あなたは普段から「愛犬のために!」とやってあげていることはありますか?もちろん良かれと思ってやっていると思いますが、もしかしたらその行為が愛犬の健康に悪影響を及ぼしているかもしれません。
その行動が愛犬の免疫力を低下させていたら・・・?免疫力は病気にとても関係しています。
一度、あなたがやっている行動を見直してみてください。
免疫力とは?
免疫力とは、簡単に言うと病気などに対抗する力のことです。犬の体にも人間と同じくそのような力が備わっています。
免疫力は、体内の免疫細胞の数やその比率によって決まります。
免疫細胞とは血液中に含まれる白血球のことです。いろいろな役割を持った免疫細胞が協力して働いていて、血液を通して体内のあらゆる場所に存在しています。
常に全身をパトロールして外から侵入した病原菌・ウイルス・体内で発生したガン細胞などを監視・撃退しています。
免疫力が低下すると・・・
愛犬の体を守ってくれている免疫力が低下、または異常をきたすとどのようなことが起きるのでしょうか。
アレルギー疾患
アレルギーは免疫力のバランスが崩れて免疫が過剰に反応することによって起こります。アレルギー症状やアトピー、花粉症などの犬が近年増加傾向にあります。
皮膚病
元々犬の皮膚に常在している菌やカビや寄生虫が、免疫力低下により異常に増殖して皮膚病を発症します。
膿皮症、皮膚糸状菌症、毛包虫症などがあります。
ガン
実は、ガン細胞は犬の体の中でも毎日発生しています。
しかし通常は免疫細胞のおかげで毎日退治されていますが、免疫力が低下してガン細胞を退治しきれなくなると増殖して発症のリスクが高まってしまいます。
その他、大小様々な疾患が免疫力の低下により引き起こされます。
免疫力が下がる原因
愛犬の免疫力低下につながることは、実は飼い主の間違った習慣が大きく関係しているかもしれません。
「ちゃんとドックフードをあげてるから大丈夫」
愛犬にあげているそのドックフードは本当に安心なものですか?
本来犬の体に必要なたんぱく質・脂質が少なく、逆に人工の添加物・低品質な原料・かさ増しのための穀物が多いフードは栄養不足になったり、消化器官に負担を与えて免疫力を低下させます。
「うちの子、あまり動きたがらないから・・・」
運動不足になると血液の循環が悪くなり、代謝・体温・免疫力の低下につながります。肥満になることでさらに免疫が低下します。
一緒に夜更かし
人間も、睡眠不足はいろいろな不調や病気の原因になると言われますね。免疫細胞の活動は睡眠時に促進されるので、犬にとっても十分な睡眠はとても大切です。
日常生活でのストレス
例えば、ケージの中など狭い場所での長時間のお留守番、騒音、飼い主が不機嫌な時など、ストレスや緊張に長時間さらされると自律神経のバランスが乱れて免疫力が低下することになります。
シャンプーのしすぎ
シャンプーをしすぎると肌が乾燥し、バリア機能が低下して菌が侵入しやすくなります。
夏は2週間に1回、冬は1ケ月に1回を目安にしましょう。刺激の強いシャンプーは避けてください。
免疫力を上げるには!
人間と同じように、犬も健康的な生活を送ることによって免疫力を上げることができます。
消化のよい良質なドッグフードを与える
食べ物は体を作る大切なものです。免疫細胞の70%近くは腸で作られていますから、腸内環境を整えることが大切です。
穀物は消化しにくく胃腸に負担をかけるので、肉食である犬の本来の食事に近い動物性たんぱく質の多いフードをあげましょう。
安いフードは人工の添加物など体に悪いものが多く含まれ、内臓に負担がかかり逆に免疫力を下げてしまうこともあります。
散歩でストレス解消・良い睡眠
免疫細胞の中には、運動することでその働きが活性化するものがあります。
特に、嗅覚や聴覚など五感をフルに使う外での散歩は犬にとって大きなストレス解消になりますし、適度な運動は良い睡眠にもつながります。
足が鍛えられるので骨折や寝たきりにもなりにくいです。お散歩を習慣にして免疫力の向上を目指しましょう。
日光浴で生活のリズムを整える
しっかり太陽の光を浴びると体内時計が調整され、夜も自然と寝れるようになります。また、日光浴によってビタミンDが体内で生成され免疫力を上げることができます。
まとめ
間違ってしていたことはありませんでしたか?
飼い主の行動ひとつひとつが愛犬の健康状態につながっていくことを意識して、愛犬のためにいろいろ尽くしてあげたいですね♪
ユーザーのコメント
女性 匿名
男性 匿名
女性 デービッド
女性 匿名
40代 女性 匿名
20代 男性 わんこマスター
添加物が少しでも入っていれば体調に悪影響を及ぼすのでしょうか?添加物は動物に悪影響が出ない程度でしか入れられていないので添加物が入っているからいけないという考えは古いです。
大事なのはタンパク質だけに偏ることなく犬に必要な栄養素がバランスよく配合され、それぞれのライフステージにあった栄養要求量を満たすフードを
与えることです。
昨今タンパク質に過剰にこだわってフード選びをしている方がいますが犬の必須アミノ酸10種類がバランスよく配合されていればどんなタンパク質でも問題は ありません。
さらにタンパク質は過剰に与えることで肝臓、腎臓へ負担をかけアレルギー症状を呈するリスクも高まるのでタンパク質をあげていれば良いということにはなりません。
もちろんどんなフードでも合う子と合わない子はいるのでそれが添加物が原因なのかどうかは神のみぞ知る世界になります。