知ってた!?CMでもお馴染みのあの有名消臭剤の成分がわんこに危険!?

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知ってた!?CMでもお馴染みのあの有名消臭剤の成分がわんこに危険!?

テレビCMでもお馴染みのあの、人間用除菌・消臭スプレー『F』が、実はわんちゃんにとって危険だった!あなたの家では大丈夫ですか?知らないうちにわんちゃんを危険に晒しているかも!?

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

あの除菌・消臭スプレーがまさか…

スプレーのイラスト

誰でも1度はテレビCMでみたことがあり、実際に使った事もあるようなあの有名な除菌・消臭スプレーが、実はわんちゃんにとって危ないものだったのです!

そのスプレーを多用している状況下で、わんちゃんがそれを吸い込んだり、またはベッドなどに使用した場合は、長期に渡って皮膚に付着したりする事になります。

臭いを嗅ぐ犬

それによってこんな健康を害する事があります。

・肝機能の低下
・嘔吐
・最悪の場合には死に至る

意外にも重い症状で、びっくりした方も多いのではないのでしょうか。甘く見ていると大変な事になりそうですね。特に、あのスプレーを毎日使うのが日課になっているご家庭は要注意です!

じゃあ、原因って?

スプレーに含まれる成分「第4級アンモニウム塩」が原因とされます。この第4級アンモニウム塩によって健康に害が出たときの症状は以下の通りです。

・軽度~重度の皮膚炎
・呼吸器の炎症
・吐き気
・嘔吐
・けいれん
・意識障害

症状にも結構な振り幅があるため、ついつい見逃してしまいそうですが、きちんと観察する必要があります。どのようなものにも副反応はありますが、実際の毒性はどうなのでしょうか?

人の場合体重1㎏あたり第4級アンモニウム塩(これに分類されるベンザルコニウムという薬品で記述します)を50~5000㎎、ラットでは体重1㎏あたり200~500㎎飲んでしまうと亡くなるという報告があります。

1回のスプレーにどの程度の第4級アンモニウム塩が含まれているかによりますが、沢山使いすぎなければ大きな問題はないかもしれません。ただし、体質やそれに対する反応の違いもあります。

もしも今まで使っていたら…

愛犬に変わった事がないかよーく観察して下さい。
少しでも「おかしいな…」と思うことがあれば早急に動物病院を受診しましょう。

肝機能低下による肝臓病には特に注意!

肝機能が低下すると肝臓病にかかりやすくなります。この肝臓病の症状も最初はそこまで重篤な印象を受けないため、見逃しやすく注意が必要です。

当てはまったら要注意!肝臓病の症状

・食欲不振    ・体重減少
・嘔吐      ・下痢
・軟便      ・灰色の便
・大量の水を飲む
・頻尿

どれも合ったとしても「とりあえず経過を見ようか」とそのままにしてしまいがちですね。

市販のものを使わなくても、安全に手作りができる!

スプーン

危険とは言っても、わんちゃんを飼っている以上、除菌や消臭には人より気を遣う飼い主さんがほとんどだと思います。

そんな飼い主さんに朗報!危ない成分の入っていない手作りのスプレーを作ることで、気になる臭いを抑えて思う存分拭き掃除ができるのです!

用意するもの

・アロマオイル
・無水エタノール
・精製水

「え!?これだけ?」って思うくらい簡単でコスパも良いのがポイントです。

アロマオイルはなにを使えばいいの?

その元となる植物自体に除菌や消臭効果のあるものがオススメです。

ティーツリー

ハーブティーなどでもお馴染みですね。

ペパーミント

ペパーミント

虫除け効果もあって夏場には特にオススメ!

ラベンダー

ラベンダー

嫌な臭いを抑えつつお部屋を良い香りに!
お好みのアロマオイルと混ぜて霧吹きに入れるだけですぐに使えます。

手作りのスプレー、保存には気を付けて!

さて、わんちゃんにも安全なスプレーもできたし、お掃除もはかどってお部屋も綺麗!
でもちょっと待って!そのスプレーいつ作ったものだったっけ?

市販のものと違い、手作りのスプレーには防腐加工などが施されていないため、いつまでも古い物を使っていると逆に菌を振りまく事にも!そうならないために、この2つは守って下さいね!

  • 冷蔵庫または日陰で保存

冷蔵庫

  • 1-2週間程度で新しい物に変える

いつのだか忘れないためにも、霧吹きなどに新しいのを作った日付を書いて置くと安心です。

まとめ

意外にも知られていない日用品の危険性は、それが使う頻度が多ければ多いほど、知らなければとても恐ろしい事になります。

今回ご紹介したスプレーは、わんちゃんやねこちゃんなどの動物にはもちろん、赤ちゃんにも同じような危険がありますので、第4級アンモニウム塩を含む商品にはくれぐれもご注意ください。

多くのママさん、パパさん、飼い主さんに知って貰い、良かれと思ってしたお掃除が悲しい事を招く前に回避していただければと思います。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 女性 メル

    ラベンダーって犬や猫に良くない種類のものがありますよ。最悪、吸い込んで命にかかわるとか。
  • 40代 女性 匿名

    メーカーのホームページには、スプレーした布製品を犬や猫がなめてしまったり、 スプレーが目に入ってしまったりしても個々の成分及び製品全体の安全性データについての検討結果から安全性に問題はないが、直接スプレーしないようにとありますが、吸い込んだ場合っていうのは無かったですね…
  • 女性 匿名

    ラベンダー、ラベンダーのアロマオイルは、動物には危険ですよ!
    この夏にラベンダーで亡くなった猫ちゃんもいます。

  • 40代 女性 にこ

    ティーツリーには賛否があるそうですよ?
    最近知り、今まで使用する事も多かったですが
    最低限、わんこが近くにいる所で使用するのは辞めました。

    ティーツリーの性質上、使用している方はかなりいらっしゃると思いますが、
    様子をきちんと観察しながら使用されたほうが良いかと個人的には考えます。
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