わんちゃんのシャンプーはペットサロンの定番メニューですが、正しい方法で行えば、自宅でだってペットサロンと同じようにお手入れができるんですよ!
わんちゃんのお風呂をサボっていると、だんだん毛艶が悪くなってきたり、毛玉ができてしまったりして、どことなく見た目が貧相になってしまいます。
それだけでなく、わんちゃん自身、後ろ脚で体を頻繁に掻くようになったりして、皮膚トラブルにもつながってしまうんです。
そうならないためには、やはり、月に一度程度はお風呂にいれてあげるようにしたいですね。
でも、人気のサロンは、土日は1か月以上先まで予約がいっぱいだったり、毎月通うにはお高かったり……。
お風呂に入れる方法
そんな悩みを持った人にお勧めなのが、自分でお風呂にいれるということです。
でも、わんちゃんの皮膚は人間よりずっと弱いので、人間用のシャンプーを使うと刺激が強すぎてしまいます。
皮膚を傷めてしまわないために、必ず専用のシャンプーを使うようにしてくださいね。
シャンプーのやり方
わんちゃんをお風呂に入れるときのシャワーの温度は37度~38度程度に設定しましょう。
体全体を十分に濡らしたら、泡立てたシャンプーを身体全体につけていきます。
この時、シャンプーを薄めて使うタイプのものも多いので注意してください。
これも皮膚の保護のためですから、原液を直接つけてしまわないようにしましょう。
全身にシャンプーをつけたら、いよいよ洗っていきます。
人間と違い、全身が毛に覆われていますから、シャンプーも予想よりは多めに使うようにすると綺麗に仕上がります。
肉球や足の付け根、口元は忘れてしまいがちですが、匂いや汚れの溜まりやすい場所でもあるので指の腹で丁寧に洗いましょう。
ただし、時間をかけすぎると皮膚が傷んでしまうので、なるべく手早く行うのがポイントです。
リンス
シャンプーをよく洗い流したら、今度はリンスです。
リンスも多くの場合薄めて使います。
全身に馴染ませた後、よくすすいだら、耳に息を吹きかけて身震いさせてみてください。そうすることで、水気が飛んで乾かしやすくなるんです。
タオルドライ
タオルドライをしっかりして、ドライヤーでブローをしたら完成です。
ご褒美!
綺麗になったわんちゃんに、シャンプーを頑張ったご褒美をあげてくださいね!
ユーザーのコメント
女性 pon
用意するのは大きめのバスタオルと、わんこ用の大判ウエットティッシュ。
ドライヤー、ブラシ(スリッカーブラシとコーム)。
うちは比較的お風呂が大好きなので嫌がることはないのでとっても洗いやすい子です。
必ず、シャンプー前にブラッシングをしてあげてくださいね!
順番としては両手足をいつも通り洗って、肉球の間の汚れをしっかり落とします。
次は口周りを大判のウエットティシュまたは赤ちゃんが使うガーゼを使って拭き洗い。
それから背中にお湯を流して、薄めたシャンプーで優しく泡立てます。
おなか周り、両脇腹、お尻周りや尻尾まで洗ったら一旦泡を洗い流します。
次からがポイントですが、わんこは耳や目にお湯が入るをとても嫌がりますし、危険ですよね。両耳を手で押さえてちょっと下向きにしてからやさしく出したお湯をそーっとかけてあげましょう。
勢いのあるシャワーだと嫌がります。
濡らしたら、ボディと一緒で薄めたシャンプーでやさしく耳の後ろ→耳の外側→頭頂部→眉間→めやになどの汚れを落としつつ→口周りをもう一度仕上げに・・・
特にお風呂を嫌がる子だったら、シャワーより洗面器にお湯をためてからガーゼでやさしくふき取るようなイメージで顔周りを洗ってあげるとそこまで怖がらないと思います。
拭きあげが大変ですが、大判のバスタオルでくるんでしっかり全体の水気を切り、送風と温風をうまく使い分けてから根気強く乾かしてください。
ここで注意は決して濡れた状態や半乾きの状態でブラッシングは禁物です!
根元からしっかり乾かしますが、温風だとシングルコートのわんこにとってはとても熱いので少しドライヤーから2、30cm離してから乾かしましょう。
慣れないわんこだと怖がって大変かもしれませんが、「お風呂って気持ちがイイ」って思えるシャンプータイムを作ってあげてくださいね。
女性 Hono
40代 女性 匿名
だいぶ時間短縮になるのでストレスも軽減されるように思います。そして、シニア犬などで足が滑ってしまう際にはパズル型の防水の滑り止めマットを敷いてから洗うと踏ん張ってくれるので安全です。
40代 女性 SUSU
幸いにも我が家の愛犬はそこまで嫌がることはありませんが、初めて自宅でシャンプーをする際には、苦手意識を持たないようにいくつかの点を注意していたように記憶しています。
まず、浴室という場所を理解してもらうことから始めました。無理矢理連れて来るのではなく、飼い主がお風呂に入っている時に興味を持って浴室に来た場合に、少しドアを開けて覗けるようにしました。無理に入れることは絶対にしないこと、いつでも出ることが出来るようにすることがとても大切なことかなと思います。ここは怖い場所ではないと分かってもらってから初めてのシャンプーに挑戦すると、最初のハードルが下がって成功率が上がるかもしれません。
なお、我が家の場合ですが、当初は浴室の洗い場で洗っていました。IKEAのベビーバスにお湯を入れて愛犬に入ってもらい、飼い主は浴室用の椅子に座ってシャンプーをしていました。愛犬自体は特に嫌がる様子もなく問題はなかったのですが、飼い主の方が腰を痛めてしまいました。そこで、浴槽に半分程お湯をはり、一緒に入ってしまうことにしました。愛犬が怖がるのでは…という心配はあったのですが、特にそのような様子はなく、膝の上で気持ち良さそうに入っています。
飼い主が使っているバス用の枕をあごに乗せてウトウトととても気持ち良さそうです。気持ちいいね~!と会話をしながら入ることも良かったのかもしれません。
膝に乗せているため、滑ったり落としたりしないように細心の注意を払い、そして冗談でも泳がせてみようなどと怖い思いをさせないことが大事だと思います。
5分くらい入浴した後、愛犬の胸より下にくるまでお湯を抜き、そのままシャンプーをします。流す時も初回は浴槽の残り湯を使い、手で優しくお湯をかけながら流します。その後、シャワーを使ってキレイに流すようにしています。なお、シャワーを嫌がるワンコの場合には、洗面器でお湯を溜めて手でかけることから始めると、お湯に対する苦手意識が低くなるのかなと思います。
なお、シャワーは身体に近い位置でお湯を流す方がワンコが感じる水圧が弱くなると言われています。その他、シャワーヘッドを節水タイプやマイクロバブルが出るタイプに変更するとお湯の当たりが優しくなりお薦めです。これは肌が弱いワンコにも適しているのかなと思います。
お湯が苦手な子、毛が濡れることを嫌がる子はどのような工夫をしてもシャンプーを好きになってもらうことは難しいかもしれません。でも、少しでも嫌な思い、苦手な記憶の関連付けをしないように、出来ることはしてあげたいものですね。