注意したい茶葉
人にも犬にとっても、使い方次第で良い効果が出るハーブティーですが、残念なことに全てのハーブティーが犬にとって良いものというわけではないのです。
危険なハーブティーから愛犬を守れるように、飼い主さんがしっかりと知って、注意して欲しい茶葉をご紹介します。
ヨモギ
ヨモギが危険だなんてとても意外だと思いませんか?春先によもぎ餅として楽しむ飼い主さんも多いですよね。
ヨモギは精油として使うと、更に成分が強くなってしまうため、食べたり飲んだりはもちろん、オイルの使用もNGです!
どうなる?ヨモギの危険
主な症状としては、下痢などを起こしてしまいます。
わんちゃんが誤って食べてしまい、下痢などの症状が治まらない場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
イチョウ
街路樹として見かけることもあるとてもメジャーなイチョウですが、その葉はハーブティーとしても利用されています。
主に血液が凝固するのを妨げる成分があり、「犬の健康にも良い!」と推奨する声もありますが、素人に量を調整をするのは難しいので与えない方が良いでしょう。
こんなわんちゃんに注意!
アスピリンを処方されている犬は特に気を付けて下さい!併用はとても危険と言われています。
オトギリソウ
抗うつ効果があります。
これだけ聞くとリラックス出来て魅力的ですが、やはり素人が扱うのは難しく、量などを間違うと危険です。
どうなる?オトギリソウの危険
麻酔薬の効果が高まります。
いつ麻酔の必要な手術になるか分かりません。その時に手術は成功したとしても、麻酔の影響で最悪の結末を迎える場合があります。
オオバコ
腸の病気を悪化させてしまう成分があります。
こんなわんちゃんに注意!
胃腸炎などの持病があるわんちゃんには絶対NGです。また、ちょっとした不調から病気にさせてしまう場合もあります。
エキナセア
こちらも病気を悪化させてしまう成分があります。健康でも遠ざけましょう。
こんなわんちゃんに注意!
- リンパ腺の持病がある
- 免疫関係の持病がある
いずれも、悪化させてしまうと言われています。
裏側の表示を良く読んで!
以上の危険を理解し、お買い物の際にもパッケージのタイトルだけ見て、危険茶葉でなければ即カゴへなんてダメですよ!
ハーブティーには、1種類の茶葉を使用しているものと、何種類もブレンドした茶葉もあります。
裏側のラベル表示もしっかりチェックして、安全なものを選びましょう。合わせて、国産や無添加なのかもチェックするのもおすすめします。
番外編!精油や観葉植物としても注意したいハーブや薬草
スズラン
小さく可愛らしい花が特徴のスズランを、お庭やバルコニーなどに置いている飼い主さんも多いと思います。
しかし、古くから強心剤として使われており、毒性が強いため、犬にとってはとても危険です。
ユーカリ
コアラが主食にしているユーカリは、主に私たちの周りでは防腐剤、殺菌剤の原料として使われる事が多いハーブです。身近なものでは「ユーカリ成分配合」など目にするかと思います。
ただし、毒性が強いので愛犬からは遠ざけましょう。
ペニーロイヤル
ラベンダーのような先端にかけて紫色の小さい花が密集している植物です。私たちの周りでは主に殺虫剤の成分として使われています。
最も注意して欲しい植物で、最悪の場合には死に至ります。
一般的なお茶類もNG
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- 抹茶
- ウーロン茶
などはカフェインが非常に多く含まれているため、興奮状態になり、痙攣を起こすなどカフェイン中毒を引き起こす場合があります。
また、意外と知られていないのが「ジャスミン茶」ですが、ノンカフェインのものもありますが、中毒症状を起こす可能性があります。
これらの危険な飲料、茶葉などに注意して、愛犬のために良いハーブティーを選んであげて下さい。
また、茶葉だけでなく、手作りのおやつなどを愛犬に与えたいと考える飼い主さんも増えてきている中、人間の食べ物と変わらないケーキやお菓子なども、ペット用としても数多く販売されています。
愛犬が欲しがるだけ与えたいと思ってしまいますが、どんなに安全な商品でも、犬の体重や体調に合わせて適切な量を与えることが大切です。
品質だけでなく、栄養バランスなども飼い主が管理する必要があります。毎日口にする食事が、愛犬の将来の病気予防などにつながっていることを意識してあげられるといいですね。
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40代 男性 はると