秋田犬の寿命はどのくらい?
秋田犬の平均寿命は10歳から13歳くらいと言われていますが、中には14歳でも元気に長生きしている秋田犬もちゃんといます。もちろん生まれつきの遺伝的な強さや弱さもありますが、秋田犬の寿命は上手に飼っていくことで少しでも長く延ばすことができます。
秋田犬を飼うならば平均寿命を気にすることなく、まずは基本的に育て方を間違えないで飼育していき、秋田犬を長生きさせてあげましょう。逆に、飼い主の勝手な判断や思い込みなどで寿命を縮めてしまう場合もあります。
- 間違った知識で与える食事
- ストレスをためさせてしまう行為
- 病気の早期発見ができない
- 飼育環境が悪い
主にはこの4つで秋田犬の寿命を縮めてしまう場合がありますので、注意が必要です。
秋田犬を長生きさせるには食事に注意
秋田犬は何でも食べる食欲盛んな大型犬です。昔は残飯を食べていても不思議ではありませんでしたが、人間の食事の残り物は人間の味付けがされています。秋田犬にとっては、それはとてもしょっぱい物でもあり、辛い物でもあり、甘い物でもあります。
とはいえ、秋田犬に限らず犬には味覚がほとんどないと言われているので、味わって食べている訳ではありません。ただ、食べているだけなのです。それなのに、秋田犬の肝臓や腎臓などに、その食事は大きくダメージを与えており、秋田犬の寿命を縮めてしまうことにつながります。
秋田犬の寿命を少しでも延ばしてあげたいと考えるのなら、犬の食べて良い食事を与えてあげましょう。味付けのないもので、胃腸に優しいものを毎日与えるだけでも秋田犬の寿命を延ばします。ただし、ネギやブドウ、エビやイカなど中毒を起こすものは絶対に与えてはいけません。死に至る場合もあるので注意しましょう。
ストレスは秋田犬の寿命を縮める原因に
秋田犬は散歩が大好きです。猟犬として活躍していた犬なので、外を歩くことができないことに大変なストレスを感じる犬であるということを覚えておいてください。秋田犬は一日に2回、1時間くらいずつ散歩をしてあげなくてはいけません。
人間でもストレスがたまっていくと病気になりますが、秋田犬もストレスによる発病はあります。これは結局寿命を縮めることになります。また、運動をしないと筋肉も衰えていき、秋田犬がシニアになったときに動けなくなる場合があります。
犬は動けなくなると寿命も長くはありません。もしも、秋田犬がストレスを感じているのではと思ったら、体全体をほぐしてあげましょう。ストレスは筋肉の緊張をもたらす場合が多く、飼い主さんからマッサージをされることで改善される場合があります。秋田犬の寿命を少しでも長くしたいのであれば、ストレスから守ってやるのも方法です。
秋田県の寿命を縮める病気について
秋田犬の寿命を縮めてしまう病気は、幾つかあります。これは飼い主さんがどんなに気を付けていても発見ができない場合もありますが、秋田犬がかかりやすい、寿命を縮めてしまいやすい病気にどんなものがあるのかを把握しておくことは重要です。
秋田犬の寿命に影響を及ぼす病気は、甲状腺機能低下症とメラノーマです。甲状腺機能低下症は、被毛がごっそり抜けてしまったり体がむくんでしまったりと見た目に分かる症状が出てきますが、その症状が早期の発見であるとは言い切れず秋田犬の寿命を縮めてしまう場合もあります。
メラノーマは悪性の腫瘍で、皮膚や口腔内に慢性的に刺激が与えられるとできやすくなります。転移の可能性が大変高く、秋田犬の寿命を縮めてしまうことになり兼ねないとても恐ろしい皮膚がんです。両方とも死に至りやすい病気ではありますが、飼い主さんのなるべく早い発見により、治療が可能になるケースも見られます。秋田犬の日頃の体調管理や変化などを見逃さないことが重要です。
秋田県を長生きさせるには飼育環境も重要
秋田犬の飼育環境で一番注意してあげなくてはならないのが、温度の管理です。秋田犬は湿気と高温にとても弱いので、そのような環境で飼育していると寿命を縮めてしまうことになります。特に年老いた秋田犬には自己での体温調節がかなり難しくなるので、熱中症を引き起こして寿命に直結してしまうことになりかねません。
また、夏の暑い日に扇風機で秋田犬に風を当てて涼しくしていると考えるのも危険です。これは犬全般に言えることですが、扇風機などの風で涼しく感じることはありません。若干の涼しさを得ることはできるかもしれませんが、根本的な解決にはならないのです。
秋田犬は湿気と温度の両方を快適にしてあげるのが一番であり、エアコンを使って適温と湿度の低い環境を整えることに尽きます。また、清潔な環境も重要です。秋田犬は湿気の多い不衛生な飼育環境にいると皮膚炎を起こしやすくなります。
皮膚炎になると痒みも伴うので、秋田犬にとってはものすごくストレスにもなります。ノミやダニなども付着しやすくなるので、薬剤などを使って秋田犬にはもちろん、飼育環境にも配慮してやる必要があります。飼い主さんが上手に飼育環境を整えてあげることで、秋田犬の寿命を延ばすことができます。
まとめ
秋田犬の寿命は、先天的なことでどうしても早くに終わってしまうこともありますが、それ以外では飼い方で延ばしてあげることができます。秋田犬の寿命を少しでも長くしてあげたいと考えるのであれば、ここに記載した4つの点に注意してあげてください。きっと秋田犬の寿命を延ばしてあげられることにつながるでしょう。
▼秋田犬について詳しく知りたい方はこちら
秋田犬を飼う前に知っておきたい性格や特徴
ユーザーのコメント
20代 女性 あめたま
我が家ではロングコートチワワを飼育しているのですが、チワワの平均寿命は12歳から20歳と飼い方に気を付ければ気を付けた分だけ長生きします。
したがって、秋田犬は長くても14年程度しか生きられないという事が驚きでした。
強くて逞しいイメージが付いているので、長生きする犬種だと長年思い込んでいました。
またどの犬種にも共通しますが運動不足はワンちゃんのストレスを溜めてしまう原因の1つなので、ワンちゃんに長生きしてもらうためには愛犬がストレスを溜め込まないように工夫して生活する事が重要だと考えられました。
ワンちゃんとよりよい関係を築くためにも犬種についての理解を深める事が大切だという事が伝わりました。
女性 ラスク
確かに、力強いとはいえあくまでそれは見た目だけであって実際はとってもデリケートなワンコなんでしょうね。
日本犬自体が繊細でありながら、勘が鋭く従順な性格のため人間と同じように日々ストレスを抱えているのかもしれません。
昔、うちで飼っていた日本犬の雑種ですが1歳になる前から先天性の病気だと言われ生命の危機をさまよいました。今となっては先天性と言われただけで確たる病名は分からぬまま・・・
恐らく血液の病気かなにかだったのかな?とも思うのですが、確かにその時に獣医さんに言われたのは「日本犬には先天性の病気を持っていることが結構ある」ということでした。
私的には日本犬に限らず、やっぱり犬種によって様々な先天性の病気というものがあるんだと思います。
日本犬の場合、中~大型犬なので「外犬」として飼われているケースが多いこと、外見では分かりづらいこともあり病気を見逃しやすいと思います。
確かに、今でこそ日本犬を室内で飼っているところも増えてきましたが、昔は外で飼うのが普通で、室内犬とは違って日々の状態や体調の善し悪しをすぐに発見出来ないことが多い気がします。室内犬だと家に居るときは傍にいるので日々の変化や状態の違いを発見しやすいですよね。
うちにいた子も外犬でしたし、ご飯もドッグフードに味噌汁をかけたり、なんでもガツガツ食べていたのでフードのことを全く気にしたことも無かったです。今思えば酷い飼い主です。日本犬は環境に強いと勝手に思い込んでいたので、冬は寒かっただろうな、夏は暑かっただろうな・・・と今は反省と罪悪感でいっぱいです。
14歳でお空に行きました。
秋田犬に限らずですが、ワンコが快適に過ごせるような環境作り・・・これは病気を防ぐことにも繋がりますし、少しでも一緒に居られる時間を延ばして上げることは飼い主の務めですね。
20代 女性 ゆず
病気の早期発見には、愛犬と毎日触れ合い観察することが必要です。散歩中や食事中、寝ている時、ブラッシングをしている時などに愛犬にいつもと違う様子はないか確かめます。犬は自分から具合が悪いことを伝えることができないので飼い主さんが気づいてあげて下さい。また、年に一度は動物病院で健康診断をしてもらいましょう。何も異常がないように見えても病気の早期発見のためには必要なことだと思います。
女性 ぐらっせ
確かロシアだったような、、
海外でも柴犬や秋田犬などの日本犬が知られているようで、和犬ならではの少しだけ癖のある性格や飼い主さんに対する忠誠心だったり、あの見た目も好まれたりするそうです。特に秋田犬は、毛が真っ白でふわふわですし、日本では小型犬が人気ですが、国によっては大型犬が人気だったりするんですよね。
秋田犬は大型犬なので小型犬に比べると平均寿命は短めです。
栄養バランスのとれた良質なフードは長生きに繋がります。特に成長期の仔犬の時期は手作りご飯よりも栄養価の高いバランスのとれた仔犬用のフードをしっかり与えてあげる方が良いそうです。
仔犬の時期の手作りご飯の栄養バランスはなかなか難しいそうなのです。
愛犬のためを思って手作りご飯を作っても栄養が偏ってしまっては病気の元に。
周りの手作りご飯をあげている方は基本のベースを作りながらも、常に組み合わせや愛犬に合う食材などを調べたりしながら勉強されているようです。
ここに書かれている長生きの秘訣の4つは、犬を飼うならばしてあげたい最低限の事だと思います。
病気の早期発見については、定期的に検診を受ける事が大切ですが、中には検診をしていても気づきにくい病気もあるので、異変に気付いたら早めの対応を心がけたいですね。
少しづつ犬の平均寿命は伸びていますが、ただただ寿命さえ伸びるのではなく、元気に暮らせる時間を伸ばしてあげたいと思うんです。
少しでも長く愛犬と過ごせるように書かれていることなどを気をつけながら過ごしていきたいですね。
50代以上 男性 秋田犬と暮らす人
日本では仔犬から人間が育てます。海外ではあり得ない事です。仔犬から育てるのも秋田犬が原点です。実はそこに秋田犬のしつけが隠されています。今、それを理解されている人は非常に少ないです。良くネットやTVなどで紹介されているのは全くの間違いです。そのお陰で沢山の秋田犬が可哀想な人生を送っています。
女性 ぐりぐら