鼻と肌から楽しむアロマテラピー
アロマでマッサージ
直接肌に0.5~1%以下に希釈したエッセンシャルオイルを垂らし、マッサージをすることによって血液循環や、リンパ液の流れをよくします。それによって新陳代謝や基礎代謝の向上を助けます。
アロマの香り
どちらも植物由来のエッセンシャルオイル(抽出油)を使いますが、香りを楽しむものは、鼻から入ったエッセンシャルオイルの成分が脳をリラックスさせてくれ、自己免疫機能が高まり、病気になりにくい体に戻そうというものです。
>動物の為のアロマテラピーが注目されている
一部の愛犬家の中で、
「人間も動物の一種なので、人間に効果のあるアロマテラピーならば、愛犬にも効果があるのでは?」
といわれていましたが、やはり愛犬にも正しい方法でアロマテラピーをすれば効果があると、最近の研究によってわかってきました。
愛犬と共に香りを楽しむアロマテラピー
犬も人間と同じように、毎日の生活やまわりの環境からの影響によって、飼い主が思うよりもストレスを感じている場合もあります。
そして、ストレスが溜まって免疫力が低下する、自律神経の乱れからホルモンバランスが崩れる、ということが実際に起きています。
愛犬のアロマの楽しみ方
アロマの楽しみ方はいたってシンプル。
エッセンシャルオイルをお水で薄め、アロマポットに垂らしキャンドルで加熱するだけ。時間とともに、成分がお水と共に蒸発します。
ゆったりしながら愛犬と共に香りを楽しみましょう。
では次に、ストレス解消に効果のあると言われる代表的なエッセンシャルオイルをご紹介します。
ラベンダー
ストレス解消に効果のあるエッセンシャルオイルといえば、ラベンダーといわれるくらい有名なエッセンシャルオイルです。
抗菌、殺菌作用のほか防虫効果、免疫力アップの効果などがあります。
ローズマリー
爽快感のある香りのローズマリーは呼吸器系に効果があると言われています。
ローズマリーのほかに、ペパーミント、はっかなども呼吸器系には効果があります。
ユーカリ
寝る前に使いたいエッセンシャルオイルとして有名なユーカリですが、高揚した気分を鎮静させ、安眠へと導いてくる効果があります。
ヒノキやシダーウッドなどもユーカリと同じ効果があると言われています。
愛犬に絶対に使ってはいけないエッセンシャルオイル
愛犬に絶対に使っていけないエッセンシャルオイルの中で、よく聞く名前のエッセンシャルオイルは、オレガノ、タイムなどですが、クローブは特に使わないよう注意が必要です。
愛犬のために殺虫剤をなるべく使わないように心がけている方も多いと思います。
蚊や、ハエ、一番強烈なのがゴキブリ。
動物と暮らしていなくても、殺虫剤をスプレーするのは、スプレーがかかってしまった後の処理を嫌って、使わない方もいるかと思います。
そんな時にクローブは効果があると言われますが、虫だけでなく動物にも影響が大きいそうです。オレガノやクローブの精油はフェノール類に分類され肝毒性がありますので使用しないほうが無難です。
犬もアロマの香りの好みを持っている。
好きな食べ物や好きな遊びなど、それぞれの犬ごとに個性や好みがあるように、香りにも好みがあります。
いろいろなエッセンシャルオイルを試してみて、一番好きな香りを見つけてあげましょう。
エッセンシャルオイルが香り始めてから、しっぽを振る、目がきらきらするなどのうれしそうな表情をしているならば、きっとそれは愛犬も好きな香りです。
逆にくしゃみを連発したり、あくびを連発したりするようならそれは嫌いな香りだと言えます。
その他の注意
エッセンシャルオイルといってもたくさんの種類があります。
ここで注意しなければいけないのは、精油と呼ばれる植物由来100%のオイルを使うこと。
少しでも混ざり物が入っているオイルですと、効果も出にくい、逆に気分が悪くなるなどの逆効果となってしまう場合もあるようです。
今では、アロマ先進国であるニュージーランドでペットのアロマ効果を研究されておられるアロマセラピストの方もおられます。
エッセンシャルオイル単体でも効果がありますが、相乗効果やより高い効果を感じることができると言われている、ブレンドオイルもオンラインで購入することができます。
愛犬と共にリラックスできるアロマテラピーで素敵なドッグライフを!
ユーザーのコメント
女性 aki
また、うちの愛犬は高齢の小型犬で、心臓に雑音が入り始めているので、リラックス効果のあるラベンダーオイルや呼吸器系に良いとされるローズマリーをブレンドしてたいています。心臓が弱い子は、夜中や寝起きに症状が出る事があるので、うちでは主に眠るときにたいていますが、オイルをたいて寝ていると愛犬の咳が治まっているように感じます。
愛犬にも香りの好みがあると思いますので、こちらの記事にもあるように、オイルの香りに対して頻繁にあくびや、くしゃみをするストレスサイン以外にも、キュンキュンと鳴く、よだれが多くなる、ウロウロと落ち着かなくなるなどの行動が見られた場合には控えた方が良いそうです。
40代 女性 hiro
精油の中には人間でも、妊娠中の方にはNGなものがあります。これは流産を引き起こすほど強い作用があるからです。ニオイというのは脳を直接刺激しますので、そのためリラックス効果もあるわけですが、悪い刺激を与えてしまうことがあるというのを心に留めておく必要があります。有名なのが、てんかんや心臓疾患、神経系の疾病を持っている場合は、ローズマリー、ラベンダーなどは好ましくないと言われています。ペパーミントなどもそうだったかな。飼い主さんがリラックスする良い香りが、愛犬にもそうとは限らないため、出来たら基礎的なことは勉強してから活用すると安心かと思います。
30代 女性 38moto
そのなかでもラベンダーは抗菌、殺菌、虫よけ作用があり、香りは鎮静効果があるので使いやすいひとつではないでしょうか。その鎮静効果の高さから攻撃性を抑制し、無駄吠えを減らすなどしつけに活用することもできます。
ゼラニウムもおすすめです。こちらも鎮静作用があります。虫よけの効果もあり、特にダニが嫌がる香りでもあるため、これからマダニの出る時期には予防として活用できるのではないかと思います。
効果があるからと精油の量を増やしてしまうと、中毒症状が出てしまう可能性もあるので、あくまでも規定以下の量を安全に使用することが大事です。
オイルマッサージとして使う場合は、1%以下に薄めて使うことがとても重要です。足やお腹など、犬が自分で舐めてしまいそうなところは特に注意して使用しなくてはなりません。
生活に上手く取り入れて、飼い主も愛犬と一緒に香りに癒されたいですね。
30代 女性 匿名
「ゼラニウム」は、もう2~3年使っていて家の犬にも問題はなかったのですが、
去年、ゼラニウムを使用していたら愛犬の顔がボコボコ腫れて目やお腹も真っ赤になり、
愛犬も痒がっていて、すぐに病院へ連れて行きました。
時間的に、ゼラニウムを使ってから症状が出たのでゼラニウムによるアレルギーのようです。
注射を打ってもらい、飲み薬を1週間飲ませて治りました。
普段、大丈夫な香りでも愛犬の体調によってはアレルギー反応を起こすことがあるそうです。
それから、家は全てのアロマを処分しました。
他の犬に平気なオイルでも、合わない犬もいます。
細心の注意が必要です。