犬にだって機嫌が悪いことがある!
犬を飼ってみると、喜怒哀楽があり感情のある動物であることがよく分かりますよね。
時としてそれは、私達人間以上に感情豊かな心を持っているのではないかと思うほど。
そんな感情豊かな動物であるゆえに、機嫌が良い時もあれば悪い時もあります。
犬は言葉を話さないものの、飼い主さんは愛犬の表情やしぐさで機嫌の良し悪しを読み取ることができるのではないでしょうか。
機嫌が良いのであればそれに越したことはありませんが、機嫌が悪い状態が長期に渡って続くのは良くありません。
こんな時は気をつけてあげて
犬が機嫌の悪い時に見せるサインはそれぞれ違うと思いますが、ではそのサインにはどのようなものがあるのでしょうか。
- 触ろうとすると唸ったり噛んだりする
- 飼い主さんの呼びかけや指示を無視する
- 口角が下がり、ムスッとした顔をしている
などです。
わが家の愛犬は、触ろうとすると唸ることがあります。
それは大体愛犬が眠い時なのですが、小学生の娘がお休みで家にいて、安眠を妨害される時は特に酷く…!噛みつきこそはしませんが、マズルに皺を寄せて、「アタイに触るとケガするよ!」と言わんばかりに怖~い顔をして唸ります。
人間でも眠い時や寝起きは不機嫌になりがちですから、愛犬が眠たそうな時はなるべくそっとしておいています。
飼い主さんが愛犬の名前を呼んでも反応がなく、「あれ?聞こえなかったのかな?」ともう一度大きな声で呼んだけれど、でもやっぱり知らんぷり…。
こんな、『え?絶対聞こえてるよね?』という時は、愛犬の機嫌が悪くてわざと無視しているのかもしれません。
感情豊かな動物である犬は、『表情も豊か』ですから不機嫌な顔も分かりやすいです。
への字口でムスッとしていて…、不機嫌な人間の顔と一緒ですね!
愛犬の機嫌が悪い原因と対処方法
犬の機嫌が悪い状態が続くのは心身の健康上良くありませんし、飼い主さんはずっと不機嫌な愛犬にどう接したら良いのか悩むことにもなるかもしれません。
犬が不機嫌になるのには理由がありますから、それを探り対処することで犬の不機嫌は解消されるはずです。
ではその理由ごとの対処方法と、やってはいけない飼い主さんのNG行動4つをご紹介します。
1.ストレスが溜まっている場合
私達人間と同じで、犬もストレスが溜まると機嫌が悪くなります。
ストレスは自律神経の乱れを生じさせ、精神疾患を招いてしまうことも。
ストレスの原因は様々ですが、ストレスが原因で犬が不機嫌である場合は、その原因を取り除いてストレスフリーにしてあげましょう。
2.発情している場合
発情期のホルモンバランスの乱れにより犬が不機嫌になることがあります。
メスは年に数回発情期がありますが、オスに決まった発情期はなく発情期のメスに反応して発情します。
ホルモンバランスと自律神経は密接に関係しています。
ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れに繋がるため発情期のメスは気性が荒くなったり、機嫌が悪くなってしまうのです。
また、発情したオスの場合は交尾できない状態が続くとそれがストレスとなって不機嫌に。
オスの場合、発情しないように発情期のメスに近づけないように気をつけることができますが、メスの場合は残念ながら発情期が終わるのを待つ以外これといった対処方法はありません。
3.王様犬・女王様犬になっている場合
あなたの愛犬はわがままな王様犬・女王様犬になっていませんか?
可愛いからといって飼い主さんが甘やかしすぎてしまうと、犬はまるで自分が王様や女王様であるかのように振る舞い、わがままな犬になってしまいます。
そして自分の要求が通らないとすぐに不機嫌になって激しく吠えたり、飼い主さんを無視したりします。
このような場合は、飼い主さんと犬との信頼関係を再構築し、主従関係をしっかりと築くことが必要になります。
リーダーは、犬ではなく飼い主さんでなくてはいけません。
飼い主さんが信頼できるリーダーとなって、きちんと指示に従えるように犬をしつければ、すぐに不機嫌になるようなことはなくなるはずです。
4.体調が悪い場合
犬は体調が悪いと神経過敏になり、不機嫌になることがあります。食欲など他の様子も観察して、いつもと違うと感じたら動物病院で受診を。
愛犬の機嫌が悪くても叩いてはいけない!!
不機嫌な愛犬に対してやってはいけない飼い主さんのNG行動があります。それは、愛犬が不機嫌であることに飼い主さんがイライラして、犬を怒ったり叩いたりすることです。そんなことをすれば、愛犬との信頼関係が崩れてしまいます。絶対にやってはいけません。
不機嫌になることに限らず犬の困った行動の原因は犬自身ではなく、犬を取り巻く生活環境や飼い主さんの接し方にあるということを忘れないようにしましょう。
まとめ
犬が感情豊かな動物である以上、たまに機嫌の悪い時があるのは仕方ないのかもしれません。
しかし、不機嫌であるということはイライラしているということですから、そんな状態が長く続くのは犬の心にも体にも良くないのは明らかです。
また、機嫌の悪い愛犬が他人や他犬に噛みついたりしてしまったら大変なことになります。
ですから愛犬の不機嫌な状態が長いこと続いていたり頻繁である場合は、飼い主さんがその理由を探り、
- ストレスフリーにする
- オスの場合は発情しないように発情期のメスに近づけないように気をつける
- 主従関係を築いて脱王様犬女王様犬
- 動物病院で診察を受ける
などといった対処をして、不機嫌を解消してあげられるように努めましょう。
決して飼い主さんは、愛犬の不機嫌な態度にイライラして怒りをぶつけるようなことはしないで下さい。
愛犬が心身ともに健康で快適に暮らせるようにしてあげるのは飼い主さんの責任です。
飼い主さんも愛犬もにっこりスマイルな毎日が送れますように。
ユーザーのコメント
40代 女性 犬大好き
眠そうな時にイタズラしても、寝ている鼻の穴に紙縒りにしたティッシュペーパーでコチョコチョしても、薄目を開けてイタズラしてる人間を確認するだけで、そのまま眠ります。
この記事を読んで、結構色々イタズラしたなぁ、普通は怒ったりするんだ…、とビックリすると共に我が家の犬の大らかさを認識しました。
色々やる飼い主なんで、嫌そうな顔とか、またかよ⁈って顔はよく見るんですけどね(^_^;)
男性 hiro01
40代 女性 ぶいよん
女性 ゴン吉