犬にとって鶏肉はヘルシーな健康食材!
皆さん、お宅のワンちゃん達は鶏肉が好きですか?我が家の犬は、鶏肉がとっても大好物です。「チキン欲しい?」と聞くとジャンプして大喜びするほど大好きなんです。ホント、都合の良い言葉は良く覚えている愛犬です。
そんなワンちゃん達が大好きな「鶏肉」は、主にどんな栄養があるのでしょうか?
鶏肉は消化が良く、高タンパク、低脂肪!
鶏肉は消化が良く、高タンパク、低脂肪で滋養にも良いヘルシーな食べ物と言われています。主な栄養素であるタンパク質は、血液や皮膚を構成している成分であり「怪我の修復」にも必要な栄養と言われているそうです。
その他にも細胞同士を結びつける、コラーゲン等も豊富に含まれていることは有名です。コラーゲンは美容成分としてご存じの方も多いと思いますが、肌や関節の動きを助けてくれます。
また、鶏肉は各部位によって豊富に含まれている栄養もさまざまです。
胸肉やささみは必須アミノ酸が豊富!
鶏胸肉やささみは各部位の中でも低カロリーで脂肪分が少なく、必須アミノ酸の1つであるトリプトファンと言う成分が多く含まれています。
トリプトファンとはストレスや不眠、興奮した神経を静める働きのある栄養素です。疲れた愛犬の心の栄養補給にとっても効果的です。
犬に与えてもいい鶏肉の量
鶏肉は犬にとって、ヘルシーで栄養素が豊富に含まれている嗜好性の強い食べ物なので、与えすぎには十分に気を付けて、飼い主さんの管理のもと安全に与えて下さい。
また、具体的に与える量としては以下を参考にしてみてください。
超小型犬の場合
超小型犬とはトイプードルやポメラニアン、メルチーズなどの体重が4kg未満の犬種がこれに該当します。超小型犬の犬種には一日50gくらいを目安に鶏肉を与えるのが良いでしょう。
小型犬の場合
小型犬とはパグや柴犬、ミニチュアダックスフンドなどの10kg以下の犬種がこれに該当します。小型犬には一日150gくらいを目安に与えるのが良いでしょう。
中型犬の場合
中型犬とはフレンチブルドッグやブルドッグ、ビーグルなどの25kg未満の犬種がこれに該当します。中型犬には一日250g程度を目安に与えるのが良いでしょう。
大型犬の場合
大型犬とはダルメシアンやドーベルマン、レトリーバーなどの25kg以上の犬種がこれに該当します。大型犬には一日500g程度を目安に鶏肉を与えるのが良いでしょう。
犬の食事には肉類を50%ほど与えるのがよいとされているのでこの表を参考にしつつ犬に最適な量を与えてみてください。
犬に鶏肉を与える際の注意点
鶏肉は絶対に生で食べさせてはいけない
生で与えるのは大変危険です。サルモネラ菌等に感染すると、食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。食中毒を起こした場合、下痢や嘔吐を起こし、大切な愛犬の命にも関わります。
鶏の骨でケガをする可能性がある
子供の頃、アニメや絵本で犬が骨をしゃぶっているシーンを何度か見た経験が記憶にあります。私も犬を飼うまでは、犬イコール骨をしゃぶっているってイメージがありました。
犬は骨が好きですが、鶏肉の骨は火を通すと縦に割れる性質があり、刺さる危険があります。
現在公開されている様々な情報から、鶏の骨を食べても大丈夫と思われる方もいるかもしれませんが、誤って摂取してしまうと、折れた骨が喉や胃を傷つける可能性がありますので、鶏肉を与えるときは骨が残っていないか十分に気を付けましょう。
人間用の加工品を与えてはいけない
犬に人間用に調理がなされた焼き鳥や鳥の空揚げなどの加工品も与えては行けません。調味料や香辛料が使われた加工品は犬の健康を害する可能性があるのです。
焼き鳥など、犬にとって危険な食材が含まれていることもあるので犬に鶏肉を与える際はしっかりと生の鶏肉を加熱した状態で加工品は与えないようにしましょう。
鶏肉の犬用おすすめ手作りレシピ
豊富な栄養素がつまった鶏肉を、我が家ではご褒美メニューとして週に1回程度を目安に与えています。
鶏肉とフードのご飯
作り方は以下です。
- 用意した鶏肉を脂身、骨等を包丁取り除きます。
- お湯で茹でた後、細かくほぐします。
- ①、②で調理した鶏肉をドライフードと混ぜて与えます。
※1日の量の目安は20グラム程度です。お肉を与える時は、ドライフードはその分減らすことが重要です。
▲フードに茹でた鶏肉をトッピング。この調理法がシンプルですが、うちのワンコは一番好きみたいです。
【茹で汁で熱中症予防!】
調理した際に出る「鶏肉の茹で汁」は、熱中症予防に利用する事が出来ます。
熱中症の予防の為に、しっかり水分をとってもらいたいところですが、なかなかお水を飲んでくれない犬なので心配していたところ、犬友さんのアドバイスで、鶏肉の茹で汁をティースプーン一杯分だけお水に混ぜ与えてみると、鶏肉の匂いにつられてしっかりと水分をとってくれました。
▲鶏肉の茹で汁はティースプーン一杯分だけ
▲茹で汁を混ぜると水分を取ってくれます。
鶏肉ジャーキー
鶏肉のジャーキーも、手作りのご褒美おやつとして作っています。作り方は以下の通りです。
- 骨と脂身を取った鶏肉を小さめに切ります。
- 下処理した鶏肉を150℃に予熱したオーブンで50分程度焼きあげます。
ポイントは、焦げ過ぎない程度にワンちゃんの好みの固さまで、オーブンの様子を見ながら焼き上げることです。
▼自家製ジャーキーの完成!
※手作りの無添加なので、4~5日以内に食べさせて下さい。
【鶏皮で愛犬の関節を強化】
鶏皮も、愛犬の健康の為に食べさせたい部位の一つです。鶏皮にはグルコサミンやコンドロイチン等の栄養素が豊富に含まれており、愛犬の関節の動きをスムーズにしてくれる働きがあります。
ただし、鶏皮は高脂肪でカロリーがとても高いため、与えすぎには十分に注意しなければなりません。
我が家では、出来る限り脂肪分を包丁で丁寧に削いだものを、トースターでカリカリになるまで3~4分程焼いて、小さくカットして、1日に2グラム程度を目安に与えています。
まとめ
ヘルシーで犬健康にも良い鶏肉は、ご家庭でもすぐに手に入りやすいので活用していきたい食材ですよね。しかし、手ごろな食材だからこそ、注意点をよく理解して与なければいけません。
- 鶏肉は必ず加熱して与える
- 骨は必ず取って与える
- 鶏肉は与えすぎてはいけない
- 鶏肉の加工品を与えない
この4点は特に重要です。愛犬の健康の為に、その子に合った食材を上手に与えてください。
ユーザーのコメント
40代 女性 momo
腎臓疾患がある子や尿石症でおやつの制限がある子はタンパク質の多いものがダメなので、日々の食事やおやつに関して獣医さんと相談した方がよいと思います。
40代 女性 ととりこさまんさ
さて、そんな鶏肉にも気をつけないといけないことが、いくつかあります。
まずは、鶏肉アレルギーについて。案外と鶏肉アレルギーを持っている犬は多いものです。とくに症状がなく鶏肉ベースのドッグフードを長年食べている場合も、そこに鶏肉をトッピングして食べるのは、同一のタンパク質の過剰摂取になることが考えられます。
また、腎臓疾患や結石など、食事制限が必要な疾病がある場合は、獣医師と相談の上で取り入れましょう。
最後に、鶏肉の質について。一般的なスーパーで売られている「国産鶏肉」は(いわゆるブロイラー)は、抗生物質や成長促進剤を用いられていることが多いものです。一説には鶏肉独特の臭みは、鶏が健康的でないからという説もあるぐらいです。折角、愛犬の身体を思って取り入れるのならば、拘れる範囲でいい鶏肉を、工場で育った鶏ではなく、土の上でのびのび過ごした鶏を手に入れる努力をしたいものです。
女性 miya
さすがに同じ歯ごたえだと飽きがきてしまうこともあったので、色々工夫をしました。
野菜と一緒に煮込んだささみを少しほぐして、スープと一緒に混ぜ、そこに寒天を入れます。寒天をよく溶かしたら容器に入れて冷やすだけで簡単煮こごり風。
鶏むね肉を開いて叩き、なかに野菜を入れてロール状に巻き、ラップで包んで茹でると簡単ハムになります。
どれも食べさせ過ぎには注意が必要ですが、何も食べないよりは食べてくれるものを与えた方が体力回復にも繋がるので、神経質になり過ぎずに手作りしてあげるといいと思います。
鶏のゆで汁をお水に入れて水分補給を促す方法は私も実行していました。お水に入れるのなら、茹でている時に出る灰汁はこまめに取った方がいいですよ。
女性 ポムポム
女性 いちごおれ
他の種類のお肉と比べてお値段もリーズナブルですし、家庭でも鶏肉は使う方も多いと思うので、わざわざ買い揃えなくても日常的に用意できるのが利点だと思います。
比較的ヘルシーなササミや鶏胸肉をわんちゃんご飯に使う方も多いと思いますが、もも肉や軟骨にレバーなど部分により栄養にも違いがあるので、同じ鶏肉を使ったメニューでもバリエーションが増えるので使いやすい食材だと思います。
我が家でも茹でた鶏肉をほぐしたものをドライフードにトッピングしたりします。その時にぬるく冷ました茹で汁も一緒に入れてあげると普段より食い付きが違うんですよね。
夏場や冬場の水分補給にも、ささみの茹で汁はお水を飲む量が増えるので良いですよね。
ジャーキーも市販のものは添加物など気になるのでお家でオーブンですぐなので作っています。
長めに焼きカリカリに乾燥させた方が長持ちはしますが、シニアのわんちゃんなどはオーブンで30分ほど焼いてあげると柔らかめのジャーキーが仕上がるので、硬いものが食べれない時には柔らかめのジャーキーがおすすめです。
冷蔵庫で2日ほど保管できますが、食べ切れない場合は冷凍すると良いですよ。
時間短縮のため、余熱なしでオーブンでジャーキーを焼いた後は、そのまま天板の上で冷ましてあげると余熱でさらにカリカリになりますよ。焦げそうな場合はアルミ箔をかぶせてあげてください♪
鶏肉を生で与えてる人もいるようですが、うちでは怖いので与えていません。
加熱しなければ鶏の骨も大丈夫と言う方もいますが、辞めておいた方が良いと思います。
鶏の骨ごとあげたい場合は、圧力鍋で調理してあげ骨がお箸でスッと切れるほど柔らかく煮込んであげれば、鶏の骨も与えることができます。
コラーゲンは毛や皮膚に良いですし、コンドロイチンは関節に良いので膝蓋骨脱臼対策などでサプリメントを飲んでるわんちゃんもいますよね。
食が細いわんちゃんにも匂いや鶏肉をトッピングする事で普段より食べてくれる場合もあります。
鶏肉ばかりを食べるとバランスが良くないので、他の種類のお肉など使いながら過剰に摂りすぎないように注意しましょう。
30代 男性 たろう