犬にとっての伏せの意味
言葉をしゃべれない犬にとって、相手に動きで気持ちを伝える動作をカーミングシグナルと言い、現在そのシグナルは約27個ほどに分類されています。
主に、相手に対する敵意のないことや、相手と自分の気持ちを落ち着かせ、不要な争いを避けるためにする動きで、犬には生まれつきそのような性質が備わっています。
そこで、我が家の愛犬(以下カンナ)は、どういうときに伏せをするか思い出してみると、だいたいの行動パターンが決まっていました。
①ご飯を目にしたとき
この時はとにかく落ち着きがなく、こちらがまだ指示していないのに、エアお手と、伏せを繰り返し出します。この時カンナは、私が教えた”お手”と”伏せ”を指示を出される前に行動し、出来る自分をアピールしています。ですが、これは要注意な行動です。よほどご飯が待ち遠しいとはいえ、飼い主の指示を無視しています。
②飼い主や、他の犬を遊びに誘いたいとき
リラックス状態の伏せではなく、後ろ足がスタンバっています。今にも飛びかかりそうな状態です。この時のカンナはいつでも準備OK!!早く遊んでよ!!と言っているかのようです。
口角が上がり、目がキリッとしています。時に鼻を突きだすような動きもします。自身に満ち溢れ、わくわくして今にも飛び出してしまいそうな気分を落ち着かせようとしているのでしょう。んふー!んふー!と鼻から息が漏れています。
③リラックスしているとき
特に何もすることがないとき、だらんとしたこの体勢でいることが多いです。
頭も地面に下げた状態で、寝ているか、こちらを目で追っています。この時にかまおうとゆっくりと近づいていくと、やる気がある日は②の状態になりますが、やる気がない時はしっぽだけ動かして目をそらします。
④伏せの指示を出したとき
地面に胸をつけ、じっと動かなくなる姿勢です。室内では出来るのですが、散歩中など外だと気が散ってしまうのか、出来るときと出来ないときがあります。現在もしつけ進行中です。
そもそもなぜしつけで「伏せ」をさせるのか
飼い主が教える伏せには、飼い主に服従させるという意味があります。
もしも犬が主導権を持ってしまうと、自分勝手な行動をし危険な目に合ったり、言うことを聞かない子になってしまい、飼い主も犬自身も不幸になってしまいます。
また、伏せのしつけを強化することによって、散歩中などに他の犬とすれ違う際、伏せをさせていると急にとびかかることは出来ないため、飛びつき事故やトラブルを防ぐことが出来ます。
伏せのしつけ方法
”伏せ”のしつけは、”お座り”や”お手”と同じく、してほしい行動をご褒美を与え、強化させる方法がいいでしょう。
お座りをさせた状態から、おやつを鼻先にもっていき、ゆっくり地面までその手を下げる。
↓
伏せの体勢になった時、おやつを与え褒める。
これを繰り返すことにより、「伏せをするといいことがある」と思い、伏せを覚えます。
”お座り”や”伏せ”は飼い主が「ヨシ」というまでその姿勢のまま動かないようにしつけないと、実践の時に意味がありません。
お座り→マテ→ヨシ
伏せ→マテ→ヨシ
というようにしつけると、なお良いでしょう。
まとめ
犬が勝手に”伏せ”をしてしまうことには、気持ちを落ち着かせようとする犬自身の気持ちが表れています。
ですが、これにも状況からの見極めが必要で、我が家のカンナのように、ご飯を目にすると勝手に”お手”から”伏せ”まで繰り出してしまったり、しつけの強化がまだ完全でない子は、繰り返し訓練をし、どんな状況でも”伏せ”が出来るようになれば、どんな場所へも連れて行ける子に成長できるでしょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 queen
しかし犬と遊んでいるときなどは、自ら伏せて頭を低くしています。飼い主の伏せには従いませんが、相手が犬だと勝手にというか自ら伏せの姿勢をします。伏せはカーミングシグナルでは、やはり落ち着くためのもののようですね。相手にもそれを伝えるもののようです。うちの犬は、そのような時には尻尾はぶんぶん振っていますので、興奮している気持ちを鎮めようとしているのだと思います。
30代 女性 まろんママ
30代 女性 しろわんこすまいる
おかげで、コロンで爪切りもバッチリです。
初めてワンちゃんを迎える方は、そのコマンドを出せば、お手をする!!と思い込んでいるみたいですね。正直、家の旦那さんもそうでした(笑)
その行為ができた時、ムツゴロウさん(古いですが)並に褒める。褒めちぎる。
失敗しても怒りません。
だって、私たちの言葉の意味を理解してるわけではなく、こうしたら、飼い主が喜んだ!
おやつくれた!
それで覚えてるんですもん。
自慢じゃないけと、うちの子2匹。中型MIX、シーズー。2人ともおだやかです。
ほかのワンコとも仲良くできますよ。
40代 男性 QUJULLY&Samm
犬が、その命令を習得したら、呼び求めたり、こちらを振り向いりしたら、何も言わずに、人差し指を立てて見せると、吠えずに黙った。
40代 女性 しばあらし
女性 AH
飼い主さんだったら、愛犬の様子を見れば、今こんなことを要求しているということは分かりますよね。疲れて休んでいるんだな、とかも。
私は犬を飼い始めた頃は、犬が何を考えているのかわからず相当悩みました。元気いっぱいな子で、常に暴れ回っているような子でしたからアイコンタクトもできず右往左往するばかりでしたが、頑張って向き合った甲斐があってか愛犬が2才を迎える頃にはたいていのことは想像がつくようになりました。愛犬は今こんなことを思っている、こんな要求をしている、などは目で会話ができていると自負しています。
オスワリ、フセ、のしつけは一番はじめにやりましたが、毎日このオスワリ、フセを行いますので教えておいて本当に良かったなと実感します。
30代 女性 しろわんこ
吠えぐせはなかったのですが、引っ張りぐせに随分悩まされました。
おすわり、お手、お代わり。結構簡単に覚えてくれました。
爪切りする時も、お手手見せて……。雨の日のお散歩で帰ってからあんよちょうだい。でちゃんと
前、前、後、後の順にちゃんと出してくれます。
伏せや、ハウスは楽しみながら覚えさせました。
けっこうお座り〜伏せの流れが多いので、お座りしないとって記事を見たので…。
それぞれ単体で教えました。
とても物覚えのいい子で、簡単なコマンドはすぐ覚えました。
ご飯の時に決めポーズ!って言うときちんと目を合わせます。
ハイタッチ!と言うと、手を高めにあげてハイタッチしてくれます。
両手と言うと、両前足を乗せてきます。
たまたま出来たのを、くちゃくちゃに褒めちぎり、繰り返す。
ちなみに、その繰り返しで、ものすごく、人の感情を読む子です。お利口さんに育ち、来年14歳を迎えます。
40代 女性 匿名
女性 匿名
7歳の子の方は、おすわりよりもフセの方がしやすいらしく、おやつをあげる時など、おすわりを飛ばして伏せてしまいます。
3歳の子は、その隣で立ったまましっぽをふっておやつを待っています笑
でも、おいでは3歳の子の方が得意で、7歳の子はある程度離れた所までは来るけど、そこからなかなか進んでくれません…。
2匹共トイプードルでとても賢いと思うけど、それぞれ得意分野が違っておもしろいです!
20代 男性 匿名
余談ですが俺の愛犬は俺らが止まったらアイコンタクトして座ることを覚えさせました。そうすれば事故らないし迷惑もかけない。時間はかかったが散歩が楽になりました。