足をなめ続けたり爪をかむ原因は?
愛犬が最近ずっと爪を噛んでいる、または足をなめ続けている…そんな姿を見ると心配になりますよね。
我が家の愛犬も前足をなめ続けて白い毛が赤く変色していたことがあり、 病院で相談した事があります。
ちょっとしたストレスから始まる事もありますが、一度そういう癖がついてしまうと、どんなに声をかけて止めてもなかなか治らなかったりするものです。
また、中にはアレルギーや怪我、病気が原因の事もある様ですので早めに受診する事も大切です。
原因と対策
ストレスは±0に!
運動がたりていない、かまってもらえていない、寂しい、眠い、退屈など、色々なストレスが原因で爪をかんだり、足をなめ続けることがあります。
人間の子ども達も気持ちを落ち着かせる為に、自分では意識をしていなくても指しゃぶりをしたり爪を噛んだりすることがあります。
感情と行動がつながっているのは、人も犬も同じなんですね。
私の親戚の愛犬(ラブラドール)も、飼い主の仕事が忙しくて長時間の留守番が何日も続いてしまった際、きっと寂しい思いをしていたのでしょう・・、留守番中に血がでるほど爪を噛んでいたそうです。
獣医に相談したところ、原因はストレスで、その日から少しでも一緒にいる時間をつくろうと、夜は愛犬を自分のベッド入れて一緒に眠るようにしたそうです。
すると留守番時の爪噛みも自然となくなったとのこと♪
この様に、もし原因が運動不足なら散歩や運動量を増やしてストレス解消を、長時間の留守番で寂しい思いをしているのならスキンシップや一緒にいる時間を増やすなど、「犬達の感じているストレスを±0にしてあげる事が大切!」と、トレーナーさんもおっしゃていました。
爪が伸びていませんか?見落としがちな狼爪もチェック!
爪が伸びている事も爪噛みの原因につながります。
爪が伸びていると何より歩き辛いですし、伸びた爪が肉球や皮膚にくい込んで貫通してしまう事もあります。
外を散歩をする子はアスファルトで適度に爪が削れてはいきますが、犬の足の内側上部には狼爪(人間でいうと親指にあたる部分)があり、狼爪は地面とは接触しません。狼爪を切らずにいると、曲がって伸びた狼爪が皮膚にくいこんでしまうのです。
また、犬の爪には血管と神経が通っていて、爪が伸びると血管と神経も一緒に伸びます。その為、爪が伸びすぎてしまうと爪切りが難しくなります。
散歩や運動量に関わりなく、どの犬にも定期的な爪のチェックと爪切りが大切です。
アレルギー?ドッグフードの酸化にも要注意!
アレルギーが原因で皮膚が痒くて噛んだりなめたりする事もあるそうですが、獣医さんによると動物のアレルギーは原因となりえる要素が特定しづらいので、一つ一つアレルギー検査を行うのは時間もかかり大変だとか…。
まずは食べ物を見直してみるのも一つの方法です。
例えばフードを変えた事が原因だとすれば、フードの材料をチェックしてみるとアレルギーの原因も特定しやすくなります。
また、ドッグフードは少量よりもまとめて数kgで購入した方がお得だったりもしますが、ドッグフードも酸化します。
酸化したフードを食べ続ける事は体に悪影響を及ぼしますので、開封後はなるべく冷蔵庫で保管をし、1ヶ月以内で食べきる事が理想だそうです。
指や肉球の間に異物がついていませんか?
犬にとって四肢の先端、足裏は特に敏感なところです。
肉球の間にトゲなどの異物がついてしまっている場合も、しきりに足を噛んだりなめたりして気にする仕草が見られるので、指と肉球の間や足裏のチェックをしましょう。
怪我や病気が原因
怪我や何かの病気が原因で爪噛みをする場合もあります。
友人の愛犬(シーズー)は、しきりに前足の爪を噛んでいたので病院で診て貰ったところ、前足の指に悪性の腫瘍ができてしまっていて手術となりました。
早めに受診する事も大切ですね。
どうしてもやめない、そんな時は…
爪噛みが続くと流血をしたり、傷ができて細菌が入って化膿してしまったり、飼い主としてはとても心配ですね。
でも足は薬をつけても舐めてしまうので、あまり良くないと獣医さんがおっしゃっていました。
どうしても止められないという場合は靴下を履かせる、エリザベスカラーをつけるという方法もあります。
ただ、どちらも爪噛み以外のストレスがともないますし、大型犬の場合は特に靴下を飲み込んでしまう危険もあるので注意も必要です。
その他には、犬の爪に酢やビターアップルを水で薄めたものを塗る方法もあります。
これは家具などの噛みつき対策としてもよく使用されますが、これによって犬が噛もうとした時に、ニオイや味を嫌って顔を近づけなくなるので、比較的短期間で効果がみられます。
まとめ
我が家の愛犬も毛が変色するほどに足をなめていたので病院で相談したところ、お医者様には「これくらいなめさせておけばいいの」と言われました。
原因は「眠いなあ…」というちょっとしたストレスから始まって、それが癖になってしまった様です。
今でも眠たくなると、子どもの指しゃぶりの様に足をペロペロしますが、先生の言葉は「あまり神経質にならないで」という意味でもあったと思います。
それからは何度も「ダメよ」と止めるのも可哀想なので、愛犬がびっくりしない程度に見えない位置で手をパチンと叩いて音を出すと、「?」と意識が音の方に向いて指しゃぶりをやめるようになりました。
爪噛みや足をしきりになめる仕草が気になり始めたら早めに原因を見つけて、その子にあった方法で酷くなる前にとめてあげたいですね!
ユーザーのコメント
女性 ゆべし
落ち着こうとしている時にもこういった行動を取ることがあるそうです。自身で緊張をどうにか抑えようとしていることもあるので、場合によっては行動を止めてはいけないと思います。
子犬の場合は暇つぶしや、歯の生え変わりで痒くて足を噛んでいることがあります。その場合はおもちゃなど他に興味が出るものを与えると足の噛み癖も収まります。
たまに肉球や水かき部分もチェックしてあげると安心です。季節の変わり目などは体調も崩れやすいです。同じフードを食べさせているのにアレルギーが出たなんてこともあります。特に水かき部分は痒がることも多いので、よく噛んでいるなら赤くなっているかもしれません。
以前、新人トリマーさんに肉球の間の毛をカットしてもらったところ、どうやら水かき部分に少し傷をつけられてしまったらしく、愛犬はしばらく足を気にしていたことがありました。舐めてしまうと雑菌が入ってしまうので、消毒と靴下で過ごしました。
爪を噛んだり、足を舐めたり、犬の行動には意味があります。愛犬の出すシグナルをしっかりキャッチしてあげてくださいね。
女性 けんしろう