シャンプー直後なのに!地面に体をこすりつけるのはなぜ?
愛犬を自宅でシャンプーした後、びしょぬれのまま家の中を走り回り、くねくねと体を床やソファにこすりつける姿を見たことはありませんか?
せっかくシャンプーでキレイしたのに床やソファがぬれたり、飼い主さんにとっては大変迷惑な行動ですね。でも、この愛犬の行動にはちゃんとした理由があるのです。それは、犬が人間と一緒に暮らし始めるずっと前から本能に刻み込まれた習性からきているものだったのです。
理由その1:自分のにおいを取り戻したい!
犬にとって、自分のニオイというのは自己主張の証と言われています。
犬のニオイとは縄張りを主張したり、他の犬と情報交換したりする大切な情報ツールだと考えてみましょう。私たち人間もある日突然、スマホのデータが消滅したら不安になりますよね。犬も同様でシャンプーによって消されてしまった自身の大切な情報を取り戻すために、自分のニオイ(情報)が染みついているソファや床に体をこすりつけるのです。
理由その2:ストレス発散
犬にとってシャンプーは、自分のニオイは消されてしまうし、飼い主さんに体を押さえこまれるし、体はぬれるし・・・とあまり良いものではありません。そのため、犬はシャンプーの経験をすればするほど、「イヤなこと」として覚えこんでしまい、シャンプーのたびに「我慢しなきゃ…」とストレスに感じてしまうようになります。そして、シャンプーが終わったとたん「やっと終わった!」とばかり、お風呂場から飛び出し家じゅうを走り回ったり、床やソファに体をこすりつけて、我慢していたストレスを発散している場合もあります。
なかには「シャンプー大好き!」というわんちゃんもいるようですが、シャンプー後上記のような行動をとっていたら、ストレスを感じているのかもしれませんね。
理由その3:水気をとろうとしている
体毛が水で濡れていたら、いつまでも寒いし気持ちが悪いですよね。人間でいえば、ずっと濡れた服を着せられているのと変わりありません。「ああ、体が濡れて気持ち悪い!早く体を乾かしたい!」そんな風に思ってシャンプーされた後の犬は、バスタオルやソファに体をこすりつけたくなるのかもしれませんね。
理由その4:飼い主を喜ばせたい!
愛犬がシャンプー後床やソファに体をこすりつける姿は、いつもと違う愛犬の姿でとってもかわいいですよね。バスタオルの上などで濡れた体のまま転げまわっていると、飼い主さんが「自分で自分の体を拭くなんてお利口だね!」と満面の笑みで喜んでくれたり、体をくねらせている行為で飼い主さんが「かわいい!」と笑っていたりするとその笑顔が嬉しくて、床の上でのたうちまわるわんちゃんもいるそうです。
愛犬がそんな気持ちから体をこすりつけているのだと思ったら、たとえ床やソファがぬれてもその行動を止められなくなってしまいますね。
まとめ
いかがでしたか?
せっかく体の汚れを落として、毛もツヤツヤになるようにキレイに洗い上げたのに、シャンプーが終わった途端床や庭、ソファなどに体をこすりつけられるのは、飼い主さんにはとっても迷惑な行為ですが、犬の習性を知れば「無理もないことだな…」と理解できます。また、どんな行動をするかの予想が出来れば、シャンプーの前にソファにカバーをかけたり、庭に出ないように扉を閉めたりといった対策を立てられます。
人間にとっては気持ちいいと感じるシャンプーですが、愛犬にとってはどうやらありがた迷惑なところもあるのかもしれませんね。愛犬になるべく負担がかからないようにシャンプーしてあげることも必要ですね。
ユーザーのコメント
40代 男性 ひろ
40代 女性 匿名
しっかり水気を取ってくれるので、ドライヤーが短くてすみます。
そしてドライヤーはNobby。
1200wで風量、風力共に文句無しです。
40代 男性 医者
ペット用のものを使うことが大切です。
人間と動物とでは、皮膚の性質が異なります。
人間用のシャンプーは強い薬を使われている場合もあります。
しっかり、その子のためにも愛犬用を使用しましょう。
女性 ゴン吉
土と芝生のにおいが好きだったようなので、お風呂の後は自分の好きなにおいを付けようとしていたのかもしれません。