犬の行動の意味
わんちゃんと共に暮らしていると、そのかわいい姿を見ながら、気づくと自然に笑顔になっているという方も多いことでしょう。
そんな微笑ましい犬のしぐさや行動には、じつは犬の気持ちが込められていることがあります。そして、その行動からどんな思いを伝えているのか読み取ることができるのです。普段、何気ないように見える行動も、ひとつひとつ調べてみると隠された意味があり、とても面白いと最近知りました。
ここでは、私と一緒に、犬の行動に込められた意味を知り、考えて行きたいと思います。
口元を舐めるという犬の行動
自宅に帰ってきたら、愛犬が尻尾をふりながら口を舐めてくるということがあります。口を舐めるという行動、実は、オオカミの行動の名残だとも言われています。下位のオオカミが上のオオカミに対して挨拶という意味を持っているのです。
また、野生では、母犬が口から吐き出した食べ物を子犬にあげていました。この時、子犬は母犬の口元を舐めてねだったと言われています。
こういった野生時代の名残からくる行動ですが、ここから読み取れる犬の気持ちは、家族に対する信頼と愛情の証なのです。
「大好きだよ」という思いと同時に、「もっと一緒にいたい、安心したい」という思いもこめています。
愛犬が、口元を舐めてきたら、まずはたくさんコミュニケーションを取ってあげましょう。場合によっては、口元を舐めることで何かをしてもらえるという学習をしてしまっていることもあります。
犬が口を舐めすぎること自体は、犬の口の中の細菌のことを考えるとあまりよくありません。
舐めさせる行動自体を止めて、一緒に遊ぶなど、違う形で愛犬とのコミュニケーションを取るようにするとよいでしょう。
お腹を見せるという犬の行動
愛情の表現といえば、お腹を見せるという行動もあります。お腹を見せる行動自体も、野生時代の行動の名残だと言われています。お腹は、犬にとって最大の弱点の場所です。ここを見せることで、相手への服従や信頼の思いを伝えているのです。
長時間のお留守番から帰ってきたら、口元を舐めて、大興奮して、今度はお腹を見せるなんていう行動をするわんちゃんもいます。我が家の愛犬も、「ただいま」と同時に歓迎の行動をしてくれています。わんちゃんにからすると、お腹を見せることで、絶対的に信頼できる人が帰ってきたことへの喜びを体いっぱいに伝えているのでしょう。まずは、たくさん声をかけて、褒めてあげましょう。
もちろん、口を舐める行動と同様にお腹を見せることで、自分の欲求が必ず通るものだと学習してしまうわんちゃんもいます。お腹を見せておやつをねだる行動を覚えるわんちゃんもいるのです。
まとめ
わんちゃんの普段の様子から、気持ちを感じ取ること、そして、今は褒めてあげる時、今は違う行動をする時、今は無視する時、その場に応じて分けてあげることがよりよいわんちゃんとの関係に繋がるのです。
ユーザーのコメント
40代 女性 Haru
あえて人間的に表現するなら、「私はこんなにも弱い存在なんですよ! どうかどうか優しくしてくださいね! お願い!」といった感じでしょうか。犬の性格にもよりますが、こういうケースでは、その子に自信をつけてあげることが必要かもしれません。
ワンちゃんのペロペロ、コロンに対しては淡々とした接し方をして「そんなにペロペロしなくていいんだよ」という気持ちでゆっくりした撫で方で落ち着かせてあげること、そして、たくさんお散歩したり、ボール投げをして遊んだり、簡単なトレーニングを一緒に楽しんで、できた時にはたくさんほめてあげることが自信を育むことにつながります。
30代 女性 もこじ
朝起きると愛犬が口元を舐めて「おはよう」と起こしてくる姿は可愛すぎて、しばらく一緒に遊んでしまいます。愛犬に信頼されてるって、本当幸せですよね。信頼関係を保って、いい距離間な関係で居たいと思います。
50代以上 女性 フーガ
記事を見て、普段の何気ない行動を見て上げるのがコツだと知りました。そこから犬との信頼関係を作っていくことが大切なんですね。
特におなかを見せたり口元をなめる行為が飼い主との信頼の証だと知れたので、これからはめいっぱい応えてあげたいと思いました。
30代 女性 38moto
子犬の頃に顔を合わせてじっと見ていると、舌をペロっとするので、その時に鼻と鼻を軽く合わせます。それを繰り返しているとこれがコミュニケーションなんだ!と覚えてくれます。
甘えたい時には、愛犬の目の高さの家族のふくらはぎを見つけ、鼻でスタンプを押しに来たりします。そんな時は思いっきり遊んであげたり声をかけてあげたりします。甘え方の個性は犬それぞれですが、愛犬の行動の意味がわかるようになれば、コミュニケーションが取れている証拠ですね。
40代 女性 ちーぽ
まだ片言しか話せない幼いお子さんの気持ちを、お母さんがすぐに察してしてあげられるのと同じで、犬もずっと一緒にいれば、言葉が話せなくても仕草や表情でだいたいの気持ちを察してあげられるようになります。犬もまた、同じように飼い主さんの気持ちや行動を察してくれているのですよね。
でも、愛犬が病気になったり、どこか辛そうなとき、言葉が話せたらどんなに良いだろうと思うことがありますが・・。普段の表情や仕草をよく見て、色々なことに気が付いてあげられるような飼い主になりたいです。
30代 女性 ひよこ
口元をなめる、お腹をペロンと出す行為、我が家の愛犬にもよく見られますが、そのシチュエーションは本当にマチマチ。帰宅後に甘えてくる時にする事もあれば、マッサージの追加要求であったり、公園で遊んでいる子供の集団に構って欲しい時に、お腹を出したり転がったりすることもありますし。本能からというよりは、学習の成果や何か果たしたい目的に伴って意識しているように思えてなりません。この辺りは犬種や個体差も大きくありそうですね。
私が特に気になっているのは、散歩の帰り。遊び疲れた折や共同スペースで抱っこすることがあるのですが、ちらっと振り返って1度だけ顎の辺りをペロっとなめてくること。「散歩、楽しかった」or「お家でご飯食べようね」のどちらかかな?と推察しています。
40代 女性 Connie
女性 のんのん
うちは、男主人が帰宅すると興奮と喜びとお口ぺろぺろがとまりません。みているこっちが笑ってしまうくらい、毎晩の儀式のようになっています。会えなかった分、寂しかったよやお帰りやご主人様に対しての忠誠心なのかなと勝手に思っています。一方、私には興奮はしてくれますが主人ほどお口ぺろぺろはきません。衛生面では嬉しい限りですが、やはり主人が一番のご主人様なんだなとほほえましく感じています。
〉Haruさん
新しい視点をありがとうございます!うちは来客にでも誰にでも大人にはすぐにおなかを見せて触ってアピールをしています。社会化をうまくさせてあげれなかったこともあり、なるほどと感じております、今後はいろんな角度から愛犬を観察してみます。
女性 ぽぷこ
おなかを見せるのは、家族など特定の人にしかしないイメージですが、うちの子は散歩で出会ったわんちゃんや近所の人にもおなかを見せてしまいます。この場合は敵意がないよ!などという意味でおなか見せをしているのでしょうね。
わんちゃんの気持ちを全部理解してあげるのは難しいことかもしれませんが、細かな様子から気持ちを汲み取ってあげて、適切なコミュニケーションをとることが、愛犬とのいい関係を築くために必要なことなんだな、と改めて感じました。
30代 女性 まる