産まれる数は母犬のサイズや年齢,犬種,出産経験,子宮の大きさによって差がある
犬種や犬のサイズなど思慮せず言いますと、犬の一回のお産は平均6〜10匹だと言われていますが、これはあくまでも平均ですので6匹より少ない場合もあれば10匹以上を産む事もあります。
一般的に大柄な母犬は1回の出産で数多くの子犬を産み、小柄な母犬は産む数が少ないとされています。
大柄な母犬は子宮も大きく沢山の子犬を体内で育てる事ができますので、数多く産む事が可能なのです。
大型犬も小型犬も体内に宿る子犬のサイズに差がないため、必然的に小型犬は産み数が少なくなります。
この様に、母犬のサイズや年齢,犬種,出産経験,子宮の大きさによって差がある様です。
AKCの調査による代表的な犬種別産み数
【AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)】による代表的犬種の、一回の分娩で産まれる子犬を対象とした調査結果は以下の通りです。
ラブラドール・レトリーバー:5~10匹(平均7.6匹)
ジャーマン・シェパード:4~9匹(平均6.6匹)
アメリカン・コッカー・スパニエル:3~7匹(平均5.0匹)
シェットランド・シープドッグ:2~6匹(平均4.3匹)
ヨークシャー・テリア:2~5匹(平均3.3匹)
チワワ:2~5匹(平均3.3匹)
この調査結果を見てみますと、前段で紹介した内容に合致する事が証明されます。
ギネスに載る記録は24匹!
犬の一回のお産は平均6〜10匹であるのに対し、【マレンマ・シープドッグ】と言う犬種のあるワンちゃんが、1度に17匹もの子犬を産んだそうです!
一度に17匹は凄いですね!
更に驚かされるのは、ナポリタン・マスティフの【ティア】ちゃんが産んだ子犬達は何と!
24匹だったそうです。
さすがに帝王切開でないと産まれなかった様です。
この記録はギネスブックに載っているそうです。
ティアちゃん▼
http://www.guinnessworldrecords.com/
1匹しか産まない犬種もある
世の中には1匹しか産まない犬種もあります。
その犬種は【ブリュッセル・グリフォン】と言い、この犬種は非常にブリーディングが難しい上に妊娠し難い体質なのだそうです。
おまけに子犬の頭部が大きいと来ていますので難産になり易い特徴を持っています。
また偽妊娠をよく起こすのだそうです。
ですので出産時と出産後の丁寧なケアが必要だと言われています。
まとめ
犬は基本的に多産ですが、安産で自然分娩できるとは限りません。ブルドッグなどは自然分娩は骨格上難しく帝王切開を行い母子ともに命の危険にさらされないようにします。妊娠頭数が少ないほど、子供が大きく育ち難産になる傾向もあります。決して妊娠出産は楽なものではなく、時には命にかかわる事態が起こってしまうこともあります。ご縁をいただきお迎えすることができたわんちゃんたちは、みんな大切に育てていきたいものですね。
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20代 男性 トイプードル