犬のストレス!飼い主が気付きにくい5つのこと

【獣医師監修】犬のストレス!飼い主が気付きにくい5つのこと

犬のストレスといえば、どんなことを想像しますか?「ケージの中でじっとしている事」「散歩に連れて行ってもらえない事」「遊んでもらえない事」・・・。犬のストレスについて考えてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が感じるストレス

犬の顔

ストレス…生体に外的・精神的に刺激が加わった時に生体が示す反応。

わんこを飼っている方ならば、一度は犬のストレスについて考えた事があると思います。
私たち人間と同じように、わんこがストレスと感じる“刺激”は様々なものがあり、その耐性も様々です。

人間でも「注射」が失神しちゃうほど怖い人もいれば、全然平気な人もいる。
人と関わる事が好きで接客業を仕事に選ぶ人もいれば、人付き合いが苦手で接客業を選びたくない人もいる。

このようにストレスと感じるものは様々で、一般的に「犬のストレス」といえば、

  • ずっとケージの中にいる
  • 散歩に連れて行ってもらえない
  • 遊んでもらえない

などのイメージが強いかもしれません。

しかし、これらと相反する事柄でも「犬のストレス」になっているかもしれませんよ!

犬の5大ストレス

犬を触る少年

かまいすぎ

『わんこは元気に走り回って飼い主さんとガッツリ遊ぶことを喜ぶ』

と思いがちですが、 わんこにもプライベートなひとり静かに過ごせる時間が欲しい時もあります。
そんな時に飼い主さんの都合でかまってしまうことが、ストレスになってしまう事もあります。

家族の多い家庭や、小さなお子さんのいる家庭に迎え入れたわんこには特に配慮してあげたいことです。

外が丸見え

わんこは外を眺めることがとても好きです。日向ぼっこしながら窓際でまったりしていることも多いかと思います。

しかし、常に外を監視しているように人や他の犬が通るたびに警戒や威嚇して吠えるようなら、わんこは家の中で常に警備態勢にあるかもしれません。

外が見えないように工夫し、「常に気を張る必要はない」という事を教えてあげなければ、わんこは常に緊張状態になってしまう可能性もあります。

雷などの大きな音

雷や花火、バイクや車のマフラー音などの大きな音を怖がる犬も多くいます。
飼い主さんにはその音をどうすることもできませんが、怖がっている犬のストレスを減らしてあげる工夫をしましょう。

外の音が聞こえにくい空間をつくる、テレビやラジオをつけ怖い音を緩和する、大好きなおやつやおもちゃを使って遊びながら気を紛らわす、、、。
音に関しては「仔犬の頃から音に慣らすトレーニングをする」「気を紛らわす」ことが効果的です。

家の中で飼い主のストーカーになる

「分離不安」と言われたりしますが、飼い主さんがいないと不安でいっぱいになってしまうわんこの特徴が、家の中で飼い主さんを常に監視していることです。
ひどくなると留守番の時にその過度な不安により物を破壊したり、吠え続けたり、家の至るところで粗相をしたりします。

これは、わんこのしつけに問題がある以外に飼い主さんの心の不安感などがわんこに伝わっている事があります。

安心して眠れる自分の居場所がない

わんこが過ごす部屋にわんこの居場所がないと落ち着くことができません。
疲れた時はその場所に行って誰にも邪魔されないで安心して眠れる場所が必要です。

よくありがちなケースは飼い主さんがある日突然クレートやケージを用意してきて、

「さぁ、ここがお前の小屋だよ」

と人の出入りの激しい場所や、外の音がよく聞こえる騒がしい場所に設置しておいて、

「うちの子はハウスが嫌いで・・・」と悩むパターンです。

わんこからしてみれば、怖い何かの罠のような檻を騒がしい場所に置かれてそこで休めと命令される・・・ストレスになってしまいます。
家の設計上、騒がしくない場所にわんこの居場所を確保することが難しい場合もあるかと思います。

そんな時の為にも仔犬の頃からの「クレートトレーニング」が効果的です。

ストレスを犬目線で見る。

顔をあげるチワワ

動物に関わる仕事では重要視されていますが、意外とそのわんこのおうちでは飼い主目線で犬のストレスを考えてしまって“犬目線でのストレス”が重要視されていないことがあります。
特にわんこのしつけに困っている飼い主さんは一度、“犬目線でのストレス”を考えてみると良いかもしれません。

わんこにストレスがかかる➡わんこが問題行動➡飼い主さんストレス・怒る➡わんこストレス➡問題行動

といった負のループに悩んでしまうことがあります。こういった場合はわんこのしつけの仕方を学ぶより先に、わんこのストレスを学ぶ事が必要になります。

まとめ

わんこのストレスを知れば、しつけを躍起になって猛勉強しなくとも、自然と問題行動の改善や予防が出来てしまうことってたくさんあります。
その為には、わんこの生体と習性、行動パターンを知るともっとわんこのストレスが理解できると思います。

飼い主が考える犬のストレスと、わんこが感じるストレスが一致したならば、本来しつけを学ばなくともお互いに快適に生活出来てしまうのではないかなぁと思います。

わんこのストレスを“犬目線で”知れば、人とわんこのより良い関係につながります。

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