世界一走るのが速い犬種は「グレイ・ハウンド」
グレイ・ハウンドが本気を出すと時速70km以上!
現在世界には、公式機関が非公認としている犬種も合わせるとおおよそ700~800もの犬種があると言われています。
その中で一番走るのが速いと言われているのが、『グレイ・ハウンド』です。
その速さは時速60km~70km、中には時速70kmを超えるスピードで走る犬がいると言いわれています。自動車と並走出来る速さです。
ちなみに、人類最速の男ウサイン・ボルト氏は100mを9秒58で走ります。これを時速換算すると、おおよそ時速38kmですが、グレイ・ハウンドには敵いません。
この脚の速さから、グレイ・ハウンドは海外の観光地などで、今でもドッグレースの競争犬として活躍しています。古代エジプトでは、広大な草原で野ウサギなどの狩りをこの脚の速さを活かして行っていました。
グレイ・ハウンドはなぜ速い?
走るのが速い秘密は、美しい体型にありました。
小さな頭に細いマズル、流線型の胴体、すらりと長い脚、そして大きな肺活量を誇る発達した胸部が特徴です。大型のエンジンを積んで車体を軽量化した状態といって良いでしょう。
グレイ・ハウンドは、サイト・ハウンドと呼ばれ、視覚がとても優れています。嗅覚を頼りに獲物を追跡していくのではなく、視覚で獲物を探し出し、速い脚で追いかける狩猟をしていました。
走るのが速いグレイ・ハウンドはこんな犬種
グレイハウンドは、古代エジプトの壁画などに祖先とみられる犬の姿が描かれているほど起源が古く、はるか昔から人々に愛されてきた犬種です。
足の速さから、動物を追いかける狩猟犬として重宝され、ヨーロッパからアメリカへ持ち込まれた後は、ドッグレースでも活躍します。
穏やかで落ち着いた性格が家庭犬として人気の理由で、人間に従順でしつけも入りやすいと言われています。あの駿足が嘘のように、家の中ではソファの上でゆったりと寛ぎながら時間を過ごします。
注意すべき点は、やはり狩猟本能からくるのでしょう、動くものに敏感なところ。他の小動物との共生は難しいかもしれません。
走るのが得意な犬種
短距離走なら任せて!な犬種
- ウィペット
- ボーダーコリー
- ボルゾイ
ウィペットは、短距離走ではグレイ・ハウンドよりも速いと言われています。しかしグレイ・ハウンドは距離を重ねて行くうちにスピードアップするため敵わないようです。また、ボルゾイはロシア語で「敏速」という意味だそうですよ。
長距離走なら任せて!な犬種
- アラスカンマラミュート
- サモエド
- シベリアンハスキー
犬ぞりで大活躍の犬種たちです。犬ぞりで活躍する犬種は、強靭な足腰にスタミナ、走る速さを兼ね備えています。シベリアンハスキーは、時速30kmで50kmを走破したという記録もあるそうです。
小型犬で脚が速い犬種
- ジャックラッセルテリア
- イタリアングレイハウンド
- トイマンチェスターテリア
ジャック・ラッセル・テリアは走るのが速いことはもちろん、スタミナも抜群です。かつてはキツネ狩りの名手として活躍していました。イタリアン・グレイ・ハウンドは、犬界最速のグレイ・ハウンドの系統の犬種です。やはり走るのが得意です。
番外編:他の動物の最高時速は?
グレイ・ハウンドの最高時速が70kmを超えると紹介しましたが、同じくらいの速さで走る動物を紹介します。ちょっと意外な動物もいますよ。
- 野ウサギ 最高時速70km~80km
- ダチョウ 最高時速70km
- オオカミ 最高時速70km
走るのが速い動物といえばチーターですよね。チーターの最高時速はおよそ110kmもあるんだとか。
ちなみに、遅いのがナマケモで最高時速0.288km。1時間で進む距離は288mでした。
まとめ
あなたと愛犬、どちらが走るのが速いですか?
私の愛犬は小型犬ですが、とてもじゃないけど追いつけません。
小型犬の時速はおおよそ16km前後なんだとか。成人男性の走る最高速度がちょうどそのくらいだそうですが、きっと体力では勝てなさそうですよね。
ドッグランに行くと気持ちよさそうに思い切り走る姿を見て嬉しくなりますが、いざ帰ろうと呼び戻しても一向に振り向いてもらえず、追いかけても捕まらず、なんていう経験はみなさんもあるのではないでしょうか?
犬種によって運動量も走る速度も違いますが、愛犬には充分な運動を楽しんでもらいたいですね。
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40代 女性 ゆっきー