チワワの性格を理解する
基本的には甘えん坊
飼い主に忠実な側面を備えているので、初めて犬を飼う人にとっても比較的飼育しやすい犬種です。甘えん坊で飼い主に対して一途な愛情を身体全体を使ってアピールします。可愛らしい見た目と合わさって飼い主はチワワを甘やかしたくなる衝動に駆られます。
また、寂しがり屋で嫉妬心が強い傾向があるので独占力が強い一面を見せる行動をとる場合があります。
例えば、飼い主を他の犬に近寄らせないように妨害行動を起こし、自分の事を可愛がってと尻尾を振ってアピールしてきます。この点はチワワなりの愛情表現の証拠なので、温かく受け入れる事が最善のコミュニケーション方法です。
しかし、飼い主に対しては活発で従順な一面を見せるチワワですが飼い主以外に対しては警戒心を強く示します。愛らしい一面に反して他のどの犬種よりも臆病になってしまう場合があります。
人間の立場からするとチワワのギャップのある性格に心を奪われてしまうのですが、臆病さが助長される事によって起こる問題が複数あります。
- 吠え癖が付いてしまう
- 散歩中に見知らぬ人や他の犬に嚙みついてしまう
噛みつき癖は飼い主がきちんと躾ける事によって改善されますが、吠え癖はチワワの臆病な性格により防衛本能が働くので改善される事は難しいです。よって、飼う人にとってはチワワは見た目は可愛いけど気難しく、飼う事が難しい犬種という印象を持ってしまいます。
しかしながら、一度飼い主となった以上チワワの歴史や生い立ちをしっかりと勉強し、理解してあげた上で頻繁にコミュニケーションをとる事によって、チワワに愛情を示していきましょう。
チワワの性格まとめ!オスメスの違いと犬種に合わせたしつけ方のコツまで
チワワは病弱な犬種
健康管理は人間よりも細やかに
チワワは気管支が弱い犬もおり、人間の喘息のような発作を起こす回数が多いです。急激な温度変化などに十分気をつけましょう。 更に、散歩に使用するリードは首に負担をかける首輪タイプよりも体を支えるタイプのリードを用いた方が良いです。
また、チワワは肌が弱いので常に清潔にしておかなければなりません。脂漏症やアレルギーなども発症しやすい犬種です。日ごろから環境を清潔に保ち、季節の変わり目や梅雨~夏は皮膚のチェックをこまめに行いましょう。手を舐めている、体の一部をよく舐めるなどの症状があれば早めに受診しましょう。
この他にもチワワがなりやすい代表的な病気は多数あります。
- 水頭症
- 肥満
- 角膜炎
- 心疾患
愛犬の様子を欠かさず確認し、少しでも異変を感じたらかかりつけの病院を受診する事で最悪な状況を回避出来ます。
まとめ
チワワはぬいぐるみのように柔らかく、愛くるしいですが、臆病で警戒心が強い面もあります。 チワワの性格をしっかりと理解し、コミュニケーションを多めに取りましょう。
チワワとの触れ合いの時間を多く持つことによって自然と体調や健康確認を行えるようになります。
飼い主がチワワの抱える問題をしっかりと把握すれば長い間一緒に楽しく過ごしていける人生のパートナーとなる事が出来ます。