犬がきのこを食べても大丈夫!でも生で与えてはいけません

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犬がきのこを食べても大丈夫!でも生で与えてはいけません

きのこには、しいたけやしめじ、えのきやエリンギなどたくさんの種類がありますよね。飼い主がきのこを食べている時、おねだりをしたら犬に与えても良い食材なのでしょうか?きのこの栄養や犬の体への影響などを知っておきましょう。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬にきのこ類を与えても良い

きのこ

きのこ類は基本的に与えても大丈夫です。
(ただし、野生に生えているきのこは食べさせないようにしましょう!)

きのこ類にはどんな栄養があるのか、また与えるときの注意点、どのくらいの量を与えたらよいのかなど知識を深めましょう。

きのこの栄養

きのこの多くには、免疫力の強化作用や、がん予防、アレルギー、血糖値やコレステロール値の低下などに効果があるものがあります。
また、βグルカンという、がんを抑える物質を含んでいるものも多いので、がんと診断されている犬の食餌には、ぜひとも取り入れたいものですね。

そして、まいたけに含まれるβグルカンはがん予防の他にも、糖尿病、高血圧の改善に効果があります。
しいたけに含まれるレンチナンもがん予防に効果が高いです。

生しいたけよりも栄養価の高い、乾燥しいたけもおすすめです。
乾燥しいたけには、骨を作るビタミンDや貧血を防ぐビタミンB12が多く含まれています。

えのきには、ビタミンB1、しめじにはビタミンB2が多く含まれています。

少量のきのこでも食物繊維が豊富に含まれていますので、便秘解消に役立ちます。
また、肥満防止の効果にも期待できます。

きのこには野菜では摂れないビタミンDも多く含まれているのが特徴です。
ビタミンDは、カルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、歯や骨を丈夫にします。

きのこを与えるときの注意点

調理器具

きのこには食物繊維が豊富に含まれているので、食べさせすぎると消化不良を起こし、吐いたりウンチがゆるくなったり、下痢をしたりする可能性があります。

犬は本来肉を食べる動物で、野菜などの消化はうまくできません。
切らずにそのままのきのこを与えると、消化ができず、ウンチの中にそのままの形で排出されます。

ごくまれにですが、きのこを食べてアレルギー症状があらわれる犬がいるので、初めて食べさせる場合は、少量ずつ与えて犬に変化がないか様子を観察しましょう。

与えるときの注意点としては、特にしいたけは消化が悪いため、量を与えすぎないことです。

与える際は細かくみじん切りにして加熱するようにしてください。
または、フードプロセッサーでペースト状にするのもいいですね。

干ししいたけは栄養価が高いので、戻し汁をだしに使って犬の手作りフードを作ると犬も喜んで食べてくれます。

特に注意しなければならないのは、山へ出かけた時に生えているきのこや、雨のあとに庭に生えた野生のきのこです。
食いしん坊の犬は、そういうものを食べてしまうことがあります。

そのきのこの中には毒を持っているきのこもありますので、庭にきのこが生えていたら取り除き、散歩の途中にうっかり食べてしまうということがないように注意しましょう。

量はどのくらい与えていいのか

きのこには食物繊維が豊富に含まれていますので、大量に与えすぎないように少しずつから様子を見て量を調節していくようにしましょう。
ごく少量のきのこでもウンチがゆるくなったりするような場合は、きのこを与えないようにしてください。

さいごに

子犬

野生に生えているきのこ以外は、犬にきのこ類を与えても問題ないことが分かりました。
ただ、アレルギーなどできのこが合わないという犬がいることもあります。

きのこ類が大丈夫な犬には、消化不良を起こさないように与える量と与え方に注意が必要です。

きのこを原料とした、がん予防としてβグルカンを抽出したマツタケやはなびらたけのサプリメントが購入できます。

愛犬のがん予防に気をつけるには、手軽に与えられるサプリメントがあることを知っておきましょう。

▼犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ユーザーのコメント

  • 30代 女性 スイミー

    獣医師が著者である手作り食の書籍や、専門家のwebサイトでも
    与え方や量にさえ気をつければ、積極的に摂りたい食材にも挙げられていますね。
    免疫力の強化作用や、がん予防、血糖値やコレステロール値の低下
    糖尿病、高血圧の改善への効果が期待できることもそうですが
    実際に手作りご飯を作っていると、ローカロリー、かさましの他
    多少は必要な食物繊維が穀物アレルギーのため不足しがちなので
    そのサポートして非常に役立つ食材です。
    (価格も安定していますし、日持ちがしやすいのもポイント)
    しかし、与える際には、とにかく細かく刻むこと
    茹でるなり炒めるなりして確実に火を通さないと、下痢や嘔吐を誘引します。
    また、記事にある「干し椎茸の戻し汁」については
    餌皿に入れさえすれば何でも食べる食いしん坊の愛犬が
    ずーっと首を傾げて絶対に口にしなかった経験があります。
    煮干しや鰹節の出汁を混ぜれば大丈夫なので、お困りの方はお試し下さい。
  • 女性 aoi

    きのこは愛犬が食欲不振の時に手作り食に活用しています。
    特にしいたけはダシも出るので食いつきも良く助かっています。しいたけやマッシュルームには有害物質の排出を助ける作用があるので、腎臓の数値が高い時などに活用できます。干しシイタケは戻す手間がありますが、通常のしいたけよりもビタミンDを多く含むので骨の強化にも役立ちます。

    愛犬の腎臓の数値がよくない時に食欲不振になり、しいたけ、大根、ササミ、少量の白米、ブロッコリーを一緒に煮込んで与えたところ、少しずつですが食べてくれるようになり、ある程度食欲が戻ると数値も平常まで落とすことができました。
    目安として、シー・ズー7.3kgに対し、しいたけ半分を細かくみじん切りにしたものを1食分として与えていました。1日で1個です。与えすぎると消化不良を起こし下痢になってしまいます。
    直前に消化酵素の働きを持つ大根おろしを、スプーン1杯程度与えることで消化を助けてくれます。

    きのこが持つ作用はとても大きいので、少しずつ取り入れていくとガンや免疫系の病気予防に効果があると思います。
  • 女性 NONOKO

    私はキノコ類が大好きでよく食べているのですが、先日ふと「犬はキノコを食べても大丈夫なのだろうか?」と考えていたところでした。我が家には愛犬の柴犬がおります。室内で飼っているので、私たちがご飯を食べているとじ~っと見てきます。その姿は可愛いのですが、人間の食べ物は与えたことはありません。一度落ちていたしめじを食べてしまったのですが、あまり好みではなかったようで吐いてしまったことがあります。人間は自分の意志でよく噛んで食べることができますが、キノコ類はよく噛まないとあまり消化が良くないですよね。しかし、他の方もコメントを書かれていますが、大量に与えなければ犬にとっても良い食べ物になるようですね。細かくしてあげてみようと思います。
  • 女性 ぽんぽん

    犬もきのこを食べて、がん予防の効果があると知り驚きました。ドッグフードの原料欄でもみたことがなかったので、犬の身体にもいいことにびっくりです。与える量や繊維を刻むことなど注意は必要そうですが、その手間を上回るほどのメリットだと思います。うちの子はアレルギーの可能性もあるので時間のあるときにまずは少量、ためしてみたいと思います。
    どんな調理にしようかな、と考えていましたが乾燥しいたけの戻し汁を使った料理、とてもいいですね。香りもよさそうですし、だしが出る分、味気のないわんこのご飯もおいしくなりそうです。だし汁でなんちゃってリゾットやチキンを煮込んだり、おいしそうですよね。栄養も取れて手軽で、なんだか得した気分です。
  • 40代 女性 シュガー

    以前、犬の薬膳料理のセミナーを受けたことがあって、キノコは季節問わず必ず食べさせた方が良いと聞きました。なのでそれ以来手作り食にはなんらかのキノコ類を入れています。
    しかし繊維が豊富で犬は消化しにくいため、出来る限り細かく刻むか、フードプロセッサーで細かくしています。
    特にしいたけやまいたけは、いいダシが出るようなで、香も良く食いつきが良くなります。
    量はお肉300g程度にしいたけ1枚とほんのちょっとですが、このちょっとで全然違うから不思議。
    以前有名な犬用デリのお店で、犬用のハンバーグが人間が食べてもおいしかったので中に何が入っているのかを聞いたら、やはりしいたけが入っていましたよ。干ししいたけだといっそういい味になります。
  • 40代 女性 SUSU

    時間のある日の夕ご飯は手作りご飯を作るようにしています。
    我が家もキノコ類は夕ご飯の食材として用いることが多く、必然的に愛犬のご飯にもキノコ類はよく使うことになります。
    記事にもありますが、キノコ類は免疫力を上げる作用のあるβグルカンが豊富に含まれているためガン予防にも効果的です。食物繊維が豊富なことから整腸作用としても期待できる食材です。椎茸にはエリタデニンと呼ばれる椎茸特有の成分が含まれており、動脈硬化の予防にもつながります。こう書くと悪い所がない完璧な食材のように思いますが、消化が悪いという点においては注意が必要です。健康に問題のないワンコであれば、細かくみじん切りをすることで特に問題はないと思いますが、お腹を壊していたり、消化機能が弱っている場合には入れない方が無難かなと思います。なお、記事もあったように、キノコ類は火を通すことが大前提ですが、唯一、白いマッシュルームだけは生で与えることが可能です。(もちろん、火を通しても問題ありません。)
    記事にはありませんでしたが、なめこもおすすめです。なめこ特有のヌルヌルしたものはムチンと呼ばれる成分で、発ガン物質を体外に出す働きをしてくれます。細かく刻んでご飯に入れるとスープが少しとろっとします。これが苦手な子は嫌がるかもしれません。その場合にはみじん切りしたものを焼いてトッピングしても良いのかなと思います。
    また、記事にあった干し椎茸についてですが、我が家の愛犬も干し椎茸は大好きです。椎茸よりも香りが強く少量でも風味付けとして効果的です。干し椎茸の戻し汁は好き嫌いが分かれるところだと思いますが、鰹節や骨の出汁と共に入れると食べてくれることが多いと思います。干し椎茸の戻し汁はストレスが溜まったワンコにも効果的だと言われており、ストレスによって免疫力が下がることで起こりうる様々なトラブルから守ってくれる役割も担ってくれる優秀な食材の1つです。我が家ではレバークッキーを作る際の水分として戻し汁を入れることもあります。戻し汁だけでは口に入れてくれない場合にも、何か他の物と合わせることで取り入れることが出来るのではないかなと思っています。
    なお、最近ではドライフードにもアガリクス茸というキノコの一種を配合しているものもあります。アーテミスのアガリクスI/Sというフードで、我が家でもローテーションの1つとして選択しています。アガリクスは人間のサプリメントとしても有名で、ガン予防として購入される方も多いと聞いています。免疫力を上げるためにはお薦めのフードです。手作りご飯やトッピングご飯に興味はあるが不安もあり躊躇してしまう、といった場合にはこのようなフードを試されるのも良いのかなと思います。
  • 女性 魚

    私も愛犬の手作りごはんにキノコは必ず入れるようにしています。シイタケか舞茸をすこしだけ、4食分でシイタケ小さいの1枚くらいの量をみじん切りにして加えています。最近ハナビラタケというのがβグルカンの含有率がダントツで高く、ペットの手作り食用の乾燥ハナビラタケが販売されていますので、生の食材が冷蔵庫にない時はそれを使っています。
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