく)

攅竹は、犬に眉毛はありませんが、眉毛があるとイメージして眉頭の内側のくぼみにあるツボです。このツボに親指と人差し指を当てて小さな円を描くようにマッサージしてあげると、緊張緩和やストレス解消に効果があります。

神門(しんもん)

犬の前足を裏返し、指先を上方向にして見ると、指根球(小さな肉球)の下に筋があります。その筋の親指側のくぼみにあるツボが神門です。このツボを小型犬は綿棒などで、中・大型犬は人差し指で優しく押してあげることで、緊張やストレスを緩和し、リラックスを促します。

まとめ

飼い主と一緒にベッドで寝る犬

いかがでしたか?意外な仕草や普段割とよく見かける仕草が緊張している気持ちを表していましたね。
ご紹介した7つの仕草が必ず緊張を表しているとは限りませんし、また病気の症状である場合もあるので注意が必要です。そのときの状況や頻度などから判断してあげましょう。
もし愛犬が緊張していると判断できたときは、緊張の原因となっているものを遠ざける、気を紛らわせてあげる、ツボマッサージをするなどの方法でなるべく緊張をほぐしてあげたいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    病院の診察台の上に乗った瞬間、片足を順番に上げてまるでリズムを取っているような行動を取る時があったんですが、緊張していたからなんですね。でも獣医さんが来るとピタっと止めて大人しくしています。
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