愛犬が急に吠えなくなった、体の不調では?
急に犬が吠えなくなった、ということにあらゆる病気や怪我のサインが潜んでいるかもしれません。また、精神不安な状態かもしれません。
吠えない以外はいつもと同じ?
いつも吠える愛犬が吠えない、なんだか様子がおかしい、と思ったら、愛犬の様子をしっかりと観察してください。何らかの症状が他にもあるかもしれません。
- ごはんはいつも通り食べるか
- 水もいつも通り飲んでいるか
- 下痢や便秘でないか
- 呼吸は落ち着いているか
- 散歩は行けるか
- 熱っぽくないか
吠えないこと以外はいつもと同じ様子ですか?
もし食欲不振や水をがぶ飲みする、嘔吐、下痢、無気力など、いつもと違う症状があれば、何らかの病気のサインかもしれません。必ず動物病院を受診してください。
体に異変はありませんか?
細かく体じゅうをチェックしてください。
触られて痛がったり嫌がったりする場所はありませんか?
口の中や耳も確認してください。皮膚や粘膜に異常はありませんか?
心が弱っていませんか?
愛犬が吠えなくなった直前に何か変わったことはありませんでしたか?
嵐で暴風と雷の音がすごかったり、初めて会う人がいたり、または長時間の留守番をさせていたり。精神的に不安定で、元気がなくなっている場合も考えられます。
あくびはしていませんか?
犬がするあくびは、眠いときばかりではありません。ストレスを感じたときや、恐怖心・興奮を落ち着かせるための行動で、カーミングシグナルといわれるもののひとつです。
異常にあくびをしたり、犬が落ち着かない様子だった場合は、愛犬が何らかの強いストレスを感じていたり、体調の異変を感じているのかもしれません。
急に吠えなくなった、老化のサインかも
小型犬・中型犬では8才くらいから、大型犬では6才くらいからがシニア期と呼ばれています。老化はある日急にやってくるものではありませんが、出来ればゆっくりとやって来てほしいもの。でも老化のサインに早く気が付けたらラッキーです、愛犬のためにしてあげられることはいっぱいあります。
耳が遠くなった?
家の外の音(人が通ったり、バイクの音など)に反応していた犬が急に吠えなくなったり、掃除機の音に吠えていた犬が急に吠えなくなった場合。愛犬の耳が遠くなっていませんか?愛犬が吠えなくなったのは、老化により、これまで反応していた音が聞こえにくくなったことが理由かもしれません。
好奇心、興味が薄くなった?
他の犬や猫に対して吠えていた犬が吠えなくなった、来客に吠えていた犬が吠えなくなった。そんな場合は、老化により好奇心や興味が薄くなったことが理由かもしれません。大好きだったおもちゃ遊びをしなくなったり、すぐに飽きてしまったりはありませんか?
まとめ
犬は、人間に意志を伝える手段や、自己主張の手段として吠えます。しかし、あまり吠えてばかりいると飼い主からしてみると「無駄吠えが多い」と悩みの種になるかもしれません。
しかし、吠えすぎるのは困りますが、いつも吠えている犬が吠えなくなると心配になるように、飼い主さんからしたら犬の健康をみる分かりやすい指針のひとつとなっている側面があります。“いつもと違う”と早く気付いてあげられることが、愛犬の健康を守るために一番重要なことです。普段から、愛犬の性格や生活、行動パターンを良く知っておく必要があります。
飼い主さんで原因がわからなかったり、愛犬の様子がいつもと違う状態が続くようでしたら、動物病院へ相談するのが良いでしょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 モカ
40代 女性 momo
やはり、犬が吠える事が出来ないのはストレスだと思いますし、見ていて切なくなります。
どうか、声がかすれたり、何か異変を感じたら迷わず獣医さんに相談していただきたいと思います。