愛犬のうんちチェックで健康管理

【獣医師監修】愛犬のうんちチェックで健康管理

うんちは健康のバロメータと言われています。愛犬の健康管理のために、毎日欠かさず【うんちチェック】をしていますか?愛犬を長生きさせるには、しっかりとしたうんちチェックが必要です。それはどんなチェック方なのか考えてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

毎日のうんちチェックは病気を突き止める有力な手掛かり

犬のうんち

愛犬のうんちを毎日観察されていらっしゃる方は良くお分かりだと思いますが、理想的なうんちは茶色から焦げ茶色だそうです。
もちろんワンちゃんの個体差もありますので、日頃からのうんちチェックは欠かせません。
うんちは食べ物が胃腸で栄養が吸収され、大腸で水分が吸収されると体外に排泄される様になっています。
胃や腸に何らかのトラブルが発生すると、排泄されたうんちの状態に変化が現れます。
毎日のうんちチェックは病気を突き止める有力な手掛かりになりますので、愛犬のうんちチェックは毎日欠かさず行いましょう。

色んなうんちがある

  • 〔正常便〕

ティッシュペーパーで軽く摘まんでもペットシーツや地面には殆ど跡が残らず処理できる程度の硬さで、色は茶または焦げ茶です。

  • 〔軟便〕

ティッシュペーパーで摘まむと形が崩れてしまう軟らかいうんちで、処理するとペットシーツや地面に跡が残ります。
軟便の色は薄黄色がかっているか茶褐色をしています。
疑いのある病気は、肝臓などの内臓疾患,腫瘍,腸炎,寄生虫やウイルス感染などです。
また、ストレスが原因で引き起こす場合もあります。

  • 〔泥状便〕

水分を含んだ泥の様にドロっとした緩めのうんちです。
色は濃い焦げ茶が多い様です。
この状態が続く様でしたら獣医師の診察を受けさせて下さい。
疑いのある病気は細菌やウィルス感染,肝臓障害,アレルギー性胃腸炎などです。

  • 〔水状便〕

水分を多く含むため液体の様に流れてしまううんちです。
疑いのある病気は食中毒,大腸炎,腸内の寄生虫,コロナウィルスなどです。

  • 〔血便〕

一般的に血が混ざっているうんちを血便と言います。
血便は赤色だけでなく、チョコレート色や黒っぽい場合もあります。
少量の鮮やかな血が混ざる時は、大腸,直腸,肛門などの異常が疑われます。
チョコレート色の血便は急性胃腸炎などの疑いがあります。

  • 〔タール便〕

黒くて緩いうんちです。
胃や小腸から大量に出血すると便に血液が混ざって黒っぽくなりタールの様になります。
疑いのある病気は鉤虫(腸内寄生虫)、消化管潰瘍など

  • 〔粘液便〕

緩くても硬くても出る場合がありますが、表面にトロッとした粘液がついているうんちです。
この場合、大腸のトラブルの可能性があります。
疑いのある病気は大腸炎,腸内寄生虫などです。

  • 〔便秘〕

便秘は前立腺肥大,骨盤狭窄,会陰ヘルニア,神経麻痺,巨大結腸症,腫瘍,などの病気が疑われます。

うんちの何をチェックするの?

色々なうんち

健康な犬は毎日ほぼ同じ時刻にうんちをします。
その際に回数,量,色,ニオイ,硬さを必ずチェックしましょう。
しかし、確認者である飼い主は専門知識を持った獣医師ではありません。
肉眼でのチェックにも限界がありますし、素人判断は危険を伴います。

少しでも異常がありましたら、まずは獣医師に相談しましょう。
そして半年に1度くらいは動物病院で便の検査をしてもらう事をお勧めします。

愛犬のうんちチェックで健康の管理するアプリが登場

獣医

愛犬のうんちから健康管理をサポートするアプリ【ウンドッグ】が最近リリースリされています。
これは獣医師監修のもと、その日のうんちの形,色,量,ニオイ,回数などの項目を入力して健康を評価、管理すると言うアプリです。
多少お遊び的な要素はありますが、正確に入力すれば愛犬の健康管理に役立ちます。
因みに私はこのアプリを利用しています。
そしてこのデータを、必要時に掛かりつけの獣医師にメールで提供しています。

ウンドッグ

まとめ

愛犬家

記事説明でも述べましたが、うんちは健康のバロメータです。
とにかく、異常に気がついたら直ぐに動物病院で診察してもらう事が重要です。
それはうんちチェックに限らず、必要だと判断したら何でもチェックする事です。
不治の病か若しくは命を奪う病魔に侵されてしまったら、愛犬に辛い思いをさせてしまう事になります。
もちろん飼い主さんだって辛いでしょう。
いや、愛犬よりも更に辛くて悲しい思いをしなくてはならないでしょう。

愛犬に少しでも長く生きていて欲しいとお思いでしたら、全ての面で注意しケアしてあげるのが私たち愛犬家の務めではないでしょうか。

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